(12/13) ミャンマー便り vol. 29 〜カレン州のお祭りに行ってきました〜 [2019年12月13日(Fri)]
ミャンマーには135種類の民族が暮らしていると言われており、 それぞれが独自の文化を持っています。 ADRAが活動しているカレン州には カレンと呼ばれる民族が住んでいます。 カレン州の始まりは今から68年前に遡ります。 1951年11月7日、 当時のカレンのリーダーが憲法改正法に署名し、 1955年からカレン州として指定されました。 そのため、毎年11月7日は「カレン州の日」としてお祝いされており、 11月7日〜10日はお祭りが催されます。 この期間、州都パアンは一年で最もにぎやかになります。 <カレン州祭り開会式の様子> このお祭りでは、 沿道にびっしりと屋台が出現し、 軽食に果物、雑貨など ありとあらゆるお店が並びます。 また、ステージではダンスや音楽が披露されたり、 カレン州の文化や企業・団体の活動を紹介する ブースなども並んだりします。 特にカレン州の伝統舞踊ドンダンスのコンテストは圧巻です。 <カレン州の伝統舞踊ドンダンス 出典: https://www.facebook.com/pg/KICNewsPage/photos/?ref=page_internal (Karen Information Center 2019年11月26日閲覧)> ドンダンスは 「カレンの人々の結束」を表現しています。 1チームは男女16名ずつの踊り子と、 演奏者と歌い手の50名以上で構成されます。 動画ではわかりにくいですが、 ほとんどつま先立ちで踊ります。 この激しくも息の合った踊りを30分近く踊るため、 舞台裏では倒れる踊り子の姿もあります。 この日のために 出場チームは何日も前から練習を重ねています。 町のあちこちで ドンダンスを練習する若者の姿を見かけるようになると、 カレン州祭りの日が近いことを教えてくれます。 ミャンマーの多くの民族がそうであるように、 カレン州祭りの日はカレンの人たちが 自分たちの文化を大切にし、 誇りを持っていることを肌で感じることができます。 時代の流れに合わせて 少しずつお祭りのかたちは変わっていくかもしれませんが、 カレンの人たちが大切にしているものや 文化が今後も続いていくことを願わずにはいられない、 そんな「カレン州の日」でした。 <カレン州の民族衣装を着て事業スタッフと(右端が駐在員の松川)> (執筆:ミャンマー事業担当 松川 聡) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |
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