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(10/16) 明日10月17日は貧困撲滅のための国際デー [2020年10月16日(Fri)]


明日、10月17日は国際連合が制定した「貧困撲滅のための国際デー(International Day for the Eradication of Poverty)」です。

今日はADRA Japanが教育環境改善活動を行っているジンバブエから、貧困撲滅について考えてみたいと思います。



世界銀行によると、ジンバブエにおいて1日1.90ドル未満で生活する最貧困層は2011年の21.4% から2019年には40% まで上昇し、2020年には経済状況や失業等によってさらにこの割合は上がるだろうと言われています。



ADRA Japan が教育支援事業を行っているゴクウェ・ノース地区は、特に貧しく、多くの家庭が十分な収入を得られないため、子どもの学費を支払うことができていません。

それにより、学校の収入も減り、学校を運営する学校開発委員会の活動は制限されています。

ADRA Japanはこの地区の3つの学校にて収入を確保するための生計向上活動を支援しています。

今回はその生計向上活動について、現地スタッフのJoseph John(ジョゼフ ジョーン)が紹介してくれます。



@Joseph_John.jpeg


「Joseph John」:アシスタント フィールドオフィサー
*彼のADRAでの仕事に対する思いについては、バックナンバーのブログ「ADRA Zimbabweで働くスタッフたちの想い」を参照してください。




ゴクウェ・ノース地区は、ジンバブエのミッドランド州ゴクウェ・ノースにある行政区です。

同地区は綿花栽培が盛んで、この地域の多くの人が綿花栽培で生計を立てています。



A綿花の様子.JPG


(ゴクウェ・ノース地区の綿花)



ゴクウェ・ノース地区は雨季もありますが、一年を通じて暑く、乾季は特に気候が厳しいです。

ADRA Japanは、この地区のクシンガ、チリサ、ネニュンカという3つの小学校で活動をしています。

これらの学校は、政府からの資金援助がほとんどなく、子どもの保護者の多くが貧困のため学費を支払えません。

その結果、学校は教育インフラを整備する資金が不足しており、子どもたちは枝や土でつくられた小屋や木の下などで授業を受けています。

そのため、ADRA Japanは、教育支援の一環として、学校独自で校舎建設や教材の購入など教育環境が改善できるように活動をしています。

今回は学校の生計向上を目的とした養鶏・養卵活動のためにブッシュベルトと言われる種類の鶏を学校に搬入しました。



B養鶏場の様子@.JPG


(養鶏場の様子)




ブッシュベルトは、養卵用とされる現地の土着の鶏で、厳しい環境にも耐え、比較的少ない飼料でも生き延び、病気にも強いという特徴があります。



C養鶏場の様子A.JPG


(養鶏場の様子)




しかし、学校側はロードランナーと呼ばれる放し飼いの鶏には慣れていましたが、より管理が必要なブッシュベルトの養卵には慣れておらず、管理が十分でないことなどから鶏が病気で死んでしまうということもありました。

鶏の病気には現地の伝統的な薬を用い、また、鶏の世話についての研修も行った結果、管理の仕方は大きく改善されました。

この養卵による収入で、校舎等の建設に使う砂利を運ぶためのトラックを借りることも出来ました。



D砂利の採取.jpg


(砂利を運ぶためのトラック)




更に、この養卵による収入で、学校のセキュリティも強化されました。以前は資金がなく警備員を雇うことができませんでしたが、収入が増えたことで雇用が可能となり、子ども達がより安心して学べる場となりました。

また、学校開発委員会は、特に財務管理の知識がないため、学校財務管理の仕方も含めて、学校の運営管理能力強化のための研修も行いました。

この研修により、学校開発委員会は定期的に会合を持つようになり、学校の発展のために何を購入すべきか、どのように養卵事業を運営すべきかなど教育環境改善のための具体的な活動に取り組むようになりました。



E店先に並ぶ卵.JPG


(店先に並ぶ卵)




特筆すべきことは、学校は地元の市場や店で卵を売って得た資金で、ヤギも飼い始めたことです。

卵は10個で1ドルですが、ヤギを飼育して売れば、より収入が増え、その資金で学校を開発していくことが出来ます。

これは、養卵によって、しっかりとした収入の基盤が出来たからこそなし得たことと言えます。

支援対象の3つの学校は、以前とは違って、先生も子ども達も活き活きとしています。



Fシアクーバ・ティノテンダさん.JPG


(養卵の鶏を笑顔で抱く特別学級の保護者(養卵事業の管理に関わっている))
 



G購入したヤギ.JPG


(購入したヤギ)




コロナ禍の影響で、ジンバブエの教育環境改善活動は制限された中での実施となっていますが、9月末には最高学年から学校が再開されるなど、状況は少しずつ改善されています。

学校再開後も、生計向上活動で得た収入を使いながら、子どもたちが安心して学べるよりよい教育環境を、学校開発委員会が中心になり作っていってくれることを我々は信じています。



引き続き、ジンバブエの人たちの生活が改善されるように活動していきますので、どうぞご支援をよろしくお願いいたします。

是非、質問やコメントがありましたら、下記のコメント欄に投稿をお願いいたします。

また、ADRA Japanはスタッフ用ツイッターである「ADRA Japan(アドラ・ジャパン)スタッフ」を開設しましたので、フォローをお願いします。


※この事業は、皆様からのご寄付のほか、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。



(日本語訳・執筆:ジンバブエ現地事業責任者 小松 洋



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Posted by ADRA Japan at 11:04 | 今日は何の日? | この記事のURL | コメント(0)
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