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(12/9) YouTube動画「災害ボランティアにおける足湯って?」を公開! [2022年12月09日(Fri)]


YouTube動画をアップしました!



この動画がよかったら、「いいね!」ボタンを、

そしてチャンネル登録もよろしくお願いいたします!


<動画リンク>



(執筆:国内事業課 三原 千佳)




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Posted by ADRA Japan at 15:04 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
(10/28) YouTube動画「ADRAスタッフの一日」を公開! [2022年10月28日(Fri)]


皆さんこんにちは!
事業部の中西です。


ADRA JapanのブログやYouTubeでは、
駐在員の生活や活動国、
地域の様子をお伝えしていますが、


日本側にいるスタッフは
どのような仕事をしているのか
気になる方もいるのではないでしょうか?


そこで、今回は起きてから寝るまでの
「ADRAスタッフの一日」を
動画にてご紹介したいと思います♪


この日は、とあるADRAスタッフの〇〇〇を
みんなでお祝いしたので、
その様子も映っています。


この動画がよかったら、「いいね!」ボタンを、
そしてチャンネル登録もよろしくお願いいたします!






(執筆:事業部所属 中西 萌)


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Posted by ADRA Japan at 11:44 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
(10/15) あれから16年。コソボの木にプレートを設置しました。 [2021年10月15日(Fri)]


ヨーロッパ、バルカン半島にある
小さな国、コソボ。




長年紛争が続いていた国です。




ADRA Japanは
紛争直後の1999年から
2002年まで、復興を支える
教育支援に取り組み、


その後も日本とコソボの子どもたちが
お互いに平和を考える機会となるよう
学校交流事業を続けてきました。




コソボ紛争から6年後の2005年、


「戦争から立ち直った日本を訪れることで、
憎しみを断ち切り、平和を創り出す
道筋を見つけてほしい」


という


コソボの民族分断の象徴的な街であった
ミトロビツァのノンダブルカ校、
ラティフ校長からの想いも受け
コソボの子どもたちを日本に迎えました。




子どもたちの日本滞在中は
日本の子どもたちと一緒に
広島を訪れたり、


国連児童基金(ユニセフ)と実施した
平和をテーマにしたシンポジウムに
参加したり、


日本でのボランティア活動に参加する
機会を持ちました。



写真1:2005年の集合写真.png


(2005年のコソボの子ども達の写真)




その最終日、
ADRA Japan事務所のある渋谷区、
グリーンバード
原宿少年少女合唱団のご協力を得て、
渋谷区はるのおがわプレーパーク(はるプレ)にて、
平和の交流を記念し
「黄金もちのき」を植樹しました。



写真2:植樹_引率の先生と木.png


写真3:植樹集合写真.JPG


(植樹した当時の写真)




あれから16年たった
2021年9月28日、


アルバー・メフメティ臨時代理大使、
長谷部健渋谷区長、
浦島靖成事務局長、
瀬戸典子理事
(原宿少年少女合唱団代表)、


そして、
木を守り続けてくださった
はるプレのスタッフの方々の
立ち合いのもと、


木のそばにプレートを
設置することができました。



写真4:プレート設置.png


写真6:プレートレイアウト.jpg




もちのきの花言葉は「時の流れ」。



時は流れましたが、
平和を思う気持ち、
日本とコソボの友情、
人と人とのつながり、
大切なものは途絶えることなく、
この日を迎えることができました。



写真5:集合写真.png




2005年の植樹イベントに
参加した最年少は4歳。
今年、成人を迎えました。


日本を訪れたコソボの子ども達は、
30歳前後となっているでしょうか。


平和に対する想いと
実現する力を持った大人と
なっていることと思います。




黄金もちのきの成長は
ゆっくりだそうです。


これからも、平和への想いを寄せつつ、
この木が少しずつ成長していく様子を
追いかけていきたいと思います。




(執筆:総務部 渡辺千里)

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Posted by ADRA Japan at 13:45 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
(3/17) ADRA JapanとADRA Network [2021年03月17日(Wed)]


皆さん、こんにちは。

本日は私たちADRA Japanと世界のADRA支部との関係(ネットワーク)についてご紹介します。



ADRAは、“Adventist Development and Relief Agency”という英語の頭文字をとった略称で、その名の通り開発支援と救援(緊急支援)を中心に活動しています。

ADRAの支部は、現在世界約120の国と地域にあり人種・宗教・政治の区別なく支援活動をしています。

本部は、アメリカの東海岸メリーランド州にあります。

この本部(ADRA International)を中心とし、ADRAネットワークと呼ばれる世界に広がるADRA支部同士の相互協力の組織体を形成しています。




世界ADRA1.jpg




そして、各国の支部は、Supporting Office(支援国支部)とImplementing Office(実施国支部)に分かれてそれぞれの役割を担っており、支援国内で災害が発生した際には実施国支部として活動することもあります。




世界ADRA2.png




ADRAネットワーク内には9つの地域事務所があり、ADRA JapanはADRA Asia Regional Office(ARO:アジア地域事務所)の統括下にあるSupporting Office(支援国)です。

AROはタイの首都バンコクに所在しています。

アジア地域には17の支部があり、そのうち支援を行う側であるSupporting Officeは日本と韓国、中国(香港)の3支部です。

各ADRA支部は、他支部との連携を大切にしています。

ADRAネットワーク会議に出席して支援の方向性を検討したり、他の支部を訪問して事業に関する協議を行ったりします。

ADRA Lao(ラオス支部)やADRA Mongolia(モンゴル支部)のスタッフがADRA Japanの事務所を訪問したこともあります。




世界ADRA3.jpg

[ADRA ネットワーク会議の様子]




ADRAネットワークの特徴を活かして、各支部間の緊密な連携のもとで、迅速に多くの情報を世界中から得ることができます。

特に災害発生時は、被災国の支部から情報が届くので、直ちに正確な状況を把握し、現地への支援の必要性を検討することができます。

また支部同士の協力の中で、より大きな支援を届けることもできます。



そして何よりも、いざ支援活動を実施する際には、事業地に根付き、現場のことを知り尽くした支部の存在が大きな力となります。

例えば、過去のブログでもご紹介したように、イエメンでの支援においては日本人スタッフが渡航することができませんでしたが、イエメン支部の働きによって事業を継続させることができました。

現地に住み、現地の言葉を話す現地スタッフの存在は(場合によっては自らも避難民や被災者となることもありますが)事業の成功に大きく寄与します。

国際協力においては、事業を行う際のパートナー選びは非常に重要であり、事業全体の命運が懸かっていると言っても過言ではありません。

ADRAは各国に信頼できる支部を持つことで、この重要なポイントにおいて大きなアドバンテージを持っていると言えます。



ADRA Japanは、ADRAグループの一員としてADRAネットワークにおける各支部との連携を強化し、より良い事業が実施できるよう尽力していきたいと考えています。

皆さまからのご支援に対する感謝の気持ちを忘れず、今後もより多くの方々に支援を届けることができるよう活動してまいります。


(執筆:事業部マネージャー 杉本亜季)



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Posted by ADRA Japan at 11:00 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
(3/4) 【スタッフのつぶやき】アラビア語のことわざ [2021年03月04日(Thu)]


皆さん、こんにちは!僕はM.R.K Shin です。

現在ADRA Japanでインターンをしています。

僕はアラビア圏出身で、アラビア語を母国語としていますけど、英語も日本語も話すことができます。

現在、東京都で大学に通いながらさまざまな面白い日本語の言葉や表現を学びましたので、アラビア語の言葉や表現も共有したいな〜と思いました。

それで、日本人の方も楽しみながらアラビア語が学べないかと思い、皆さんにアラビア語の楽しさをお伝えしたいと思います。



恐らく、皆さんは「アラビア語は難しい」と思っていませんか?

「読めない」または「アルファベットとは全く違う」という戸惑いはかなりありませんか?

見慣れない文字なので少し難しいかもしれません。

アラビア語の読み方に関して皆さんご存知でしょうか。

日本語とは逆ですね。右から左に読みます。

こんなアラビア語ですが、このブログを読むとアラビア語を学びたくなる気持ちになると思います。

アラビア語の部分はカタカナで発音を書きましたので安心して楽しみながら学んでくださいね〜。



アラビア語の中にもあることわざで、実は日本でも似たようなことわざや成句が結構使われています! 

僕は日本語のことわざが好きです。

実は、ことわざを読むと文化的なことを理解し、人間関係も明るくなるそうです。

本日は楽しみながらアラビア語の言葉や表現を学ぶことを目標に、日本語とアラビア語にあることわざを見てみましょう!



@ اذا كان صاحبك عسل فلا تلحسه كله

アラビア語表現「イザ・カン・サヒブカ・アーサル・ファラ・タルハスフ・クラーフ(甘い友達があれば、全てを舐めないでください)

英語翻訳: If your friend is honey, don't lick him all

日本語での近いことわざ「親しき仲にも礼儀あり」


つまり、自分の友達または相手が優しいなら、その人の優しさを悪用しないでください、という意味です。

たとえば優しい友達に出会うと、その人に色々許してもらえるから段々と優しさを悪用するような人がいます。

優しいからと、いろいろと甘えてしまう人がいます。

しかし、相手を頼り過ぎれば結果として、相手に迷惑をかけてしまいます。

いろいろしてもらえるからといって、自分勝手に甘え続けるのは良くありません。



A عرج الجمل من شفته

アラビア語表現「アラジャ・アルジャマル・ミン・シフト(ラクダの足が止まった理由は唇からです)」

英語の翻訳: A bad workman always blames the tools.

日本語での近いことわざ「弘法筆を選ばず」


つまり、「働けない理由は歩けない」または「仕方ない」という意味もありますが、それは働けない理由とは全く関係ないです。

わがままな人や下手な人ほど、これは自分の問題ではなく、環境や状況の問題であると言います。

そして、自分が悪いとは認めません。自分以外のことのせいにします。



B الجار قبل الدار

アラビア語表現「アルジャッル・カブラ・アッダル(自分より近所の方が大切です)

英語の翻訳:One can live without friends, but not without neighbors.

日本語で近い成句「汝の隣人を愛せよ」

つまり、自分のことを考える前にお隣さんのことを考えるべきです。

アラブ文化で近所や周りの人は大切です。

お互いの関係を良くするためには、わがままな考え方はできません。

あまり好まない手伝いであっても、できるだけするべきです。



C اسأل مجرب و لا تسأل حكيم

アラビア語表現「イスアル・ムジャッレブ・ワラ・テスアル・ハキム(経験者は賢者より意識があるはずです)

英語の翻訳:Experience without learning is better than learning without experience.

日本語で近いことわざ「習うより慣れよ」


つまり、経験することは重要なことです。

もし、何か仕事をするときに頭が良いけど経験無しの人だったら、あんまり仕事をすることができません。

それよりも、昔その状況を経験した人が仕事を手伝ってくれた方が仕事は進みますし、自分自身もその人の経験から学ぶことができます。

やはり、知識より経験が大変役に立ちます。

他人の経験から何か学んだ方が良いです。



いかがでしたか? 言葉の意味を想像することができましたか?

日本語とアラビア語の似たようなことわざを見ると、親近感がわきませんか?

確かに、ことわざはその国の文化・伝統・人間関係の中から作られており、アラビア語にはアラビア語の言葉の美しさがあり、日本語には日本語の言葉美しさがあると思います。

その国にしかない言葉の美しさというのは、恐らく全世界共通でしょう。

アラビア語のことわざにはラクダがでてきたり、日本語では弘法がでてきたり、面白いですよね。

ぜひ、皆さんもアラビア語に興味を持って、そして楽しんで学んでみてください。


(執筆:ADRA Japanインターン M.R.K Shin)



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Posted by ADRA Japan at 18:00 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
(9/16) 【スタッフのつぶやき】委ねるということ [2020年09月16日(Wed)]


皆さま、いかがお過ごしですか。事務局長の浦島靖成です。



7月前後に九州や西日本の各地に災害が発生することが、ここ数年当たり前のようになってきてしまいました。

今回の「令和2年7月豪雨」災害で被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。



これまでADRA Japan は災害が発生した際には、現地にスタッフを派遣して調査を行い、得られた情報に基づいて被災された方々の支援を実施してきました。

今年も同じように、九州での豪雨被害が大きそうだとの情報が入りすぐにでも現地に飛んで行きたかったのですが、今回はそれをすることができませんでした。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、特別な要請を受けた一部の団体以外は原則的に県をまたいだ支援を行わないように、という方向性が全国の支援団体に対して明確に示されたからです。



被災地域がどこであれ、都道府県内のみの対応ということでは大変限られた支援活動しかできません。

やはり、県外からの支援があると助かるわけです。

しかし、日本各地から被災地に支援者が入ることにより、感染症を持ち込むことになり、ただでさえ災害によって医療サービスが限定的な状況になっているところに上乗せする形で医療崩壊の要因をもたらすべきではないとされているのです。



現場に行きたいのに、それができないという状況においては、その地域で動くことができる誰かとのつながりを活かして何かをする以外に方策はありません。

そこで、信頼できる人にお願いをして、現場に行っていただき、被災された方のお話やニーズを聞いてもらい、得られた情報に基づいて支援するということをADRA Japan は現在実施しています。

必ずしも我々が思ったように事が運ばないこともありますが、しかし一方でこの方法でうまく活動がでるようになれば、人員や資金が限られた我々自身が現場に行くよりも、各地で多発する災害に的確に対応する上では、ずっと効率的に動くことができるということにも気づかされています。



旧約聖書の箴言16章3節には、「あなたの業を主にゆだねれば/計らうことは固く立つ」と書かれています。



自分が、あるいは自団体が、どれだけのことを成し得るのかという、ある種の業績主義的な視点を持つことをやめて、現場の必要に応えることを第一に考えるのであれば、実はこれが一番大切なことなのではないかと考えています。



ADRA_Kumamoto_4.JPG


[現地で支援物資を受け取った被災地の方々]




(執筆:事務局長 浦島 靖成



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Posted by ADRA Japan at 12:22 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(8/26)【スタッフのつぶやき】使命感 [2020年08月26日(Wed)]


皆さま、いかがお過ごしですか。事務局長の浦島靖成です。



現在ADRA Japan では14名の常勤スタッフが働いています。

ボランティアと勘違いされる場合がありますが、団体に雇用され給与を受け取って働いているプロの職員たちです。



国際協力の分野で働く人の数は、決して多くはありません。

人材確保も難航する場合がよくあります。

大前提として外国語ができないといけませんし、マネジメント能力も必要となりますが、スキルを求められる割には他職に比べて給与額があまり高くないということもその理由になっているのではないかと思います。



このほど、ADRA Japan で5年半働いたスタッフが、次のステップに進むために退職しました。

入職当時はとても線の細い青年が、良く努力をして成長し、今は非常に頼れる人材になりました。

将来は教育支援の専門家になりたいという夢を持っており、今回は、今後のステップアップのために、海外の大学院に留学しました。



このように、国際協力の分野で働く人たちの多くは、自分の人生プランをきちんと持ち、どうしたらより良い働き手として成長できるかを常に考え、将来を見据えて働いています。

ですから、転職をしたり、仕事を辞めて学校に行ったりといった身のこなしが軽やかです。

また、もともと他の職業に就いていた人が、国際協力に携わりたいという強い思いを持って、キャリアを捨ててこの分野に飛び込んで来る場合もあります。

これらはひとえに、何か人の役に立ちたい、世界の不条理やひずみを少しでも是正したい、困っている人を助けたいという純粋な思いからのことであり、どうやってお金を稼ぐかといった発想は彼らの中にはありません(だからと言って給与が安くても構わないということではなく、団体のマネジメントを担う者として、職員の生活を守るために必要な給与を確保し、それを改善していく務めがあることは認識しています)。



そういう彼らを動かす原動力になっているのは、使命感にほかならないと思っています。

このようなスタッフたちを心から誇りに思います。

そして一緒に働く中で、たくさん学ばせてもらっています。

使命感は本人だけではなく周りをも元気にするものだと思わされています。



旧約聖書には、こう書かれています。

「命は慈善の道にある。この道を踏む人に死はない。」(箴言12章28節)



誰かのためになりたいと思って働いている人たちの歩みが、今日も守られるように祈りたいと思います。



(執筆:事務局長 浦島 靖成



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Posted by ADRA Japan at 13:21 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(7/10) 【スタッフのつぶやき】一人ひとりの人生に意味がある [2020年07月10日(Fri)]


皆様、いかがお過ごしですか。事務局長の浦島靖成です。



長年ADRA Japan で働いてきた二人のスタッフが、先日、異口同音にあることを言っていました。

一人は海外事業課に所属し、アフリカでの教育開発事業などに携わってきました。

教育支援事業では、校舎を建築したり、水道やトイレも併せて作ったり、教員向けの研修を提供したり、親が子供を学校に通わせてくれるように教育の大切さについて啓発活動をしたりします。

もう一人は国内事業課で、日本国内の緊急救援などに携わってきました。

避難生活を送っておられる方に対し、食料、水、衛生用品などの配付、衣類や寝具の提供、避難場所の確保など、短期間に集中して命を守るための支援をする場面が多くあります。

その二人はしかし、異口同音に次のことを言っていました。

私たちが支援を行う者としてできることというのは、校舎にしても支援物資にしても、人々が必要としているすべてを提供することはできず、ほんの一部だけである。

研修や啓発活動など、形のないものを提供するとしても、その範囲は非常に限られている。

しかし、そのように限られた支援であったとしても、それを受け取った人が、やがては人生には生きる意味があるということを感じてほしいと思って業務に携わってきたし、これからもそのことを目指して働きをしていきたい、と。



数日分の食料を受け取っただけでは、状況は全く変わりません。

しかし、それでも私たちがその支援に意味があると考えるのは、そのことを通して、自分たちは見捨てられてはいないんだ、誰かが自分たちのことを心にかけてくれているのだということに気づいてほしいと思うからです。

そしてその気づきが生きる力につながり、ひいては、人生には生きる意味があると思ってほしいと願っているからです。



少々大げさかも知れません。

しかし、世界のどこに住んでいる人にとっても、共通して最も大切なのは、自分が生きていて良いのだと思えることです。

私たちに与えられている人生には、生きる価値があることに気づけることです。

私たちはこれからも、そのことを目指して、支援の行き届いていない場所に必要な支援を届けて行きたいと願っています。



(執筆:事務局長 浦島 靖成



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Posted by ADRA Japan at 13:23 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(6/12) 【スタッフのつぶやき】支援現場において最も大切なこと [2020年06月12日(Fri)]


皆様、いかがお過ごしですか。

事務局長の浦島靖成です。



ADRA Japanは現在、ネパールで小児保健事業を行っています。

ある時、支援をしている保健施設に2歳にして体重3,500gの女の子がやって来ました。

日本女児の成長曲線を見ると、生後2か月で下限が3,500gを超えますので、それを考えると、驚異的な小ささであると言えます。

よくぞ2年間命を落とさずにきたと思います。



このようなことになった背景について話をよく聞いてみると、ネパールの人たちが信頼を寄せる対象として、伝統的ヒーラーの存在があることが分かりました。

彼らは、病気にかかった人などがいると、昔から伝わる民間療法で対処することに加えて、お祈りやおまじないなどの宗教的儀式も行います。

そんなものに任せておいたら、いつまで経っても子どもたちの健康が確保できない、一刻も早く止めさせて、きちんとした医療を受けさせるべきだ、と言いたくなります。

ですがそこは宗教や信仰の話です。

そう簡単には行かない事情があります。

先進国にも自分の信仰を理由に治療を拒否して亡くなっていく方々もおられます。

健康回復ということを第一に考えるのであれば、そんなことはすぐにやめさせなければなりません。

しかし、かく言う私も信仰を持つ者なので、そのメンタリティは理解しています。

常識的に考えてそれがどんなにナンセンスなことであったとしても、信仰は時に命をかけて守らなければならないものなのです。

そうした思いを持っている人に対して、健康回復ということだけを理由にして信仰を捨てろとは言えないし、そのようなことを言ったとしても決して理解をしてはもらえません。



支援に携わっていると、時々こうした場面に直面します。

そして、支援の手を差し伸べるとは、人を助けるとはどういうことか?という問いに直面するのです。

最も大切なことは、その人の必要に応えるということです。

時にその人自身が自分の本当の必要に気づいていないこともあります。

ですので、それを一緒に探していくことも支援には含まれるのです。

だから寄り添う姿勢が何よりも大切です。

それぞれの支援の現場において、一人ひとりに寄り添いつつ、共に一番の解決方法を見出していきたいと思います。



(執筆:事務局長 浦島 靖成



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Posted by ADRA Japan at 11:48 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(5/22) 【スタッフのつぶやき】ADRAの新型コロナウィルス感染症の対応 [2020年05月22日(Fri)]


皆さま、いかがお過ごしですか。事務局長の浦島です。



「コロナ疲れ」という言葉が聞かれるほど、皆さま、ここ数か月は、毎日のように新型コロナウィルス感染症のニュースばかりを見たり聞いたりしておられることと思います。

もう、うんざりというのが正直なところではないかと思います。



ADRAは世界の約130か国に支部を有していますが、海外支部の各事務所は、日本支部であるADRA Japan よりもずっと厳しい状況に面しています。

というのは、皆さまも報道などを通してご存じのとおり、いわゆるロックダウンが実際に発令されているからです。

海外のロックダウンのほとんどは、実質的な外出禁止令ですので、外を出歩いていると警官に呼び止められて叩かれたりするというのです。



そのような状況下にあっては、どの事業地でも活動を休止せざるを得ません。

特に、学校建築を行っている現場などでは、建築作業は無論のこと、資材を調達してくれる業者への支払いもできなければ、それに関連する会計処理も進みません。



このような状況の中、ADRAは、世界の130か国にある支部とインターネットを介したオンライン会議を繰り返しながら、こんな時に何ができるだろうかということを考えています。

そして、「今」自分たちにできることは何かということを考えて、毎週会議を繰り返す、そんな仲間たちを、とても頼もしく思います。



そして、現在、世界のADRA支部の半数以上において、さまざまな活動が始められています。

以下は、その一例です。

アフガニスタンでは、ヘラート州に住む感染患者および感染患者をケアする医療関係者を家族に持つ300世帯を対象に、小麦粉、レンズマメ、塩などの食糧と、石けんや洗剤を配付しました。

ケニアでは、スラム街の高齢者や出産直後の女性、障がい者などの特に支援を必要とする家庭300世帯に石けん、手の消毒液および安全な水を配付しました。また同じスラム街に手洗い場を17基設置しました。

パラグアイでは、保健医療福祉従事者を対象に、新型コロナウィルスの予防や感染管理などについての訓練を提供しました。また、食糧配付の準備を進めています。



私の好きな聖書の言葉に

「施すべき相手に善行を拒むな。あなたの手にその力があるなら。(箴言3章27節)」

というものがあります。



私たちそれぞれに、今何ができるかということをしっかり見極めていきたいと思っています。

そして、何かできることがあるなら、それを惜しまずに行っていきたいと思います。

そうした姿勢こそが、今のこの閉塞感を打開するための第一歩になると信じて、前進していきたいです。



(執筆:ADRA Japan 常務理事/事務局長 浦島 靖成



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Posted by ADRA Japan at 11:32 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
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