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(2/27)「母親を失った子どもたちの悲しみも大きい。生きるのを辛く感じる中、食料支援に支えられています」被災された方の声 [2023年02月27日(Mon)]
温かいご支援をありがとうございます。


2月20日の食料配付で会った男性が
ご自身が体験したことを話してくださいました。
皆さまのご支援によってこの日届けたものは食料ですが
生きる力をも支えていることを感じさせられました。
辛いお話ではありますがご紹介させていただきます。

食料支援を受け取る男性.jpg


食料配付を受け取る男性(撮影:ラタキア県アルハッファ、2023年2月20日)


私はパン屋を営んでいました。地震が起きたときも
私は早朝から家をでてすでにパン屋で仕事をしていました。
大きな揺れを感じ、家にいる妻や子どもが心配で
恐怖を感じながら家に飛んで帰りましたが、
そこで見たものは、完全にくずれた我が家でした。


レスキュー隊が来て、子どもたちを助けてくれましたが
残念ながら妻は命を落としました。


子どもたちは骨折をしていたので2日間入院し
今は母の家に身を寄せています。


地震が起きてから、パン屋は休業しており
今は仕事をしていません。
母親を失った子どもたちの悲しみも大きく
生きていくことを辛く感じます。
この食料が私たち家族の支えです。

シリア・ラタキア県アルハッファに住む男性(60歳)


今回の地震で犠牲となられた方は
トルコ・シリア合わせわかっているだけでも
50,000人を超えます。


今、すべてを失ってしまったと感じ
大きな悲しみがある中で
まず食べることで生きる力を少しずつでも
取り戻せればと願わずにはいられません。


ADRAではこの男性のように
調理ができる環境に避難されている方には
お米や小麦、油、缶詰などの食料を
2週間分のパッケージにしてお渡ししています。


5,000円でひと家族2週間分
10,000円でふた家族2週間分の
食料を購入することができます。


皆さまの温かいご支援に心から感謝申し上げます。

(文責:マーケティング・広報 栗栖一郎)
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