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(2/14) <台風19号>宮城県丸森町での被災者支援活動 vol.2 [2020年02月14日(Fri)]


ADRA Japanは、
2019年に到来した台風19号によって
甚大な被害を受けた宮城県丸森町にて
支援活動を行っています。



発災当初は
丸森町災害ボランティアセンターへの
物資支援を実施しました。

その後、
物資の充足を確認できたため、
現在は被災しながらも在宅で生活されている方々のために
暖房器具等の物資支援を行っています。



丸森町は町内の3河川(内川、新川、五福谷川)
の18か所で決壊や越水が起こり、
1,000世帯以上が床上床下浸水しました。

土砂災害も発生し、
住居の全壊および大規模半壊が約350件、
半壊および一部損壊が約950件にものぼっています。



ADRA logo 1. 191021住宅03.jpg

[水害後の町内]



床上浸水等の被害を受けたものの
在宅のまま避難をされている方々の居宅の多くは
半壊、準半壊、一部損壊の認定を受けています。

これらは半壊以下の認定であり、
基本的には応急修理制度以外の
公的支援を受けることができません。

これらの世帯のほとんどが水回り
(キッチン、風呂、トイレ等)
に被害を受け、普通の生活ができる状況にありません。

また、1階に置いていた生活家電
(冷蔵庫、洗濯機、暖房器具等)、
洋服や小物、倉庫での保管物などは
全て処分せざるを得なくなった方々ばかりです。



2019年12月に対象世帯のお宅に
お邪魔してお話を伺いました。

皆さん寒い中、
床下等の乾燥をするために窓は全開、
片付けや掃除に追われていらっしゃいました。

壁にはまだ床上浸水時の水位が分かるほどに跡が残っていたり、
処分する家財が庭に積んであったりと、
まだまだ以前の生活に戻るには時間が必要だと感じました。

阿武隈川沿いに建つお宅の被災者は、


「まさかこんなになるなんてね。」


と今でも信じられないご様子でした。



ADRA logo 2. IMG_3906.jpg

[阿武隈川の越水箇所で当日のお話を聞いた]



ADRA logo 4. IMG_1338.jpg

[こちらのお宅ではお邪魔した際にも片付け真っ最中]



ADRA logo 3. IMG_1323.jpg

[壁の断熱材を取り除いているお宅]



ADRA Japanは丸森町と協議を重ねた結果、
半壊以下の認定を受けた世帯(約660世帯)を対象に
暖房器具を中心とした物資支援を行っています。



対象世帯の方々には
複数種類の暖房器具から一点
または丸森町内で使用できる商品券を選んでいただき、
ご希望の物を提供します。

商品を申し込まれた方々や受け取られた方々の声をご紹介します。



「温かいご支援ありがとうございます。大切に使わせて頂きます。」



「国からも県からも何の支援もなく、
今回この様に支援して頂けること、大変ありがたいです。
大事に使わせて頂きます。」



「寒くて震えて過ごさなくても良くなります。
年寄りがいるので助かります。」



「電気製品全て水損したので助かります。ありがとうございます。」



先日1月31日に事務所に届いたハガキのメッセージ欄には



「今もまだ水が出ない生活で困っています。
早く水が使えるように願うばかりです。」



との記載がありました。

お電話でお話を聞いたところ、



「井戸が土砂で埋まってしまったので
何か月も前から業者に修理を頼んでいたんです。

先日やっとコンセントが発見されたので
今度ポンプに繋げてもらう予定です。

家の裏の山は土砂崩れをおこして
この後のことを考えると本当に大変。」



とおっしゃっていました。

ご自宅は床下浸水で家自体はほぼ無傷。

ですが台風から4か月経った今も水を使えない状況。

家の裏の土砂は崩れ、
土砂の撤去は町がしてくれるものの
今後の地滑り防止対応にはほんの一部しか
補助が出ないから厳しいとお話されていました。

お1人暮らしのため引っ越しも考えたそうですが、
娘さんたちの帰る場所を無くさないで欲しいという気持ちも受け、
水が出たらご自宅に戻る予定だとおっしゃっていました。
(現在は隣町に避難中)

一見すると大丈夫そうなお宅の方も、
このように厳しい状況の中にいらっしゃる方がまだまだいます。



報道は少なくなってきましたが、
今も各地域で被災された方々は
通常の生活を取り戻そうと奮闘しています。



ADRA Japanは引き続き、お手伝いしていきます。


※この事業は皆さまからのご寄付と、
ヘルピングハンズ、パルシステム、
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ、
Civic Forceの助成を受け実施しています。


(執筆:国内事業担当 三原千佳




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