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(8/27) ジンバブエ便り vol.56 【成果報告】より良い教育の実現へ! [2021年08月27日(Fri)]


ジンバブエ事業を日本から
サポートしている中野佐知です。




子どもたちのより良い教育を
達成することを目的としている
ゴクウェ・ノース地区での
教育事業の第2期が、
今年6月半ば、
無事に終了しました。


駐在をしている小松に、
2期事業を一言でいうと? 
と聞くと


「コロナ禍での挑戦」


という言葉でした。



Zimbabwe_児童.jpg

<マスクを着用して
授業を受ける子ども達>



そう、
2020年3月に開始した2期事業は、
世界的な新型コロナウイルス感染症
の拡がりと共に始まったようなもの
でした。




事業期間中、
2回のロックダウンがありました。


初めてのロックダウンの時には、
ADRAスタッフ、教師、子どもたち、
保護者など、皆、戸惑うばかりで、
何の準備もできないまま
ステイホームとなりました。


学校は2回のロックダウンの間に
合計約9か月、休校になりました。


駐在の小松も、
新型コロナウイルス感染拡大に伴う
ADRA Japanの方針のもと、
昨年の3月に一時帰国し、


小松は日本から遠隔で
事業マネジメントを行うことに
なりました。




心配と現地で一緒に活動ができない
もどかしさがありながらも、


現地のスタッフと
毎日Zoomを使ったビデオ会議や
WhatsAppを使ったオンライン通話、
メールなどで連絡を取りながら
事業を運営しました。




ロックダウンが解除され、
活動許可が下りたあとには、
感染拡大防止を考慮しながら
事業運営をする必要がありました。


また、活動の遅れを取り戻し、
事業の目的である、
「子どもたちによりよい教育を」
を達成するためには、


残された事業期間で
活動の質をさらに高め、
加速しなければなりませんでした。




ロックダウンの後、
学校に戻らなくなってしまう
子どももいましたし、


その期間中、生計向上のために
学校で育てていた鶏やヤギが
順調に増えず、
病気にかかってしまうことも
ありました。


そのため、コロナ禍で
どのように事業運営をしていけば
いいかチームで話し合い、
試行錯誤を重ねました。




教育の重要性を伝えるイベントは、
大人数で集まることになるので、
一軒一軒を回る戸別訪問の形式に
変更し、


事業チームと学校ボランティアが
家々を回りながら、メッセージを
伝えていきました。



集まっているところ.jpg




学校での生計向上活動では、
ロックダウン時にどのように
家畜の世話を継続するのがいいのか、
学校開発委員会と共に計画を見直し
ました。


また、追加の活動として、
休校の間も子どもたちが
学習を継続できるように、
学習キットを
配付することにしました。



Zimbabwe_コロナ対策のため参加者同士の距離を保って行っている研修風景.jpeg

<感染予防のため、
距離を取って座っている>



スクールコミッティー.JPG

<学校の会合も野外で距離を取って>




新型コロナウイルス感染症の
感染拡大により、
ジンバブエの子どもたちの
教育環境はさらに
難しいものになりました。


ラジオ等を使ったオンライン授業を
開始した学校もありますが、


ADRAが活動しているゴクウェに
住む子どもたちの多くは
インターネットの電波が届かず、
電気も限られています。


オンライン授業を受けられる
環境にはほど遠いため、
教育格差がますます広がる現実に
直面しています。




だからこそ、私たち事業チームの
「子ども達の未来のために
教育環境をよりよくする」
という想いは
さらに強固になっています。


いつでも、より苦しい思いをする、
弱い立場にある人々の
尊厳の回復と維持のために動くのが
ADRAだからです。



教員住宅.JPG

<完成した教員住宅>




鳥と保護者.JPG

<収入向上活動で育てている
鶏の世話をする保護者>



学校は、
6月末より始まる予定でしたが
新型コロナウイルス感染症の
第3波が到来し、
休校が続いています。


ですが、ADRA Japanは
活動を止めず、
先月7月から、教育事業の第3期を
スタートしています。


3年間事業の最終期となります。


この1年をかけて、
住民を巻き込んだ教員棟の建設、
地域の人たちへ教育の重要性を
伝え続ける活動、


そしてそれを
学校開発委員会が今後も自立して
行っていけるように、
支援活動を実施していきます。



チリサ小学校の児童と石投げゲームを一緒に楽しむ駐在員小松.jpeg

<駐在員の小松(2020年1月撮影)>




まだまだ
「コロナ禍での挑戦」は続きます。


どうか、事業の完了まで見守って
頂ければと思います。



事業の様子を動画で見る

*2019年に撮影したものです




※この事業は、皆様からのご寄付の
ほか、日本NGO連携無償資金協力の
助成も受けて実施しています。




執筆:中野佐知(ジンバブエ事業 東京担当)


Posted by ADRA Japan at 10:51 | ジンバブエ便り | この記事のURL | コメント(0)
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