CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«(2/27) 西日本豪雨災害 支援活動報告Vol.5(冬期の活動) | Main | (3/13) イエメン便りvol.6 「信頼できる現地スタッフがいるから、日本人が入国できないイエメンでも事業ができる」»
ADRA Japan団体概要

ADRA Japanさんの画像
最新10記事
<< 2020年12月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
記事カテゴリー
https://blog.canpan.info/adrajapan/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/adrajapan/index2_0.xml
(3/8) 南スーダン便りvol.83 クイズです!3月8日は何の日でしょう? [2019年03月08日(Fri)]

みなさん、こんにちは。
河野に代わって現在エチオピアで駐在をしている羽鳥です。


突然ですが、3月8日は何の日か知っていますか?
勘のいい方はすぐわかると思います!

そうです! 全日本蜂蜜協同組合と日本養蜂はちみつ協会が制定した「みつ(3)ばち(8)」の日です!

・・・「みつばちの日」も正解なのですが、実は3月8日は、「国際女性デー(International Women's Day)」です。
「国際女性デー」は1904年にニューヨークで婦人参政権を求めるデモが起こったことを起源として、1975年に国連で制定されました。現在はこの日に国連総長が女性の平等な社会参加の環境を整備するように、加盟国に対して呼びかけています。

アフガニスタンやラオスなど、国によってはこの日を祝日にしています。
また、ロシアやウクライナ、ベラルーシ等の旧ソ連諸国では、男性から女性に春の花束やプレゼントをあげるという習慣もあります。これらの国の市場では、花が高価な寒い時期であるにもかかわらず、男性たちは大枚をはたいて花を求めるようです。


今回のブログでは、「国際女性デー」にちなみ、ADRA Japanが活動しているエチオピアの南スーダン難民キャンプにおける女性のこと、どのような活動や支援が行われているかをご紹介します。

ADRA Japanは2014年からエチオピアのガンベラにある難民キャンプで、南スーダンから逃れてきた難民の人々のために活動しています。
現在はクレ難民キャンプでトイレの建設と衛生啓発活動を行っています。

ガンベラでは5つの難民キャンプに約42万人の難民が暮らしています。そのうち、女性は55%を占めます。また、女性と18歳以下の子どもは88%を占めています。
夫は南スーダンに残り、妻と子どもが隣国であるエチオピアに避難しているケースが多いため、世帯主が女性の家庭も多いのです。
そのため難民キャンプの中を歩いていると、本当に多くの女性や子どもを見かけます。

彼女たちはADRA Japanの活動にも多く参加してくれています。
ADRA Japanは衛生啓発活動として、手洗いや貯水用のポリタンク洗浄を推進する活動や、衛生知識の普及を行っています。

難民の中から選ばれた衛生啓発の指導員や啓発員たちが、私たちと一緒に衛生啓発活動を行っています。計79人の衛生啓発指導員と衛生啓発員のうち、8割の63人が女性です。
また、衛生啓発活動の一環として女性の衛生に関する知識の普及にも努めています。
毎日下着を洗うことやコットンを使った生理用ナプキンの代用品の作り方など実践的な知識を伝えています。


1.衛生啓発員の女性。左からニャチューさん、ニャグリさん、ニャルシエルさん.jpg
衛生啓発員の女性。左からニャチューさん、ニャグリさん、ニャルシエルさん。



上の写真は、衛生啓発員としてADRA Japanの活動に参加している女性たちです。
私たちがクレ難民キャンプで活動を再開した2017年7月から現在まで、衛生啓発活動を支えてくれています。
ADRAでの活動について以下のようなコメントをしてくれました。


ニャチューさん「南スーダンにいた頃は、誰も衛生に関する知識を持っていませんでした。難民キャンプで衛生啓発活動を行うことで、人々が衛生に関する知識を身に着け、より良い衛生環境で生活できるようになりました。」

ニャグリさん「毎日の活動のおかげで衛生に関する知識は普及してきています。でも、石鹸や清掃用品といった衛生の維持に必要な物資が足りていません。」

ニャルシエルさん「毎日、楽しく衛生啓発活動を行っています。難民の人たちが新しい知識を学んでくれることが嬉しいです。」


最後に3人がこんなことを言っていました。

「これからもADRAと一緒に衛生啓発員として活動していきたいです。私たちはこの仕事に誇りを持っています。これからも頑張ります。ADRAの職員の人たちもこれまで以上に頑張って働き、私たちを支えてください」。

この言葉を聞いて身が引き締まる思いになりました。


難民キャンプのなかでは他にもさまざまな形で女性向けの支援が行われています。
例えば、診療所では出産のほか、出生前・出生後検診が行われ、妊産婦がより安全に出産できるようにサポートを受けています。
母子の体に危険が生じる場合には難民キャンプの外の大きな病院に移送して適切な処置が行われます。

また性暴力(SGBV: Sexual and Gender Based Violence)に遭った被害者に対しての心理的サポートも行われています。


冒頭で紹介した国際女性デーですが、当日は難民キャンプの中でもイベントが開催されます。
難民の女性たちのほか、難民キャンプで活動するNGOや国際機関が参加します。

ADRA Japanからも衛生啓発員が参加し、衛生啓発をテーマにした劇を披露することになりました。先日から練習が始まり、本番に向けて着々と準備を進めています。


2.国際女性デーのイベントのために劇の練習を行っています.jpg
国際女性デーのイベントのために劇の練習を行っています。



これからもADRA Japanは様々な形で衛生啓発活を行い、難民キャンプの衛生環境の維持に努めていきます。
今後もご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたしします。


*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。


(執筆:海外事業課 羽鳥憲伍)



ADRA Japanのホームページはこちらです

ADRA Japanフェイスブックページ

ADRA Japan Twitterアカウント


Posted by ADRA Japan at 16:36 | 南スーダン便り | この記事のURL