(8/26)【スタッフのつぶやき】使命感 [2020年08月26日(Wed)]
皆さま、いかがお過ごしですか。事務局長の浦島靖成です。 現在ADRA Japan では14名の常勤スタッフが働いています。 ボランティアと勘違いされる場合がありますが、団体に雇用され給与を受け取って働いているプロの職員たちです。 国際協力の分野で働く人の数は、決して多くはありません。 人材確保も難航する場合がよくあります。 大前提として外国語ができないといけませんし、マネジメント能力も必要となりますが、スキルを求められる割には他職に比べて給与額があまり高くないということもその理由になっているのではないかと思います。 このほど、ADRA Japan で5年半働いたスタッフが、次のステップに進むために退職しました。 入職当時はとても線の細い青年が、良く努力をして成長し、今は非常に頼れる人材になりました。 将来は教育支援の専門家になりたいという夢を持っており、今回は、今後のステップアップのために、海外の大学院に留学しました。 このように、国際協力の分野で働く人たちの多くは、自分の人生プランをきちんと持ち、どうしたらより良い働き手として成長できるかを常に考え、将来を見据えて働いています。 ですから、転職をしたり、仕事を辞めて学校に行ったりといった身のこなしが軽やかです。 また、もともと他の職業に就いていた人が、国際協力に携わりたいという強い思いを持って、キャリアを捨ててこの分野に飛び込んで来る場合もあります。 これらはひとえに、何か人の役に立ちたい、世界の不条理やひずみを少しでも是正したい、困っている人を助けたいという純粋な思いからのことであり、どうやってお金を稼ぐかといった発想は彼らの中にはありません(だからと言って給与が安くても構わないということではなく、団体のマネジメントを担う者として、職員の生活を守るために必要な給与を確保し、それを改善していく務めがあることは認識しています)。 そういう彼らを動かす原動力になっているのは、使命感にほかならないと思っています。 このようなスタッフたちを心から誇りに思います。 そして一緒に働く中で、たくさん学ばせてもらっています。 使命感は本人だけではなく周りをも元気にするものだと思わされています。 旧約聖書には、こう書かれています。 「命は慈善の道にある。この道を踏む人に死はない。」(箴言12章28節) 誰かのためになりたいと思って働いている人たちの歩みが、今日も守られるように祈りたいと思います。 (執筆:事務局長 浦島 靖成) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |
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