(12/23) ネパール便り vol.51 【ベルバール・ヘルスポスト修繕プロジェクト4 〜完成した施設に対する地域の人々の反応〜】 [2020年12月23日(Wed)]
皆さま、こんにちは。 ネパール事業を担当しております、大西です。 今回は、ベルバール・ヘルスポスト修繕プロジェクトについての報告の最終回となります。 前回のネパール便りVol.50 では、修繕されたベルバール・ヘルスポストの様子をお伝えしました。 その後、建築作業の終了を受けて地方自治体関係者とヘルスポストに勤務する保健医療従事者、地域の女性地域保健ボランティアに向けて完成報告会 (ネパールではパブリック・ヒアリングと呼ばれます)を実施しましたのでお知らせします。 [事業概要について説明するADRAのプロジェクト・コーディネーター] ある女性地域保健ボランティアは 「以前は産前健診室も分娩室も狭かったけれど、これからは積極的に患者さんをヘルスポストへ紹介しようと思います」 と話してくれました。 ベルバール・ヘルスポストのあるジャナキ村第2地区の区長は 「間違いなくベルバール・ヘルスポストのサービスの質は改善すると信じています」 と話し、崎陽会ぽかぽか基金とADRAへの感謝の言葉をいただきました。 また、ジャナキ村と協力しながら、ベルバール・ヘルスポストの維持管理を行っていくと表明しました。 [ソーシャルディスタンスを保ちながら報告を聴く女性地域保健ボランティアたち] 報告会に続き、引渡し式典も開催されました。 ジャナキ村保健部門担当者や保健医療従事者、地域住民の立会いのもと、修繕した施設がADRAからジャナキ村へ引き渡されました。 参加者はマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを確保しながら式典に参加しました。 [引渡し式典の出席者たち] 式典においてベルバール・ヘルスポスト責任者は、 「地域住民へ質の高い保健医療サービスを提供するよう、今後も努力していく」 と表明しました。 さらにジャナキ村保健部門担当者は、 「これからもベルバール・ヘルスポストの保健医療サービスの質を向上させ、地域の妊産婦さんが分娩施設を訪れるようになり、産前産後健診の受診率が改善するように協力していく」 と述べました。 ベルバール・ヘルスポストはジャナキ村の管轄下にあります。 本事業を通してベルバール・ヘルスポストが変わっていく様子を目にしていたジャナキ村は、村の予算でソーラーパネルを新たに設置するという形で協力をしてくれました。 [ADRAからジャナキ村へヘルスポストを引渡す様子] [新たに建設された「ぽかぽか棟」でのテープカットの様子] 皆さまからのご寄付と医療法人社団崎陽会のぽかぽか基金の助成を受け、ベルバール・ヘルスポスト修繕工事を無事に終えることができました。 事業をご支援いただいた皆さまに心から御礼申し上げます。 ADRA Japanは引き続き、ネパールにおけるバンケ郡での新生児・小児保健環境の改善事業を実施していきます。 引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。 (執筆:ネパール事業担当 大西由香) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |
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