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(5/21) ネパール便り vol.54 【住民が安心できる保健環境を作っています】 [2021年05月21日(Fri)]


皆様、こんにちは。
ネパールに駐在しております
大西です。

2021年1月に
ネパールに戻ってこられたときには
14日間の隔離期間がありましたが、

今もこうして現地で
活動できていることに
感謝しています。


ADRA Japanは、2019年3月から
ネパールの南部に位置する
バンケ郡において

新生児・小児保健環境の
改善事業を実施しています。


本事業では郡内の赤ちゃんが
元気に育つように、

新生児・小児保健環境を
総合的に改善させることを
目指しています。


そのため、公立保健医療施設は
もちろんのこと、民間の病院や
診療所も巻き込んで、

お母さんたちが最初に頼る
保健医療従事者へのスキルアップにも
取り組んでいます。


ネパールでは新生児の死亡数が
1,000人に21人。毎日36人の
新生児が亡くなっているのです。

バンケ郡の新生児死亡数は
それを上回る1,000人に64人。

そして、度重なる妊娠・出産は
女性に大きな負担をかけています。


このため、
赤ちゃん1人1人が健やかに育つ
環境を作ることが急務に
なっています。



今回行なった研修では、各病院や
診療所で働く保健医療従事者の
スキルアップを目指して、

赤ちゃんの危険な兆候や栄養状態の
見極め方、下痢症や
重症呼吸器感染症など、

重篤になりやすい病気に
かかっていないかなどを確認する
方法、治療方法などについて
再確認しました。




IMG20210127133811 (1).jpg

[新生児を温める方法について講習している様子]


また、政府の基準に合った方式で、
新生児・小児の診療記録をまとめる
指導も行なっています。


さらに、
保健医療サービスの横のつながりを
強めて、救える命を増やすことにも
努めています。

これは、研修者自身が勤めている
病院や診療所以外にどのような
公的な保健医療サービスがあるか
理解してもらい、

必要な時には患者を
公立保健医療施設へ紹介してもらう
連携を促進するという
取り組みです。



以前、同じ研修に参加した
バンケ郡コハルプール市の
“AMCポリクリニック”という
医療機関に勤めている
ロシャンさんに会いに行くと、

「研修に参加して、ようやく
 正しい診療記録の付け方が
 わかった」

「研修が終わってからすぐ
 (政府様式の診療記録を)
 使い始めて、
 3か月間続けているよ」

と話してくれました。




IMG_20210404_105001 (1).jpg

[ロシャンさんと話す駐在員の大西]





IMG_5202 (1).JPG

[下痢症状のある子どもを診察するロシャンさん]

また、同じ研修を受けた
バンカトゥワ村のラムさんの元を
訪ねました。

ラムさんはたった一人で
「RG診療所」を毎日開き、
地域住民の健康を
守っている方です。


診療所では
高度な保健医療サービスは
提供できないものの、

他の保健医療施設で処方された
薬のことが分からなかった住民が
ラムさんを頼って、
数多く訪れます。

ラムさんは「研修では
抗生剤の投与方法を
学び直すことができた」と話し、
地域の方々の役に
立ち続けています。




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[診療所を自ら運営しているラムさん(奥)と話を聞く事業スタッフ]





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[地域住民に親身にアドバイスするラムさん]




地域全体の新生児・小児保健が
改善されるためには、

公立と民間の保健医療施設間の
連携を深め、情報を定期的に
共有し、

病気の赤ちゃんや子どもたちが
適切な治療を受けられるように
速やかに紹介されるように
することが不可欠です。

家族が子どもの治療ケアを
安心して任せられる
保健環境づくりを目指し、
ADRA Japanはこれからも
活動を続けていきます。


メルマガでも世界の情報を
お届けしていますので、
ぜひご登録ください。

引き続き、皆さまの温かい応援を
よろしくお願いいたします。



※ネパール新生児・小児保健環境の改善事業は、皆さまからのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。



(執筆:ネパール事業担当 大西由香



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Posted by ADRA Japan at 18:30 | ネパール便り | この記事のURL | コメント(0)
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