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(12/02) スロバキアで避難生活を続けるウクライナ避難民の方々のお話 〜イリーナさん〜 [2022年12月02日(Fri)]


2月にウクライナ危機が始まって以来、
9ヵ月以上が経ちますが、いまだ空爆が収まらず
今もなお、多くの方が被害を受けています。

これまでに、780万人以上のウクライナの人々が
国境を越え、ヨーロッパ各国へ避難しています。

隣国のスロバキアでも、これまでに
10万人以上の人々が難民として
保護を受けてきました。

11月初めに、私自身スロバキアへ行き、
今もなお避難生活を余儀なくされている方々から
お話を伺う機会がありました。

ADRAの難民支援センターでボランティアとして
お手伝いしてくださっているイリーナさんも
お話をしてくださった一人です。



ウクライナ中部にある都市、
ポルタバで夫と11才の息子と
3人で暮らしていたイリーナさんは、
6月に息子を連れてスロバキアに避難してきました。

ウクライナでは成人男性の
出国が禁止されているため、
夫をウクライナに残しての避難となりました。

夫をおいて息子と2人だけで避難することに
大きな躊躇いがあったものの、

それでも避難を決断したのは、
毎日鳴り響く空襲警報に怯えていた息子の
精神状態が心配だったからだそうです。

警報が鳴る度にシェルターへ避難し、
それでも安全とは言い切れず
息子も家族も、何か月も恐怖に
震える日々を過ごしたと言います。


ウクライナでは大学教授として
仕事をされていたイリーナさんは
避難先のスロバキアでは、
資格を証明するための卒業証書など
複雑なスロバキアの労働法にあう形で
資料を揃えることができず、
いまだに定職に就くことができません。


イリーナさんには18才になる娘もおり、
彼女はウクライナ危機が始まる前から
スロバキアの大学に留学していたそうです。

今はその娘と、一緒に避難してきた息子と
3人でスロバキアで暮らしながら、
1日も早く仕事に就けるよう準備を進めています。


今の彼女の一番の心配は、ウクライナに
残してきた夫の安全だと言いいます。

ウクライナでは激しい空爆により
電力施設が次々と破壊される中、
大規模な電力不足となっています。

イリーナさんの夫が住むポルタバのアパートでも
2時間おきに停電が起き、
彼は、窓が破壊された部屋でテントを張り
ろうそくの明かりで暖をとりながら
なんとか暮らしているそうです。

そんな夫のために、できることなら
スロバキアから寝袋、暖かい衣類や靴、
またヘッドライトなどを
送りたいと言っていました。

また、携帯電話の充電も十分にできず
夫とゆっくり話をすることすら
できないため、モバイルバッテリーも
送りたいと言っていました。

スロバキアで一緒に避難生活を送る
2人の子どもと、
ウクライナに残る夫を支えるために

自分が1日も早く、この新しい土地で
定職を見つけなければと、とても
力強いまなざしで語ってくれました。


そんなイリーナさんは、空いている時間に
スロバキアの首都、ブラティスラバにある
ADRA難民支援センターでボランティア活動に
参加してくれています。

自分自身、戦争の被害に遭いながら、
また言葉も自由に通じない新しい国での
避難生活によるストレスも多い中、

同じ思いでウクライナから避難してきた
人々のために活動できることが、
今は彼女にとって大きな
心の支えになっているそうです。

家族のため、また、仲間である
ウクライナ避難民の方々のためにと
笑顔で話をしてくれたイリーナさんから、
私も力をいただきました。


ADRA_UkraineResponse_photocreditイリーナ.jpg



スロバキアには、彼女のように
仕事をしたくても、言葉の違いや
制度の違いにより、能力に見合った仕事に
つけずにいる女性がたくさんいます。

ADRAは、それらの女性の自立を
サポートする支援も始めています。

私たちの活動を支えてくださっている
皆さまの温かいご支援に心より感謝いたします。


(ウクライナ緊急支援担当 馬渕純子)



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Posted by ADRA Japan at 19:11 | ウクライナ緊急支援 | この記事のURL | コメント(0)
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