(12/1) 12月1日は、世界エイズデー [2014年12月01日(Mon)]
世界エイズデーは、世界規模でのエイズ蔓延の防止、AIDS(エイズ)患者やHIV感染者に対する差別・偏見の解消を目的として、1988年に世界保健機関(WHO)によって定められた国際記念日(国際デー)です。
この日は、世界中でさまざまなイベントが行なわれ、今もなお世界中でエイズに苦しんでいる人へ向けてメッセージを送り、啓発活動を通じて差別・偏見の解消を図るためにキャンペーンが行なわれています。日本においてもシンポジウムや学会などが、12月1日前後に開催されています。 ADRA Japanも南スーダンでの活動の中で検査やカウンセリングが受けられるセンターを運営していたほか、啓発活動に努めてきました。 2014年12月に南スーダン・ナシールで開催した世界エイズデーのイベントの様子 世界エイズデーのシンボルはレッドリボンです。レッドリボンは、もともとはヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。このレッドリボンがエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わり頃でした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にもエイズが広がり、エイズに倒れて死亡するアーティスト達が増えていったのです。そうした仲間達に対する追悼の気持ちと、エイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、レッドリボンをシンボルにした運動が始まりました。 この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越え、世界的な運動として発展し、レッドリボンはUNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージの表れでもあります。 ところで皆さんは、エイズ予防のABCをご存じですか? A: Abstinence B: Be faithful C: Use of Condoms つまりAは結婚前(成人前)にセックスをしない、 Bはパートナーは1人にしぼる、 Cはコンドームを使用する、ということ。 世界エイズデーを機会に、今一度HIVやエイズについて考えてみませんか? (執筆・ライティングボランティア 立石淳子) |
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