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(8/13) フォトボイス in 南スーダン・ナシール 後編 [2012年08月13日(Mon)]
前回のブログでは、ナシールの人たちが写真を撮り、思い思いに子どもにとって大切なこととは何かを教えてくれたことをお伝えしました。今回はその写真を元にしたディスカッションの様子をご紹介します。

まず、ナシールの人たちがADRAスタッフを前にして、子どもにとって大切な水、食糧、病院、教育に関してプレゼンテーションをしました。ADRAスタッフはその発表を聞き、ナシールの人たちとディスカッションを行ないました。その中でも特に活発な意見が交わされたのが、教育についてでした。

教育分野の発表者は人生経験豊かな、高齢の男性2人でした。


photo1.jpg
発表する男性


「私たちは教育が子どもたちにとって大切だと思います。子どもたちが学校で学ぶということはとても大切なことです。学校に行かず、マーケットで一日をすごすことがあってはなりません。木の下で勉強をするのではなく、雨季や砂嵐があっても勉強ができるように校舎を建てて子どもたちに学ぶ機会を与える必要があります。」

ADRAスタッフからは鋭い質問が投げかけられます。

「しかし、ナシールの多くの女児は学校に来ないで家にいます。また南スーダンでは女性の婚期が早いです。どのように彼女たちを学校に来させることができますか?」

「女性は初等教育を終えなければ結婚できないようにしたらいいと思います。私たちは親たちに子どもを学校に通わせるように働きかけないといけません。」


photo2.jpg
発表者(右)とADRAスタッフ(中央)のディスカッション


「確かに、初等教育を終わらせてから結婚するようにしたらいいかもしれません。ただ、学校に行かないで、結婚するという選択肢もあるのではないでしょうか?南スーダンの文化では結婚する時に新郎の家族が新婦の家族に対して牛を贈りますし、新婦側の家族にとっては悪くないのではないですか?」

「子どもたちは学校に通わせないといけません。牛の問題ではありません。初等教育は将来への投資です。教育を受けることが将来、彼らの生活の糧にもなります。それに読み書きや計算という基本的な教育は、日常生活にも必要になることです。もし男性が女性と結婚したいのであれば、初等教育を終えてから結婚するように促したらいいと思います。」

「子どもたちが学校から脱走したりしてしまう可能性はありませんか?」

「もし校舎が建てられれば、子どもが学校から逃げ出すということはありません。子どもたちは学校に通いたがっているのに、どうして学校から逃げ出すことがありますか。」


様々な意見が飛び交ったディスカッションが終わると、フォトボイス参加者の一人がこう言いました。

「私たち一人ひとりが写真を撮り、フォトボイスを実施することによって声を挙げましたが、これは個々の意見ではなく、コミュニティからの意見です。私たちはまだ助けを必要としています。どうか私たちを忘れないでください。」


photo3.jpg
参加者とADRAスタッフの集合写真


ADRA はこれらの意見をまとめ、次の事業形成の参考にしていきたいと考えています。
次回は南スーダン、パガック村の様子をお伝えします。

(文責:事業部 石橋和博

※南スーダン事業は、(特活)ジャパンプラットフォームの助成も受けて実施しています。またフォトボイスは、アフリカで活動を行っているNPO・NGOの広報基盤の強化を目的としたパナソニック株式会社の助成「Panasonic NPOサポート ファンド for アフリカ2012」により実施しています。

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | 企業・団体連携 | この記事のURL