(4/20)【ミャンマー難民支援】避難を強いられている方2,000人以上に食料と医療支援を届けることができました [2022年04月20日(Wed)]
温かいご支援をお寄せいただき心より感謝申し上げます。 2021年2月以降、情勢が悪化している ミャンマーでは、依然として人々が 厳しい生活を強いられています。 UNHCRによると、ミャンマー国内で 503,000人以上の避難民が発生しています(※1)。 特にミャンマー南東部では、 数か月にわたって空爆が続き、 人々が命を守ることが難しくなっており、 避難民が増加しています。 (※1)Myanmar emergency regional update | Global Focus (unhcr.org) MYANMAR EMERGENCY UPDATEas of 1 March 2022) ADRAは皆様からのご支援のもと、 避難民が多く発生している ミャンマー南東部・カレン州にて 支援活動に取り組み、 避難されている方々に、食料支援や 医療支援等を届けることができております。 (写真:空襲から逃れ、洞窟やジャングルの中に身を潜める避難民の方々 2022年2月:カレン州) 避難をしている方々は、 ジャングルや洞窟の中に 身を潜めており、 基本的な医療サービスを 受けられる環境がありません。 そこでADRAは、基本的な医療ケアを 提供できる現地パートナーと連携し、 医薬品等を備えたチームを 避難者の元に送っています。 すでに2,340人以上の方に 医療サービスを 提供することができました。 (写真:目立たない夜間に医療サービスを提供 2022年2月・カレン州)(写真:より高度な治療が必要な方をクリニックに移送 2022年・カレン州) また、食料の確保が困難な 避難生活が続く中、 ADRAは地元のパートナーの 協力のもと、 お米やひよこ豆、食用油等の入った 食料パッケージを2,100人の方々に 配付することができました。 さらに、支援を必要としている 5,760人の避難民の方々に 毎月食料を届ける 支援もスタートしています。 (写真:食料パッケージの配付 2022年2月・カレン州) 今後は、医療サービスの提供や 食料支援を続けながら、 避難生活における衛生状況と 水へのアクセスを改善するため、 衛生用品や浄水フィルターの配付のほか、 トイレの設置や、地域全体の水源の復旧・拡張、 重力を利用した送水システムの整備にも 取り組んでいきます。 この活動により、20,000人の方の 衛生環境と水への アクセスが改善する予定です。 またカレン州以外にも高い緊張状態が続き、 多くの方が避難を強いられている地域が あります。 ADRAはそれらの地域にも 支援の手を広げていけるよう、 調整を進めています。 治安状況は厳しく、 危険と隣り合わせの中ではありますが、 皆様のお支えのもと、 今後も避難生活を強いられている方々に寄り添い、 支援を届けてまいります。 皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。 |