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(7/21)【ネパール地震】〜自分でできることは自分でします〜 [2015年07月21日(Tue)]
チェテン・タマンさんは夫と4人の子どもたち(娘3人、息子1人)と一緒にラスワ郡のとある村に住んでいます。1年前、夫と一緒に家を建てたばかりでしたが、彼女の家は4月25日の地震により被害を受け、全壊は免れたものの壁のほとんどが崩れてしまいました。

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チェテン・タマンさん

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1年前に建てたばかりの家

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家の内部


地震後に家屋の被害状況を調べに来た政府の技術者には「修復は不可能。取り壊して新しく建て直さなければならない」と言われたそうです。

「この家のローンを支払い終えていないのに、また新しい家を建てるためのローンを組まなければならないのよ」と話していたチェテンさん。ただ、その顔は悲しみに暮れてはおらず、現在の状況を受け入れて前を向き、自分でできることを全力でやっていこうという気持ちにあふれていました。

チェテンさんは現在、ADRAの支援を受けて仮設家屋を建てています。

「大工用具一式、トタン、竹、ドアや窓の部分に使う金属シート、セメントやネジ、釘といった必要な資材はすべてADRAが支援してくれました。今はビニールシートで作ったテントに寝泊りしていますが、雨が激しく降るとビニールシートの継ぎ目などから水が入ってきてしまうため、寝られたものではありません。
夫と私だけでは仮設家屋は建てられないので、大工さんに手伝ってもらわないといけません。大工さんを1人雇うための費用は、1年前には1日当たり700ルピーだったものが今は1,000ルピーまで上がっています。でも、ADRAが資材と大工用具はすべて提供してくれたので、自分たちでできるところは自分たちでしないといけないと思っています。夫がポーター(荷物運び)として働いて、その給与で大工さんを雇う費用を工面しています」


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チェテンさんの仮設家屋は家族のほか、近所の人や大工さんが総出で建設しています


ADRA は、住民が自分たちの手で生活を再建できるよう、今後も支援を行なっていきます。


(執筆:ネパール事業担当 小川真以

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | 緊急支援 | この記事のURL