皆さん、こんにちは!僕はM.R.K Shin です。
現在ADRA Japanでインターンをしています。
僕はアラビア圏出身で、アラビア語を母国語としていますけど、英語も日本語も話すことができます。
現在、東京都で大学に通いながらさまざまな面白い日本語の言葉や表現を学びましたので、アラビア語の言葉や表現も共有したいな〜と思いました。
それで、日本人の方も楽しみながらアラビア語が学べないかと思い、皆さんにアラビア語の楽しさをお伝えしたいと思います。
恐らく、皆さんは「アラビア語は難しい」と思っていませんか?
「読めない」または「アルファベットとは全く違う」という戸惑いはかなりありませんか?
見慣れない文字なので少し難しいかもしれません。
アラビア語の読み方に関して皆さんご存知でしょうか。
日本語とは逆ですね。右から左に読みます。
こんなアラビア語ですが、このブログを読むとアラビア語を学びたくなる気持ちになると思います。
アラビア語の部分はカタカナで発音を書きましたので安心して楽しみながら学んでくださいね〜。
アラビア語の中にもあることわざで、実は日本でも似たようなことわざや成句が結構使われています!
僕は日本語のことわざが好きです。
実は、ことわざを読むと文化的なことを理解し、人間関係も明るくなるそうです。
本日は楽しみながらアラビア語の言葉や表現を学ぶことを目標に、日本語とアラビア語にあることわざを見てみましょう!
@ اذا كان صاحبك عسل فلا تلحسه كله
アラビア語表現「イザ・カン・サヒブカ・アーサル・ファラ・タルハスフ・クラーフ(甘い友達があれば、全てを舐めないでください)
英語翻訳: If your friend is honey, don't lick him all
日本語での近いことわざ「親しき仲にも礼儀あり」つまり、自分の友達または相手が優しいなら、その人の優しさを悪用しないでください、という意味です。
たとえば優しい友達に出会うと、その人に色々許してもらえるから段々と優しさを悪用するような人がいます。
優しいからと、いろいろと甘えてしまう人がいます。
しかし、相手を頼り過ぎれば結果として、相手に迷惑をかけてしまいます。
いろいろしてもらえるからといって、自分勝手に甘え続けるのは良くありません。
A عرج الجمل من شفته
アラビア語表現「アラジャ・アルジャマル・ミン・シフト(ラクダの足が止まった理由は唇からです)」
英語の翻訳: A bad workman always blames the tools.
日本語での近いことわざ「弘法筆を選ばず」つまり、「働けない理由は歩けない」または「仕方ない」という意味もありますが、それは働けない理由とは全く関係ないです。
わがままな人や下手な人ほど、これは自分の問題ではなく、環境や状況の問題であると言います。
そして、自分が悪いとは認めません。自分以外のことのせいにします。
B الجار قبل الدار
アラビア語表現「アルジャッル・カブラ・アッダル(自分より近所の方が大切です)
英語の翻訳:One can live without friends, but not without neighbors.
日本語で近い成句「汝の隣人を愛せよ」
つまり、自分のことを考える前にお隣さんのことを考えるべきです。
アラブ文化で近所や周りの人は大切です。
お互いの関係を良くするためには、わがままな考え方はできません。
あまり好まない手伝いであっても、できるだけするべきです。
C اسأل مجرب و لا تسأل حكيم
アラビア語表現「イスアル・ムジャッレブ・ワラ・テスアル・ハキム(経験者は賢者より意識があるはずです)
英語の翻訳:Experience without learning is better than learning without experience.
日本語で近いことわざ「習うより慣れよ」つまり、経験することは重要なことです。
もし、何か仕事をするときに頭が良いけど経験無しの人だったら、あんまり仕事をすることができません。
それよりも、昔その状況を経験した人が仕事を手伝ってくれた方が仕事は進みますし、自分自身もその人の経験から学ぶことができます。
やはり、知識より経験が大変役に立ちます。
他人の経験から何か学んだ方が良いです。
いかがでしたか? 言葉の意味を想像することができましたか?
日本語とアラビア語の似たようなことわざを見ると、親近感がわきませんか?
確かに、ことわざはその国の文化・伝統・人間関係の中から作られており、アラビア語にはアラビア語の言葉の美しさがあり、日本語には日本語の言葉美しさがあると思います。
その国にしかない言葉の美しさというのは、恐らく全世界共通でしょう。
アラビア語のことわざにはラクダがでてきたり、日本語では弘法がでてきたり、面白いですよね。
ぜひ、皆さんもアラビア語に興味を持って、そして楽しんで学んでみてください。
(執筆:ADRA Japanインターン M.R.K Shin)
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