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(9/29) 南スーダン便りvol.80 ADRAスタッフが自宅に○○を建設!? 私財を投じて作った理由とは? [2018年09月29日(Sat)]

みなさん、こんにちは!
エチオピアに駐在している河野です。


ADRA Japanは今年からクレ難民キャンプで、尿分離型世帯別トイレ(通称:UDDT)の建設を進めています。

UDDTはガンベラの従来型世帯別トイレの課題である、耐用年数の短さを克服するトイレとして導入されました。

また、2.5mのトイレ穴を必要とする従来型世帯別トイレは、固い地盤の場所では建設できなかったり、雨季に洪水の影響を受けやすい場所ではトイレ穴が崩落してしまうという課題もあります。

UDDTは地上に便を格納する容器があり、トイレ穴を必要としないのでこれらの課題も克服できます。

さらに、便は便槽内で堆肥化され、有機肥料として活用することが可能です。



この改良型トイレに感銘を受けたスタッフが、なんと私財を投じて自宅にUDDTを建設したのです!

スタッフの名前はTut Chiechといい、倉庫管理係として働いています。

この写真が、彼が自身のコミュニティに建設した改良型トイレです。


ADRAスタッフ(倉庫管理係)Tut_Chiechが建設した尿分離型乾燥トイレ(UDDT).jpg
ADRAスタッフ(倉庫管理係)Tut Chiechが建設した尿分離型乾燥トイレ(UDDT)



難民キャンプでは世帯別トイレのため1棟1基の仕様を採用していますが、彼のトイレは1棟2基となっています。

なぜ私財を投じてまでUDDTを建設しようと思ったのかをTutに聞いてみたところ、このように答えてくれました。

「UDDTの良い所は、地下水の汚染を防げることです。
私の自宅のあるコミュニティは地下水が多いので、屎尿による汚染が無いことは大切です。
以前トイレ穴を掘った時は、地下水により穴が崩れてしまいました。UDDTの場合はこうした心配がいりません。
また、家族が農業を行なっているので、堆肥を活用したいと考えています。

建設してしばらく経ちますが、最近では他のコミュニティの人々が私たちのトイレを頻繁に訪れ、見学するようになりました。
彼らは口々に、トイレ穴が不要なトイレがあるなんて知らなかった!と言い見学に来るのです。」


私はスタッフが私財を投じてUDDTを建設するとは思っていなかったので、嬉しい驚きでした。

私費を投じるということは、彼が改良型トイレは投資する値段以上の価値をもたらすと感じた訳ですから、事業実施者としてとても喜ばしいことです。


「ADRAでの勤務を通して新しい技術を学べたことが嬉しい」


と笑顔で言ってくれたTutに元気をもらい、明日からも日々の業務に励もうと気持ちを新たにする河野でした。


Tut_Chiechと配偶者のNyakim_Diwさん.jpg
Tut Chiechと、配偶者のNyakim Diwさん



それでは、今回はこの辺りで!

今後も、私、河野が支援活動の様子やエチオピアでの難民キャンプの様子、難民の人たちの声などを現地からお伝えしていきたいと思います。

いつもご支援いただきありがとうございます。



*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。


(執筆:海外事業課 河野雄太



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Posted by ADRA Japan at 09:00 | 南スーダン便り | この記事のURL