(8/26) ペルー便り 〜学校での活動〜 [2013年08月26日(Mon)]
ラデラス・デ・チジョン地区で行なっている栄養改善のための食育活動は、地域との学校とも提携して行われています。
学校でのセミナーの様子。参加者はとても熱心で、質問も多く出ます。 提携校の一つ、クマモト小学校(校舎建設に日本大使館と熊本県の資金援助を受けたので、校名に「クマモト」と付けたそうです)のウィルフレド校長とモニカ副校長は、以前から子ども達の栄養状態について心配していました。そのため、学校の年間計画における改善事項の一つにも「保護者の栄養についての知識不足」を挙げていました。 ADRAによる栄養改善のプロジェクトを地域で行なうことになったとき、二人はとても喜んだそうです。そして保護者や教師へのセミナー、料理フェスタ、児童の血液検査などの活動に全面的に協力することを約束してくれました。コミュニティの人々の生活の質を良くするために、このプロジェクトを歓迎してくれたのです。 プロジェクトについて校長と副校長にインタビューしました。 保護者の反応はどうですか? ADRAが学校でセミナーをするようになってから、保護者、とくにお母さん方はとても関心を持って参加してくれていますし、セミナーを逃さないように日程のチェックを怠りません。 セミナー中は進んでノートを取っていますが、これはそれぞれが家族の栄養状態の改善に関心を高めている証拠です。(ウィルフレド校長) 先生方はどうですか? 教師たちも自分たちの習慣を見直して改善しようと、張り切っています。ADRAのセミナーに参加した後は、児童たちの学習態度や成績において、栄養が重要であることを自覚するようになりました。そして、学校での「料理フェスタ」の開催を企画し、全ての学校関係者(教師、学校事務員、児童、保護者)へ栄養についての啓発をすることにしました。このイベントにはみんなが参加しました。(ウィルフレド校長) ![]() イベントの様子 クラスごとに栄養満点料理を紹介しました。女の子はペルーの民族衣装を着ています 校長はこのプロジェクトに参加できたことをとても喜んでいます。今、彼の修士論文として子ども達の栄養失調について執筆しているんですよ。また、ラデラス・デ・チジョン地区の記念日には小学2年生の児童が仮装パレードをし、「栄養バランスの取れた食事の大切さ」について地域の人々に啓発のメッセージを送る予定です。(モニカ副校長) メッセージをお願いします。 プロジェクト参加によって、学校とコミュニティの人々に「生活の質を向上させること」について関心を持たせることができました。プロジェクト関係者のみなさまに心から感謝します!(ウィルフレド校長) 副校長と児童たち *本事業は味の素「食と健康」国際協力支援プログラムからも助成をいただいています。 (文責:中南米事業担当 中野佐知) ペルー母子栄養改善事業についてはコチラから クレジットカードによる寄付はコチラから <銀行振込> 銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店 口座: 普通1956381 口座名: トクヒ)アドラジャパン *お振込される際に、お名前の前に「ペルー」とご入力ください。 例)ペルー ウラシマヤスナリ *銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。 領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、 電話番号をADRA事務局までご連絡ください。 <郵便振替> 口座番号:00290-2-34169 加入者名:(特活)ADRA Japan 通信欄に「ペルー」とご記入ください。 *振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。 領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。 |
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