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(6/26)ネパール便り vol.45 【私の名前はミーナです。女性地域ヘルスボランティアを務めています】 [2020年06月26日(Fri)]


皆さん、こんにちは。

ネパール小児保健事業担当の、大西です。



ADRA Japanは、2019年3月から、ネパールのバンケ郡にて、新生児・小児保健環境の改善事業を実施しております。

ネパール便りvol.43では、女性地域ヘルスボランティアへの新生児・小児保健に関する研修の様子をお伝えしました。

今回は、研修に参加したある女性地域ヘルスボランティアの声として、研修参加後にどのような変化があったかをご紹介したいと思います。



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ナマステ(ネパール語で「こんにちは」)。

私の名前はミーナです。

これまで12年間、女性地域ヘルスボランティアを務めてきました。

私の住んでいる地区(カトゥクイヤ区)に住む、84世帯の人々の健康を守っています。



1 ミーナ.png

[「ナマステ」と挨拶するミーナさん]



研修を受ける前は、地域の人たちとどのように話したら良いのか、どのように記録を取ったら良いのかも分かりませんでした。

家庭訪問をするにも戸惑いがありました。

しかし、研修を受けて、新生児・小児保健について理解を深め、自分の女性地域ヘルスボランティアとしての役割を再認識できました。

今では自信を持って地域の人々の相談に乗ることができるようになりました。



2 ミーナ家庭訪問.png

[家庭訪問中のミーナさん]




毎月6日に開かれる母親グループ会合に参加して、母親たちへ赤ちゃんや子どもたちのお世話の方法を指導したりしています。

また、安全な出産のためにヘルスポストに行きましょう、と地域の妊婦さんたちに話しています。

このような活動を通して、地域の女性たちは皆、出産時にはヘルスポストに来院するようになりました。



3 ミーナ母親グループ.png

[母親グループ会合で話す、ミーナさん]


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地域の母親たちは、子どもの具合が悪くなったらヘルスポストに連れて行くように、ミーナから教えてもらっていると話していました。

また、保健医療従事者も、研修を受けたミーナたち女性地域ヘルスボランティアの働きかけによって、地域の母親たちが家庭でのケアで良くならなかった子どもたちをヘルスポストに連れてくるようになった、と話していました。



このように、女性地域ヘルスボランティアの活動によって、母親たちが積極的にヘルスポストを利用するようになりました。

地域の子どもたちと家族が、安心してケアを受けられる環境が整備されるよう、引き続き皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。



※ネパール新生児・小児保健環境の改善事業は、皆さまからのご寄付のほか、日本NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。


(執筆:ネパール事業担当 大西由香



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Posted by ADRA Japan at 10:39 | ネパール便り | この記事のURL