(12/20) 雪降るウクライナ。命綱となっている支援を続けています。 [2022年12月20日(Tue)]
深刻な危機が続いているウクライナでは、 人々の苦しい暮らしが続いています。 [支援が人々の命綱となっている地域で新鮮なパンやその他の食材、離乳食等を配付。2022年12月 ウクライナ東南部] 南部のへルソン州、東部のイジューム州、 北東部のバフムート州などでは、 ライフラインが断たれ、 600万人のウクライナ人が 電気を使えない生活を送っています。 地域によっては気温が マイナス20度にもなる極寒の冬が始まり、 食料や安心して温かく過ごせる環境が 必要とされています。 ADRAは、命をつなぎ笑顔をとりもどすための あらゆる支援に取り組んでいます。 先週は、砲撃の合間をぬって ルハンスク地方へ280箱の食料セットと、 215個の焼きたてのパンを届けました。 この地域で配った食料セットは、 累計で10万個を超えました。 ドニプロペトロウシク州、ヘルソン州、 ハリキウ州にはこの1週間で約7,000本の水を届け、 そのほか、給水設備が破壊されたり、 十分な水が手に入らない地域に 12.5万リットルの水を支援しました。 [救急車での避難支援で、障害のある方、200人以上の避難を助けています。2022年12月 ウクライナ・ヘルソン州] 公共の交通機関がすべて止まってしまった地域での 無料バス運行支援も継続しており、 年金の受け取りや通院、買い物など、 1700人以上に利用されています。 寒い冬を乗り超えるために必要な支援にも 取り組んでおり、 複数の市町村に対して発電機を提供しました。 また、命の危険がある地域からの避難支援も 継続しています。 先日は、治療が必要な状態にも関わらず、 電気も水も燃料もない中、 毎日砲撃がある地域から避難できずにいた家族に 救急車を手配し、 治療と暖がとれる環境を 支援することができました。 [設備が破壊され飲み水が手に入らない地域に、飲料水や水の浄化剤を配付しています(2022年12月 ウクライナ 東南部の州)] 皆さまからの温かいご支援のもと、 WPFやユニセフのほか、 多くの支援パートナーと共に、 これらの活動に取り組むことが できておりますことを心より感謝申し上げます。 今も厳しい状況が続いているクライナの方々に 寄り添った支援を届けられるよう 引き続き温かいご支援をお願いいたします。 (文責:広報担当 永井温子) ウクライナ支援特設ページはこちら https://www.adrajpn.org/Emergency/Ukrine2022.html |
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