(6/5) ミャンマー便り vol. 34 ADRA Myanmar(ミャンマー支部)の新型コロナウイルス感染予防活動 [2020年06月05日(Fri)]
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスに対し、今この時も最前線で働きを続けているすべての方に心からの感謝を申し上げます。 この記事では、ADRA Japanが教育支援事業を実施している国、ミャンマーの新型コロナウイルス感染状況と、その脅威に対応するADRA Myanmar(ミャンマー支部)の活動をお伝えします。 世界の国々で日々感染者数が増加していく一方、ミャンマーでは3月下旬まで感染者が確認されませんでした。 しかし、3月24日に初めての感染者が2名報告されました。 3月15日に特定の国からの入国制限を発表したミャンマーでしたが、感染者が報告された後は入国するほぼすべての人に対して特定施設での検疫、商用の国際旅客航空便の着陸禁止、自宅待機措置などを行いました。 また、アウンサンスーチー国家顧問自ら手洗いを実践する動画を放送して啓発するなど、自国での感染拡大防止に努めてきました。 6月1日時点で計228名が感染し、うち回復者は138名(うち退院者128名)、死亡者は6名にのぼります。 ADRA Myanmarは、事業対象地域の学校やコミュニティーの新型コロナウイルス感染予防をサポートするため、感染予防及び啓発資料の配布を行いました。 また、事業地へのアクセス制限がある中、学校やコミュニティーと連携し、34の学校と5,139世帯に感染予防啓発ポスターやハンドソープなどを届けました。 この活動を通して、ADRA Japanが事業を実施しているカレン州でも、24,687人がサポートを受け、以下の物資を受け取りました。 新型コロナウイルス予防チラシ(A4サイズ) 9,400枚 咳エチケット啓発チラシ(A4サイズ) 9,400枚 新型コロナウイルス予防ポスター 32枚 手洗いポスター 32枚 500ml液体ハンドソープ 256本 60g棒状石鹸 1,344本 今後、ADRA Myanmarはミャンマー各地で事業を実施している他の事業チームと協力し、同国の支援地域を拡大していく計画です。 ミャンマーに駐在していた時に同じオフィスで働いていた顔なじみの同僚が最前線で働く姿を見ると、とても胸が熱くなります。 彼らの働きに感謝し、世界各地での新型コロナウイルスの猛威が収束していくことを願うばかりです。 出典元:ADRA Myanmar ホームページ(英語) https://www.adramyanmar.org/single-post/2020/05/05/ADRA-Myanmar%E2%80%99s-SEAQE2-Project-Responds-to-COVID-19-in-Myanmar ※この活動は、ADRA Norway(ノルウェー支部)とノルウェー政府の外務省下にあるThe Norwegian Agency for Development Cooperation (NORAD)の助成を受けて、ADRA MyanmarのStrengthening Equity, Access and Quality in Education (SEAQE2) 事業チームが実施しています。 (執筆:ミャンマー事業担当 松川 聡) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |
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