(10/7) 宮城県山元町で今年第3回目の足湯を開催しました! [2022年10月07日(Fri)]
ADRA Japanでは、 東日本大震災の支援活動より繋がりのある 宮城県山元町で4月、5月に続き、 第3回目の足湯を8月に開催しました。 山元町内の4か所で足湯を開催し、 今回もたくさんの住民方にご参加いただきました。 3月に発災した福島県沖地震から約5か月。 少しずつ復旧は進んできていますが、 まだまだ、瓦が落ちた屋根をブルーシートで被う 応急処置をしたままの住居は多いです。 また、コロナ禍で近所の人との繋がりが 希薄になってしまった地区はとても多く、 地震など不安を感じるようなことが起きたときに 孤独などを感じてしまう方も多いです。 今回の足湯は、 ご心労が続く方に少しでも寄り添えたらという思いと、 人が集う場をつくることでコミュニティーの維持と 再生のお手伝いができたらという思いから、 地域の方との調整のもとで開催しました。 (近所の猫ちゃんも様子を見に来てくれています) 足湯開催にあたって ご協力頂きました山元町社協・地区長の皆さま 本当にありがとうございました。 そして、今回の足湯では 東北大学 課外・ボランティア活動支援センター SCRUMのメンバーさんや、 ADRA Japanに 夏のインターンに来ていた学生さんにも ボランティアに来ていただきました。 始めて足湯ボランティアに参加された方もいて 最初は緊張感もありましたが、 すぐに住民の方と打ち解けてお話ししており 孫のようにかわいがられていました。 また、どこかで一緒に足湯ができたら嬉しいです。 足湯を開催した時期は、 まだまだ暑さの厳しい夏でしたので かき氷も提供しました。 「お祭りなんか最近ないから、 食べるの久しぶりだねえ」 と、かき氷は大変好評でした! (久しぶりのかき氷。 メロン味がとても人気でした) 令和4年3月に発災した 福島県沖地震をきっかけに開催に至った 今回の足湯でしたが、 参加された方から聞かれた声は、 「コロナ禍で近所の人と集まれなくて寂しい」 「昔はたくさんいたのに、 今では周りに住んでいる人が減って悲しい」 「昔住んでいた場所の地名がなくなって悲しい」 「高齢になってから体の調子が悪い」 など、 11年前の東日本大震災から胸にある気持ちや 約3年間続いているパンデミックに関連することが多く、 日常のお悩みなどをお話ししてくださった方も いらっしゃいました。 (おじいちゃんと一緒に足湯を受けにきた女の子。 初めての事でちょっと緊張していましたが、 楽しんでもらうことができました。) 人それぞれ抱えているお悩みは違いますが、 ADRA Japanでは今後も皆様のお力になれるよう 一人ひとりに寄り添った活動を続けて参ります。 「またおいで!」 「今度来たときには新そば用意しとくよ!」 と声をかけて下さった地区もあり、 東日本大震災から11年続くADRA Japanと 山元町とのつながりを今後も大切にしていきたいと 改めて感じました。 (地域のサロン活動に参加。 この後足湯を受けてもらいました) このような活動を続けられますのも ご支援下さっている皆さまの 温かいお気持ちのおかげです。 心より感謝いたします。 今後ともADRA Japanでは 地域に寄り添った活動を続けて参ります。 引き続きご支援賜りますと幸いです。 (執筆:国内事業課 三牧晋之介) |
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