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(9/26) 南スーダン便りvol.78 援助団体への○○対策のため、水衛生委員会の活動を取り入れました! [2018年09月26日(Wed)]

みなさん、こんにちは!

エチオピアに駐在している河野です。
今日はガンベラ州クレ難民キャンプにおける水衛生委員会の活動を紹介したいと思います。


水衛生委員会は、「難民による難民のためのボランティア組織」で、
委員は無償で1日1時間、清掃、啓発等の活動を行ないます。

この水衛生委員会は昨年7月から初の試みとして組織され、
現在521人の難民が委員として活躍しています。


難民キャンプでよく見られる問題の1つに、彼らの援助団体への依存があげられます。
水衛生委員会はこの問題への対応策として、ADRAがエチオピア難民帰還民担当機関(ARRA)およびUNHCRと協議のもと発足させました。


当初は「報酬無しに働きたくない」との難民や難民中央委員会(RCC)からの反対の声も多くありましたが、
地道に「自分たちでできることはする」ことの大切さを訴え続けた結果、当初難色を示していたRCCの協力を得ることができました。

難民コミュニティの中にも少しずつ、できる範囲で自発的に動こうという精神が浸透してきていると感じます。


ADRAスタッフで水衛生委員会コーディネーターのGatluak Pal Kangはこう言います。

「当初、難民は報酬を求めてばかりいました。難民コミュニティのリーダーに無給で難民達を活動に参加させることを叱責されたこともあります。
しかし、コミュニティを強くするためには、自立に向かって意識を変えていくことはとても重要なのです。その必要性を訴え続けました。」


水衛生委員会による清掃活動の様子とADRAスタッフ.jpg
水衛生委員会による清掃活動の様子とADRAスタッフ(水衛生委員会コーディネーター)のGatluak Pal Kang(左の男性)



上の写真は2018年6月に、クレのゾーンEで行なわれた清掃活動の様子です。

当日はこの付近に住む水衛生委員を中心に214名の委員が清掃活動として蚊の生息地となる草刈りを3時間行いました。

参加者の1人、Nyaduel Maybayさんはこのように話してくれました。
「子どもたちに悪い影響を与えるものは母親によって対処されねばなりません。
汚い環境は病気の元です。次はここから少し離れた所にある藪をきれいにしたいです。」


水衛生委員会による清掃活動の様子(写真後ろも活動前は手前の様に雑草に覆われていた).jpg
水衛生委員会による清掃活動の様子(写真後ろも活動前は手前の様に雑草に覆われていた)


「しかし、まだ課題は残っています。」
Gatluakの上司のNyahok Darは言います。

「ようやく水衛生委員会のメンバーは考えを理解してくれました。ただ、今はADRAという旗振り役があってこそ、このような大規模な活動ができています。
今後は難民コミュニティのリーダーなど異なるレベルの人々を巻き込んで、たとえADRAがいなくても、このような活動ができるようになることが大切です。」


ADRA Japanは、難民ができることから始め、将来は援助に頼らずに生活できるようになることを目標としています。

今後は、これまで有給で行なってきた衛生啓発活動の一部を水衛生委員会に引き継ぎ、難民が主体的に活動に参加するよう促していきます。

また、ADRAがいなくても水衛生委員会が機能するよう、難民中央委員会(RCC)への引き継ぎを進めていきます。


清掃活動に参加してくれた委員と紫色のショールを身に付けたNyaduel_MaybayさんおよびADRAスタッフ.jpg
清掃活動に参加してくれた委員、紫色のショールを身に付けたNyaduel Maybayさん(右から4番目)、そしてADRAスタッフ(衛生担当)のNyahok Dar (左から3番目)


それでは、今回はこの辺りで!

今後も、私、河野から、支援活動の様子や、エチオピアでの難民キャンプの様子、難民の人たちの声などをお伝えしていきたいと思います。


いつもご支援いただきありがとうございます。



*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。


(執筆:海外事業課 河野雄太



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Posted by ADRA Japan at 13:16 | 南スーダン便り | この記事のURL