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(6/21) ペルー便り 〜ペルー栄養改善事業 発芽野菜の利用〜 [2012年06月21日(Thu)]
ペルーで行なっている栄養バランス改善の活動では、発芽野菜の利用を推進しています。
発芽野菜というのはその名のとおり、発芽させて食べる野菜。スプラウトとも呼ばれ、もやしやアルファルファ、かいわれ大根、豆苗、発芽玄米などもその一種です。発芽させることで、種の時にはなかった栄養成分が生じます。ビタミン類を始め、鉄、カルシウム、ミネラル類などの栄養成分を豊富に含んでいます。


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左がレンズ豆、右がキヌアという穀物。発芽している状態


ADRA が活動を行なっている地域では、所得が低いことや栄養に関する知識が不足していることが原因で、食事による栄養摂取があまり重要視されておらず、安価で手に入りやすいイモやトウモロコシばかり食べている家庭が多くなっています。また、子どものおやつには子どもが欲しがるままに、スナック菓子と炭酸飲料を与えているという家庭も少なくありません。

ADRAでは、お母さんたちに対して栄養バランスの改善の研修を行ない、栄養と健康な体づくりに関して学んでもらい、それと同時に調理実習を行なって、学んだことを身につけられるようにします。さらにこの調理実習に加え、家庭でも実践できるよう、戸別訪問をしてお母さんたちをフォローしていきます。

お母さんたちに新しい食事作りを無理なく習得させるためには工夫をしなければなりません。経済的であること、簡単であること、そして親しみやすいことが大切です。

そこで、ADRAでは先に紹介した「発芽野菜」を導入しました。ペルーで一般的な豆(レンズ豆等)や穀物(キヌア等)を用いることで、お母さんたちも抵抗なく料理にとりいれることができ、また、調理手順も簡単なため、その後も続けてもらうことができます。
この取り組みを始めてから、次第に「子どもが風邪を引かなくなった」「おなかをこわさなくなった」などの声が聞かれるようになってきました。食生活を変えることで子どもの健康が改善できるということを実感したお母さんたちは、これまで炭酸飲料を買うために使っていたお金を、栄養のある食材の購入へ充てるようになります。

ここで、活動の中で紹介された発芽野菜を使った料理、お母さんたちが考えた料理を少しご紹介します。


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ペルーの一般的な料理、ロモサルタード(野菜と肉の炒め物)に発芽野菜を混ぜたもの。


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これもペルーでよく作られる「カウサ・レジェーナ」。簡単に言うとポテトサラダでしょうか。真ん中に発芽野菜やニンジン、トウモロコシなどが挟まっています。子ども向けにオリーブと卵で顔が作ってありますね。


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これは発芽させたレンズ豆を使った「セビッチェ」。セビッチェは有名なペルー料理のひとつで、魚介類にレモン汁やトウガラシなどで味付けをしたマリネのようなものです。


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こちらは「マサモラ」というデザート。ジャガイモのでんぷん粉で作ったプリンのようなものに、アプリコットなどのフルーツのコンポートが入っています。これには発芽レンズ豆も入っています。

こうなってくると、お母さんたちの応用力は尽きるところを知りません。どんな料理にでも上手に発芽野菜を組み合わせて、おかず、デザート、ドリンクを作り出します。

食習慣を変えるのは簡単なことではありませんが、「子どもたちのために栄養のあるおいしいものを作りたい」という親心が、行動の変化の源にあるのだと思います。

昨年まで事業を行なっていたリマ州ウワロチリ郡では、これらの活動により、5歳以下の貧血児童の割合を88.6%から66.7%まで減少させることができました。お母さんたちの継続的な活動により、この割合はさらに減っていくはずです。

今年からは、リマ市内のラデラス・デ・チジョン地区でも活動を始めました。少しでも多くの子どもたちの栄養状態が改善され、健やかに成長できるよう、これからもお母さんたちと一緒に取り組んでいきます。

(文責:中南米事業担当 中野佐知

*本事業は味の素「食と健康」国際協力支援プログラムからも助成をいただいています。

ペルー母子栄養改善事業についてはコチラから

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Posted by ADRA Japan at 10:30 | ペルー便り | この記事のURL