(6/20)〜6月20日の『世界難民の日』に(その3)〜 いろいろな状況下にある難民 [2019年06月20日(Thu)]
・〜6月20日の『世界難民の日』に(その1)〜 世界の難民について考える はこちら ・〜6月20日の『世界難民の日』に(その2)〜 もしも難民になってしまったら? はこちら 難民キャンプに逃れてくる難民は、 紛争や暴力を逃れて命からがらの状態で、たどり着きます。 皆さんも難民というと、すぐに思い浮かぶのは、 「難民キャンプ」で生活する難民の人たちではないでしょうか? [バングラデシュにあるロヒンギャ難民キャンプ] [エチオピアにある南スーダン難民キャンプ(開設3年後)] しかし今日では、こうした難民キャンプではなく、 都市で生活する難民の数も増えてきています。 例えば、レバノンには隣国のシリアから逃れてきた難民が多く生活しており、 レバノンのもともとの人口とシリアからの難民の比率は、 約5:1と言われています。 [レバノンに住むシリア難民(ガレージにて生活している)] そして、レバノンの首都ベイルートには多くの難民が生活しています。 都市に逃れて生活する難民の詳細を把握することはとても難しいのですが、 世界全体でみると難民の1/3が、都市で生活する『都市型難民』であるとも言われています。 [レバノンに住むシリア難民の住居] [シリア人家庭を訪問した際の様子。家の中で遊ぶ子どもたち] また、国によっては地理的・経済的な理由から国外に出ることができずに、 国内の別の場所に避難する人たちも多く存在します。 こういう方たちは国内避難民と呼ばれますが、 例えば、紛争の続いているイエメンでは、 人口の10%以上の人たちが国内避難民となっています。 [イエメン国内の避難民] [イエメン国内の避難民] [イエメン国内の避難民が作った仮定住場所] 明日は、こうした様々な難民の方たちに対するADRAの取り組みをお伝えします。 (文責:海外事業課 小出一博) ADRA Japanのホームページはこちらです ADRA Japanフェイスブックページ ADRA Japan Twitterアカウント |
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