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(4/11)【国内災害(防災啓発)】シェイクアウトをご存知ですか? [2014年04月11日(Fri)]
2011年3月11日に発生した東日本大震災から3年と1か月が経ちました。メディアなどを通じて、いまだに残る地震や津波の爪痕と被災された方の多くが今もなお不自由な生活を送っている光景などを目にし、自然災害の脅威に改めて身が引き締まる思いです。

地震大国と言われる日本ではいつどこで地震が起きても不思議はなく、首都直下地震、南海トラフ地震などの巨大地震が今後30年以内に起こる可能性が高いとも言われています。自分や家族の大切な命を守るためにも、災害に対して平時から備えることが非常に大切です。

1月17日のブログでは地震に対する備えとして、地震発生後にそれぞれの場所でどのような行動を取ればいいのかについてご紹介しました。

【阪神・淡路大震災から19年】地震発生時の行動を確認しましょう!


大きな地震(最大震度5弱以上)が発生する直前には「緊急地震速報」が発表されます。突然の警告音に驚きますが、ただ慌てているだけでは意味がありません。


@緊急地震速報.jpg    


A緊急地震速報(スマホ).png
緊急地震速報のイメージ画像


また、運悪くこうした速報によって地震の発生を事前に知ることができず、何も前触れもないまま強い揺れに襲われることも十分に考えられます。こうした時、身の安全を確保できるよう即座に取るべき行動を普段からシミュレーションしておくことが大切です。
今回はそのシミュレーションをご紹介します。


皆さんは、「シェイクアウト」という言葉をご存知でしょうか。

「シェイクアウト」とは「一斉防災訓練」を意味する造語で、2008年に米国の防災関係者らの発案でスタートした防災訓練で、現在では日本にも紹介されています。訓練会場に参加者を集めて行なう防災訓練とは異なる至ってシンプルな訓練であり、事前に登録した不特定多数の人が、一斉にそれぞれの場所で

1.DROP!(まず姿勢を低く!)
2.COVER!(頭を守る!)
3.HOLD ON!(動かない!)

を行ない、地震が起きた際の安全確保のための行動を身につける訓練です。


Bシェイクアウト.png


「シェイクアウト」は決められた日時に、学校や職場あるいは自宅など、その時いる場所で参加する訓練です。訓練は主催者が決めたタイミングで各自が行ないます。地方自治体などが主催する一斉訓練に参加するには事前登録が必要となります。

地震はいつどこで何をしている時に起きるかわかりません。瞬時に安全な場所を見極める判断をしなくてはならないでしょう。

いざ地震が起きた時に即座に身を守る行動が取れるように、普段から何度も訓練をして身につけておく必要があります。

「シェイクアウト」は一斉訓練に参加する以外にも、時報などを合図に各家庭や会社で行なうこともできますし、また外出先などでも実施できます。

【室内にいる時に地震が起きたら・・・】
1.まず体勢を低くして地面に近づきます。
2.固定された机やテーブルの下に入り、落下してくる物から頭を守ります。頭を守る場所
がない場合は、荷物や腕で頭を守ります。
3.揺れがおさまるまで動かずじっとしていましょう。

【外出中に地震が起きたら・・・】
倒れてきそうな木、電柱から離れた場所を見つけ、「まず低く・頭を守り・動かない」を実践しましょう。


また、大きな地震が起きた時にもうひとつ注意しなければならないのが津波です。震源が海底にあり、津波を引き起こす可能性のある大きな地震が発生した場合に、津波注意報あるいは津波警報が発表されます。


C津波警報.gif   


D津波注意報.gif
テレビで発表される津波予報のイメージ画像


沿岸部や川沿いにいる人は、これらの情報が出たら直ちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難しなければなりません。ただ、震源が陸地に近いと津波警報が津波の襲来に間に合わないことがあります。強い揺れや、弱くても長い揺れがあったらすぐに高いところへ避難できるよう、「シェイクアウト」と合わせて日頃から訓練をしておくとよいでしょう。
沿岸部の地域では、「シェイクアウト」を行なった直後に高台に避難する津波避難訓練を合わせて行なっているところもあります。


皆さんも普段の生活の中で「今この瞬間に地震が起きたら・・・」を想定し、その場所でできる「シェイクアウト」をぜひ行なってみてください。

ADRA Japanはいつ起こるか分からない災害に備え、平時からの行政や国内災害支援ネットワーク等との連携や関係構築に努めています。また、各地で活動報告や講演、防災啓発セミナーを行なっております。こうした講演やセミナーは皆様からのご要望に応じて実施いたしますので、ご関心のある方はお気軽にADRA Japan事務局までお問い合わせください。


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(執筆:国内事業担当 橋本直樹



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Posted by ADRA Japan at 16:44 | 国内災害被災者支援 | この記事のURL