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(8/30) 【シリア難民支援】「子どもが学校を好きになりました」学習教室に通う子どもの保護者の声 [2018年08月30日(Thu)]

ADRAは、多くのシリア難民が避難生活を送るレバノンで、彼らの子どもを対象とした学習教室を開いています。


学習教室では、幼稚園に通うことができない4〜5歳の子どもを対象にアラビア語やフランス語、理科や算数などの基礎学習を教える就学前教育プログラムを実施しています。

これに加え、以前は6〜12歳のレバノンの公立学校に通う子どもを対象に授業の補習や宿題のサポートを行う、ホームワーク・サポートプログラムも実施していました。



今回は、子どもを就学前教育プログラムに通わせている保護者からの声をお届けします。

5歳の男の子、Omar Haririくんは、昨年よりADRAの学習教室で就学前教育プログラムに通っています。
Omarくんのお母さんに、レバノンでの生活や子どもについてのインタビューを行いました。


ADRAの学習教室で好物に喜ぶOmarくんと友達.jpg
学習教室で大好きなチョコレートサンドイッチを食べるOmarくん(右)とお友達(左)



Q:
いつからレバノンで暮らしていますか?また、レバノンで暮らす上で、大変なことはなんでしょうか?
A:
4年前にシリアからレバノンに逃れてきました。Omarは両親と3人の兄弟と暮らしています。
レバノンでの暮らしでは、高い物価やレバノン人からの反感など、困ったことも多くありますが、一番の心配事は子どもの教育についてです。
将来的に、シリアに戻る選択肢やその他の国に渡ることも考えていますが、子どもの教育にとって一番良い選択肢を選びたいです。


Q:
レバノンに来て、子どもには何か変化がありましたか?
A:
まず、学校のカリキュラムがシリアとは違うため、戸惑っていました。
シリアでは英語を重点的に教わりますが、レバノンでは主にフランス語やアラビア語で教わります。
子どもたちは、最初フランス語が分からずに苦労していました。


Q:
OmarくんがADRAの学習教室に来てから何か変化はありましたか?
A:
まず、学校が好きになりました。
以前、近隣の学校に通っていたころは、小さい教室に60人くらい生徒がいて、教室の中も騒がしく落ち着いて勉強できなかったようです。

また、Omarは先生に叩かれたことがあり、学校を逃げ出すこともありました。
ADRAの学習教室に通うようになってからは、先生も信頼でき、祝日を嫌がるくらい毎日楽しく学習教室に通っています。

最初戸惑っていたフランス語も、最近では家でもフランス語で自分から会話をするようになりました。
人に何かを頼む時の丁寧な言い方なども、学習教室で身につけたものを実践しています。





Omarくんのお母さんの教育に対する強い思いを感じたインタビューでした。

ADRAはこうした学習支援に加えて、厳しい避難生活を送る難民の家庭を対象に、冬場に増える支出を賄うための現金給付による支援を行っています。

Omarくんの家庭はこの支援によって、子どもたちの冬服や、生活が苦しく普段はなかなか買うことができない本など教育に関するものを購入することができました。


Omarくんの兄弟と支援で購入した冬服や本など.jpg
Omarくんの兄弟と現金給付による支援で購入した冬服や本など


最後にインタビューの中で印象に残ったお母さんの一言を紹介します。

『教育は一度身についたら子どもたちにとって、武器になります。新たな環境に行ったとしても一度身に付いたものは変わらないのですから。』


Omarくんとクラスメイトたち.jpg
Omarくんとクラスメイトたち



ADRA Japanはこれからも、母国とは異なる環境で避難生活を送る子どもたちが1人でも多く子どもらしい生活を取り戻し、将来への希望を持てるよう事業をしていきます。

*本事業は、皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームからの助成金で実施しています。



執筆:海外事業課 柳沢ちさと



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Posted by ADRA Japan at 13:10 | シリア難民支援 | この記事のURL