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(5/17) ハイチ地震ー緊急支援から復興支援へ [2010年05月17日(Mon)]
〜ハイチ地震ー緊急支援から復興支援へ〜


2010年1月12日、ハイチでは首都郊外約15キロを震源とするマグニチュード7.0の大地震が発生し、首都のポルトープランスを中心に壊滅的な被害を受けました。
ハイチ大地震復興支援会合では、死者22万2570人、負傷者31万928人、行方不明者869人、被害総額は約77億5000万ドルだと発表されました。
ADRAは、ハイチで約30年の支援活動実績があるADRA Haiti(ハイチ支部)を中心に、被災者支援活動を行ないました。
ADRAは、主に首都ポルトーフランス郊外のカルフール地区及びハイチアドベンチスト大学内の避難村を中心に、被災者支援活動を行ないました。


【OCHA (国連人道問題調整事務所)の発表】
・ハイチの復旧・復興のために今後18ヶ月間で53億ドル(約4900億円)の拠出することを表明しました。
・現在も1,373カ所の避難村(所)で411,090世帯、2,090,877名が避難していると推定されます。
・WFP(世界食糧計画)の食糧配布合計量は163億4500万トンにのぼりました。
・FAO(国連食糧農業機関)とパートナー団体9,000以上の農家世帯に種子と道具を配布しました。
・4月5日より被災地で学校が再開されました。70の学校で調査した結果、地震以前に入学していた児童の75%が学校へ戻ってきています。
・今後の雨季の到来を考慮すると、マラリアの症例が増加すると思われます。その予防策のひとつとして蚊帳や防水シートの配布が行なわれています。



【ADRAの被災者支援活動】

『避難村運営』
・カルフール地区ハイチアドベンチスト大学内で、避難村(避難者:約25,000人)を運営しました。
・避難村では、食糧や生活物資の配布の他、野外病院による傷病者の治療などを行ないました。また、「ADRA子どもセンター」を開設し、子ども達の心のケア(トラウマケア)も行ないました。
・ジェンダーに基づく暴力を防ぐため、3つのトイレ地帯に電灯と発電機を設置しました。
・30の可動式トイレ及び2つの貯水タンクの設置(300世帯利用)を設置しました。





『配布活動』
・WFP(国連世界食糧計画)と協働して食糧配布を行ないました。
・テント、防水シート、保健衛生キット、調理用品などの配布を行ないました。






『浄化された水の供給』
・地震発生直後は、水浄化タブレットを約420万個配布しました。(1リットルの水を約20分で浄化し、飲み水として使用可)
・Global Medic(カナダのNGO)と協働して、浄化された水を供給しました。特に「Trekker(トレッカー)」という移動式浄水装置は、コンパクトでバイクの動力を使って水を浄化ができるため、バイクチームを編成して、カルフール地区で水の供給を行ないました。
・避難村では大型浄水装置も使用し、避難民に対して供給しました。





『医療支援』
・カルフール地区ハイチアドベンチスト大学内の避難村に設置している野外テント病院にて、傷病者のケアを行ないました。(70〜100名の診察/日)
・WHO(世界保健機構)から支給されているワクチン接種も行ないました。
・雨季に懸念されるマラリアとデング熱について、70名のハイチ人保健専門家のための訓練セミナーを開催しました。
・衛生管理、母乳育児、性感染症、HIV、ジェンダーに基づく暴力について、12名の公衆保健看護師を対象とした、トレーナーのための訓練(5日間半)を開催しました。
・「ADRA子どもセンター」に来訪するこどもたちの精神保健、心理社会支援プログラムを担当する心理学者5名を対象とした訓練を行ないました。








【今後の活動】
今後は、ADRA Haiti(ハイチ支部)が復旧・復興支援活動を行ないます。
ADRAはプティ・ゴアーブの5つの地域で仮設住宅の建設をHandicap Internationalとオランダ赤十字社と協働で行ないます。



皆様からのハイチ地震被災者支援に対する寄付金は、ADRA Japanから
ADRA Haitiに送金し、上記事業に活用しています。
皆様のご支援を心より感謝申し上げます。







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Posted by ADRA Japan at 19:15 | 緊急支援 | この記事のURL