(12/14) 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、本年のネパールへの形成外科医療チーム派遣は行いません [2020年12月14日(Mon)]
ADRA Japanは、日本各地の臨床経験豊富な医療関係者をはじめとするボランティアの皆さまおよび協力企業さまのご支援により、1995年からネパールに形成外科医療チームを派遣してきました。 これまでのネパールへの医療チーム派遣回数は23回にのぼります。 例年は、11月下旬から12月上旬にかけてネパールに形成外科医療チームを派遣していますが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大を受け実施を見送ることにしました。 ネパールでは現在、首都のカトマンズ近辺で感染が急拡大しており、大きな問題となっています。 ネパールの人口は日本の約22%ですが、日本の2倍に近い感染者数が出ており、医療レベルの脆弱性を考えますと深刻な状況です(ネパールの新型コロナウイルス感染症の状況とADRAの支援事業についてはこちら)。 複数回にまたがる手術を受ける必要のある治療途中の患者さんがいます。 耳を形成する手術の中途段階の患者さんがいます。 尿道下裂で、まだ排尿がうまくできない患者さんがいます。 外見上の問題でいじめを受け続けている患者さんもいるでしょう。 年に1回の事業ですから、1回の派遣見送りがあると患者さんは2年待たなくてはなりません。 「また来るね」 と約束している以上、それを守る責任があります。 2021年の日本およびネパールがどのような状況になるかは全く予測できませんが、患者さんたちが笑顔を取り戻すためにも、来年度以降の医療チーム派遣については、できれば実施をしたいと考えています。 今年度いただきました本事業へのご寄付に関しましては、次回の形成外科医療チーム派遣費用に充てさせていただきます。 今後も本事業をご支援いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 [2019年度で手術を受けた子どもの患者と母親] (海外事業課 形成外科医療チーム派遣事業 担当) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |
【ネパール医療チームの最新記事】
↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓ 最新ニュース|東日本大震災|南スーダン|ジンバブエ|アフガニスタン|ペルー|ネパール| ネパール口唇口蓋裂|緊急支援|イベント情報・報告|人材募集|ボランティア募集|スタッフのつぶやき |