(10/15) 9月29日 昭和学院中学・高等学校にてタンザニアでの国際協力について講演しました。 [2020年10月15日(Thu)]
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こんにちは! 海外事業課の上田です。 9月29日に昭和学院中学・高等学校で国際協力をテーマにした講演をする機会を頂きましたので、その報告をいたします。 ご担当の渡辺先生も含め、多くの学校関係者の方々のサポートを頂き、無事に実施することができました。ありがとうございました。 私事ですが、私は以前、公立高校の生物教師とJICA海外協力隊の理数科教師として学校で働いていましたので、久しぶりに子どもたちの前で話す事を楽しみにしていました。 講演の直前には、学校側のご厚意で校内を見学させてもらいました。 生徒一人一人がタブレット端末を持ちながら授業を受けていること、先生がスクリーンの前に立って画像や映像を映し出しながら授業を展開していることに時代の変容を感じつつも、部活紹介のポスターや実験室にある水槽を見ては懐かしさを感じていました。 今回の講演は新型コロナウイルスへの感染予防のため、中学1年生から高校3年生の合計約1,400名の生徒の皆さんが各教室からオンラインで繋いで行いました。 話している側からは生徒の皆さんの反応がわかりにくいものの、クラス全体を示す映像や廊下を伝って教室から聞こえる声や拍手を頼りに話しました。 <別室で1人オンライン講演をする様子> 講演では私が協力隊時代(2013年〜2015年)に見たタンザニアの学校と子どもたちを中心に写真を一枚ずつ見せながら話しました。 以下、その一部をご紹介します。 <JICA協力隊の理数科教師として中学校に配属> 日本とタンザニアの学校で共通することもあれば、異なることもたくさんあります。 例えば、タンザニアの学校でもスポーツ大会があり、徒競走、バレー、サッカー等の競技に生徒が参加し、学校対抗で白熱した戦いが繰り広げられます。 <男子徒競走> <女子徒競走> 一方で、日本の学校では当たり前にあるような机、椅子、教科書がタンザニアの学校ではありません。 訪問した小学校には机や椅子が足りず、地面や石に座って授業を受ける教室と児童を目にしました。 <地面に座って授業を受ける児童> <椅子の代わりに石が並べてある教室> 赴任した中学校でも、ほとんどの生徒は教科書を持っておらず、筆記用具のみを持参していました。 そのなかで、絵や体を使うなどいろいろ工夫しながら授業を行っていました。 その一コマを模擬授業として講演内でも行いまいした。 下の写真は血液の流れる量の違いを見る実験の様子です。 右手を高くあげ、左手は下げたままで30秒数えます。 その後、両手を見比べての色の違い(=血液の流れる量の違い)を観察します。 <体を使って実験@タンザニア> <体を使って実験@日本> 講演の終盤では中学校に在籍していた1人の女子生徒、ローダさんを紹介しました。 ローダさんは母親と妹2人で暮らしていましたが、母親1人の稼ぎでは生活していくのが精一杯で学校の授業料を払えませんでした。 そのため、ローダさんは母親から進学を反対され、更には結婚を強要されていました。 それでもローダさんは結婚に反対し、先生のサポートを受けながら無事に高校も卒業することができ、現在は看護師になるために大学へ通っています。 <中学校時代のローダさん(右上)と2人の妹> <現在、看護師になるために大学に通うローダさん> 私は協力隊の時からタンザニアの生徒の勉強に対する姿勢が、日本の生徒と圧倒的に違うことを感じていました。 そのモチベーションはどこから来るのかと思い、ローダさんに「あなたにとって教育とは何ですか」と尋ねました。 そしてその返答を講演で共有しました。 「私は教育が唯一の成功への道だと知っています。 そのため、一生懸命勉強しています。 私の成功というのは、自分の人生を歩めること、親を助けること、貧しい人達に私がしてもらったように支援できることです。」 <ローダさん> 講演終了後の座談会には18名の生徒が参加してくれました。 「開発途上国でビジネスをして、現地の人々のために雇用を生み出したい」、「水に関わる支援をしたい」、「新しい言語を学ぶための良い方法が知りたい」など、様々な質問に答えました。 一人一人が熱意を持って動き出している、もしくは動き出したいという気持ちを感じることができ、とても嬉しく思いました。 <座談会に参加された生徒の皆さん> 今回の講演を準備するなかで、私自身にとっても、国際協力の道を目指した動機を改めて振り返る良い機会になりました。 私は協力隊時代からローダさんのように、厳しい暮らしのなかでも希望をもち、教育を唯一の道だと信じて勉強を頑張る子どもたちをたくさん目の当たりにしてきました。 そういった子どもたちに少しでも明るい未来が訪れるようにサポートしたいと思い、協力隊が終わってからもADRAに入り国際協力を続けています。 これからもこの思いを忘れずに事業に携わっていきます。 この度は昭和学院中学・高等学校での講演という貴重な経験をすることができました。 また、このような機会があれば積極的に参加させて頂きたいと思います。 (執筆:海外事業課 上田 耕二) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |
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