CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«(7/11) 西日本豪雨災害 平成30年7月豪雨被災地支援活動報告Vol.2 | Main | (8/28) ネパールへの形成外科医療チーム派遣について»
ADRA Japan団体概要

ADRA Japanさんの画像
最新10記事
記事カテゴリー
<< 2021年04月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
https://blog.canpan.info/adrajapan/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/adrajapan/index2_0.xml
(8/23) 南スーダン便りvol.77 エチオピア政府とUNHCRによる年次評価 [2018年08月23日(Thu)]

皆さん、こんにちは!

いつもご支援いただき、ありがとうございます。
エチオピアに駐在している河野です。


今日は、エチオピア政府の難民帰還管理局(ARRA)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が年に一度行うNGOへの評価会である「Annual Evaluation」について書きたいと思います。


この評価会は、各難民キャンプにて2日間かけて行われます。

初日は難民キャンプで活動するNGOが事業進捗のプレゼンテーションを行います。
2日目は実際に難民キャンプを訪問し、難民から支援活動に関して満足しているか、不十分な点がないかなどの聴き取りを行います。

その後、難民キャンプ内での各団体の活動を視察します。


今回のブログでは2日目に行なわれたADRA Japanの事業地であるクレ難民キャンプでの聴き取りについてお伝えしたいと思います。


聞き取り調査に参加するADRAのエチオピア現地スタッフ.jpg
聞き取り調査に参加するADRAのエチオピア現地スタッフ


ADRAは2014年から2015年までクレ難民キャンプで活動していました。

その後、各団体との支援活動の調整により、隣のテレキディ難民キャンプに活動の場を移しました。

そして、2017年7月からは再びクレ難民キャンプでの活動を開始しています。


クレ難民キャンプで活動するのは私がガンベラの駐在員となってから初めてのことなので、どんな反応が難民から出るのか、内心かなり心配していました。

聴き取り調査の当日は、会場である現地の小学校には難民が20名程集められていました。


小学校に集まったクレ難民キャンプの人たち(ADRA Japan).jpg
小学校に集まったクレ難民キャンプの人たち

司会者のUNHCRの職員がまず聞いた質問は、「クレ難民キャンプで衛生の分野で活動を行なっている団体はどこですか?」でした。
するとすぐに難民のみなさんは「ADRAです!」と答えてくれました。

続く「ADRAの活動はどうですか?不満な点は無いですか?」という質問に対しては「ADRAはクレで新しく活動を始めた団体だけど、良い活動をしています」という意見が多く聞かれました。

次に、司会者は「ADRAの活動で、何か改善点はないですか?」と聞きました。
これには、「掘削されたトイレ穴は子供や動物が落ちる危険性があるので早くトイレスラブ(コンクリートで固めたトイレの型)で塞いでほしい」という指摘が出ました。

この点は事業を進める際に気を付けてはいるものの、トイレの穴をスラブで塞ぐまでは若干の時間差が出てしまうのも事実です。

インタビューでの応答を受け止め、これまで以上にこの時間差を縮める必要性を感じました。
トイレの穴には事故を防ぐための目印をつけていますが、これも引き続き徹底する必要があると再認識しました。

幸いにも、課題としてキャンプの方々からの指摘があったのはその点のみであり、その他の意見はADRAの活動を評価してくれる内容で一安心しました。


その後、別の難民にADRAの衛生啓発活動について聴き取り調査を行なった際には、「ADRAはキャンペーンや戸別訪問で衛生に関する知識を教えてくれる。また、支援団体の援助を待たず、難民も自分たちでできることをやることが大切だとアドバイスしてくれた。」という発言がありました。

私としては特に後者が難民の口から出たことは良い意味で驚きでした。

ガンベラに限らず世界の難民キャンプで難民の援助依存が問題になっていますが、私たちの事業では戸別訪問の際に「自助努力の衛生」をトピックの1つとして伝えています。

これは、自助努力の精神を促し、難民に「自分たちでできることは自分たちでやろう。それが難民コミュニティの強化につながるのだから」ということを繰り返し啓発しているものです。


このような背景がありますので、今回の聴き取りで難民の口からその言葉を聞くことができたのはとても嬉しいことでした。


今後も、私、河野から、支援活動の様子や、エチオピアでの難民キャンプの様子、難民の人たちの声などをお伝えしていきたいと思います。

いつもご支援いただきありがとうございます!



*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。

(執筆:海外事業課 河野雄太

ADRA Japanのホームページはこちらです


Posted by ADRA Japan at 13:10 | 南スーダン便り | この記事のURL