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(5/22) 【スタッフのつぶやき】ADRAの新型コロナウィルス感染症の対応 [2020年05月22日(Fri)]


皆さま、いかがお過ごしですか。事務局長の浦島です。



「コロナ疲れ」という言葉が聞かれるほど、皆さま、ここ数か月は、毎日のように新型コロナウィルス感染症のニュースばかりを見たり聞いたりしておられることと思います。

もう、うんざりというのが正直なところではないかと思います。



ADRAは世界の約130か国に支部を有していますが、海外支部の各事務所は、日本支部であるADRA Japan よりもずっと厳しい状況に面しています。

というのは、皆さまも報道などを通してご存じのとおり、いわゆるロックダウンが実際に発令されているからです。

海外のロックダウンのほとんどは、実質的な外出禁止令ですので、外を出歩いていると警官に呼び止められて叩かれたりするというのです。



そのような状況下にあっては、どの事業地でも活動を休止せざるを得ません。

特に、学校建築を行っている現場などでは、建築作業は無論のこと、資材を調達してくれる業者への支払いもできなければ、それに関連する会計処理も進みません。



このような状況の中、ADRAは、世界の130か国にある支部とインターネットを介したオンライン会議を繰り返しながら、こんな時に何ができるだろうかということを考えています。

そして、「今」自分たちにできることは何かということを考えて、毎週会議を繰り返す、そんな仲間たちを、とても頼もしく思います。



そして、現在、世界のADRA支部の半数以上において、さまざまな活動が始められています。

以下は、その一例です。

アフガニスタンでは、ヘラート州に住む感染患者および感染患者をケアする医療関係者を家族に持つ300世帯を対象に、小麦粉、レンズマメ、塩などの食糧と、石けんや洗剤を配付しました。

ケニアでは、スラム街の高齢者や出産直後の女性、障がい者などの特に支援を必要とする家庭300世帯に石けん、手の消毒液および安全な水を配付しました。また同じスラム街に手洗い場を17基設置しました。

パラグアイでは、保健医療福祉従事者を対象に、新型コロナウィルスの予防や感染管理などについての訓練を提供しました。また、食糧配付の準備を進めています。



私の好きな聖書の言葉に

「施すべき相手に善行を拒むな。あなたの手にその力があるなら。(箴言3章27節)」

というものがあります。



私たちそれぞれに、今何ができるかということをしっかり見極めていきたいと思っています。

そして、何かできることがあるなら、それを惜しまずに行っていきたいと思います。

そうした姿勢こそが、今のこの閉塞感を打開するための第一歩になると信じて、前進していきたいです。



(執筆:ADRA Japan 常務理事/事務局長 浦島 靖成



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Posted by ADRA Japan at 11:32 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
    
(5/15) ジンバブエ便りvol. 48 〜世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るう今、ジンバブエはどうなっているのか〜 [2020年05月15日(Fri)]


ジンバブエの大統領は、2020年3月30日から4月19日までの21日間のロックダウンを宣言しました。

そして、一度5月3日まで、さらに5月17日まで延長されました。

基本的に外出は禁止で、自宅から半径5キロメートル以内であれば食糧や燃料、医療品などの必需品の購入には行けますが、命令違反者には罰則が科せられます。



1.jpg

[語学を勉強する場所、レストランなど多くの店が無期限で営業停止]



ジンバブエでの初めての新型コロナウイルス感染者は、3月20日に保健育児省大臣から発表された38歳のビクトリアフォールズ在住のジンバブエ人です。

感染者には、英国への渡航歴がありました。

そして、2人目の感染者は翌日21日に報告された、ハラレ在住のジンバブエ人で、南アフリカ経由でアメリカ(ニューヨーク)から帰ってきた方でした。



同月24日、2人目の感染者であった著名ジャーナリストが30歳という若さで亡くなったというニュースが報道されたことでジンバブエ全土に衝撃が走りました。



死亡の背景には、本人に慢性的な疾患があり肺の腫瘍摘出手術を昨年に受けていたことに加え、当時指定病院に人工呼吸器の在庫が無かったなど、ジンバブエの医療キャパシティの限界もありました。

彼の死以降、寄付を受けるなどして、人工呼吸器は病院に設置されました。



5月13日(水)現在で、感染者累計確認数は37人、内死者数は4人で、感染者数は少なく見えますが、国民の多くが見えない恐怖におびえて生活しています。
(情報元:世界保健機関の情報報告書“Situation Report – 114”)



一方で、失業率80%以上のジンバブエで、その日を生き延びるためにバナナなどの食材を転売していた人たちの姿も路上から無くなりました。

国から受けられる保証もなく、外出禁止令で収入が得られず、どのように生き延びているのでしょうか。



移動証明書を持っていれば、NGO関係者などは国内を移動することができます。 

以下は、スタッフが移動した時に撮影してもらった写真です(4月中旬)。



2.jpeg

[外出が禁止されている中で物乞いをする人たち。
横の看板には「BETTER THAN STEALING(人から盗むよりましだ)」とあります。]



3.jpg

[移動している車両には、「自宅から5キロ範囲内で必要な買い物をしている車両」と「政府から発行された移動証明書を持っている車両」があるので、警察が一定区間で取り締まりを行っています。移動証明書を持たずに車両が走っていることもあるそうです。]



4TM.JPEG

[ショッピングセンター(TM)では、身体的距離を保つために入場制限が課せられ、入り口で待つ人が行列を成しています。]




6ンバレ、ローカルマーケット.jpeg

[営業停止になった首都ハラレ中心部近くの青空市場]



国からの保証がないと、貧しい人はさらに厳しい生活を強いられます。

上記の写真にあった「人から盗むよりましだ」の言葉には、ジンバブエの国民性がよく表れていると思います。

ジンバブエ人は、温厚で、優しく、真面目に仕事をする人たちが多いです。

挨拶では、ショナ語でマムカセイ(今日は元気?) という質問にタララセイ (私たちは元気だよ) と答え、お互いの家族の健康を確認し合い、固い握手を交わします。

ただ、新型コロナウイルスの影響で、人々は握手をやめ、挨拶代わりに靴と靴を合わせるようになりました。

そのような中で、人から盗むよりも、物乞いしてでも生き延びようとする姿は、ジンバブエ人の相手を大切にする生き方そのものだと思います。



ADRA Japanの教育事業は、2度目の延長時に規制が少し緩められたので、スタッフがフィールドに行くなど少しずつ活動を始めることができました。

新型コロナウイルスの影響が、できる限り早く収束し、みんなの不安が解消され、事業を通して、少しでも多くの人たちに教育を提供できる環境を構築していきたいです。

きっと校舎が完成した暁には、教員が子どもたちに、新型コロナウイルスへの対策を教えていくでしょう。





★新型コロナウイルス感染予防のために★

・石鹸を使いこまめに手洗いをしましょう。また、アルコール消毒液を持ち歩いて水が無いところでも手を清潔に保てるようにしましょう。
・洗っていない手で目、鼻、口を触らないようにしましょう。無意識に触っていることがあります。
・具合が悪い場合は、家の外に出歩かないようにしましょう。そして、すぐに病院で診察を受けましょう。
・毎日体温測定と自分の症状を確認し記録を残しましょう。
・咳やくしゃみをするときは、咳エチケット(マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って口や鼻を抑えること)を守りましょう。
・不要不急の外出を避けましょう。
・外出する場合や自宅においても3密(@換気の悪い密閉空間A多数が集まる密集場所B間近で会話や発生をする密接場所)を避けましょう。



■COVID-19に関するウェブサイトの紹介

◆厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
◆外務省:海外安全ホームページ
◆日本国立感染症研究所:新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報について
◆参考:ジンバブエ日本国大使館のHP「領事情報」 





(執筆:ジンバブエ現地駐在員 小松 洋


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Posted by ADRA Japan at 13:55 | ジンバブエ便り | この記事のURL
    
(4/30) ジンバブエ便りvol. 47 〜教育環境改善支援 1期事業完了のお知らせ〜 [2020年04月30日(Thu)]


ADRA Japanは2019年3月から3年計画で、ジンバブエのミッドランド州ゴクウェ・ノース地区にて、教育環境の改善を目的とした事業を行っています。

2020年3月に1年目が終了したため、進捗を報告します。

今回は、@事業で建設した校舎、Aチームビルディング研修、B特別開設クラス、の順にご紹介します。



@ 事業で建設した校舎

事業を始める前は、対象となる小学校には校舎が無かったり、足りなかったりという理由から木陰の下で授業をしていました。

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ADRA Japanの事業の1年目として教室と倉庫をそれぞれ2室備えた校舎を、計3校に建設しました。下の写真は住民と共に建設したネニュンカ小学校の校舎です。

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こちらはクシンガ小学校の校舎です。

写真17.jpg



教室内部の様子です。1教室で50人前後の生徒が、それぞれ机と椅子を使い、天候に左右されずに授業を受けることができます。

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2年目は、もう1棟の校舎に加え、教員住宅の建設も行う計画です。



A チームビルディング研修

次にチームビルディング研修の様子をご紹介します。

教育環境を改善するには学校と地域社会の協力が大切になります。

そのため、外部のファシリテーター(進行役)が、教員や学校開発委員会のメンバー(日本でいうPTA)、地域住民、行政職員の立場と役割を明確にし、住民参加型の学校運営になるように研修を実施しました。

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チームビルディング研修後、研修に参加した学校開発委員会のメンバーが中心になり、事業の内容と住民の役割を子ども達の両親や地域住民に伝え、建築に必要な砂や砂利、水を住民自らの手で集めてもらいました。

手で運ぶ人もいれば、ロバや牛等の家畜を使い、二輪車を引いて運ぶ人もいます。

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一方で、ボランティアの家庭訪問を通して、教育の重要性をメッセージとして伝えました。

児童労働や早期婚などの問題がある地域だからです。

家庭訪問をするなかで学校に通っていない子ども達を見つけ、家庭環境や学習の進捗状況を踏まえて、子ども達の一部を特別開設クラスに登録しました。

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また、スポーツイベントをきっかけにして集まった人たちに対して、地域の子どもや大人が寸劇や歌、詩を披露し、教育の重要性を伝えました。

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参加者には、教育の重要性を謳うメッセージが入ったノートやナップサックが配布されました。

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B 特別開設クラス

学校が校舎などの教育施設を維持管理していくためには、学費以外の収入を増やしていく必要があります。

そこで、この事業では学校開発委員会のメンバーと特別開設クラスの子ども達を対象に、養鶏を通した生計向上活動を取り入れました。

写真は、畜産の専門家が養鶏に関する基礎知識を教えているところです。

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完成した養鶏小屋に鶏が入っています。

学校開発委員会のメンバー向けと特別開設クラス向けに、2つの養鶏小屋を建てました。

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毎日日替わりで住民が鶏の管理をしています。

この品種は卵を多く生むため、毎日数十個の卵を回収することができます。

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卵の販売だけでなく、更なる収入向上を目指し、有精卵を孵化させ、雛鳥または食用肉として販売する活動も始めました。

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養鶏の研修は、特別開設クラスの子ども達にも行いました。

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孵化した一部の雛鳥を特別開設クラスの生徒に配布し、家庭で育てる取り組みも始めました。

子どもたちは自分たちの力で鶏を育てることにより、飼育方法だけでなく食や命の大切さについて学ぶことができます。

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下の写真は特別開設クラスの様子です。

年齢に関係なく、それぞれの子が自分のレベルに合った授業を受けられます。

※特別クラスの詳細に関してはブログのバックナンバー「(11/20)ジンバブエ便りVol.43 今日は「世界子どもの日」 」を参照にしてください。

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ここで、皆さまから支援を受けた現地の人たちの声をお伝えします。



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チリサ小学校の学校開発委員会の会長、シラス・ムウェンバさん

「木陰で授業を受けていた子ども達が、完成した校舎できれいな机や椅子を使い、安心して授業を受けられるようになりました。

また、校舎の建築に必要な砂や砂利や水を住民同士協力して集めることで、同じ目標に向かって隣人と働きながら、お互いの関係性を更に深めることができました。

マイタバーサ(ショナ語で「ありがとうございます」の意味)」



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チリサ小学校の校舎建設のアシスタント作業員、ヴィンバイ・マチドさん(写真左)

「私は6人の子どもを育てる母親です。

この校舎建設を通して専門的な技術を学ぶことができました。

この仕事がきっかけとなり、建築に興味を持ち、勉強を続けて3月末に建築の専門試験も受験しました。

試験には合格できると考えています。

私たちの文化では仕事に対する女性への制限がまだ存在しているので、私の建設作業への参加は他の女性へのモチベーションにもなりました。」



ヴィンバイ・マチドと会長.jpg

【左下の黄色い〇がヴィンバイ・マチドさん、右上の黄色い〇がシラス・ムウェンバさん】



2年目には引き続き教育の重要性を伝えるワークショップに加え、特別開設クラスの運営、養鶏のモニタリングを行っていきます。



この事業は120人以上のスタッフを持つパートナーNGO、ADRA Zimbabweと協働で実施しています。2年目も共に知恵を出し合いながら活動を進めていきたいと思います。

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今後とも皆さまのご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願い致します。

※この事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。



(執筆:ジンバブエ現地駐在員 小松 洋



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Posted by ADRA Japan at 10:14 | ジンバブエ便り | この記事のURL
    
(4/27) ミャンマー便り vol. 33 〜事業地に新しい校舎ができるまで〜 [2020年04月27日(Mon)]


ADRA Japanでは、2013年からミャンマーのカレン州において、包括的な学習環境の改善のために活動を実施しています。

その中でメインの活動は新校舎の建設です。

実はADRAの教育関連支援の中で、特に強みがあると現地で評価されているのが学校施設等の建設です。

ただ、建築の専門家の集まりではないADRA Japanが日頃よりどのようにして現地で校舎建設を行っているのか、疑問に思われる方もいるかもしれません。

そこで、今回は新校舎ができるまでの過程についてご紹介したいと思います。



ADRAという組織は国際NGO団体として、世界各国に支部を持っており、ADRA Japanはその日本支部になります。

ADRA Japanがミャンマーで活動する場合は、ミャンマーにあるADRA Myanmarと協働して事業を実施することになります。



その際、ADRA MyanmarにはADRA Japanとの事業を実施するための専属スタッフを雇用するよう依頼します。

事業の内容次第でそれぞれ募集をかける職種は異なりますが、建設が活動のひとつになっている場合、必ず現地で優秀なエンジニア(技術者)を雇用してもらいます。



ただ、そのエンジニアが実際に校舎を建設するわけではありません。

校舎建設をするのは、ADRA が公示する入札を経て選ばれた現地の建設会社になります。

ADRAが雇用したエンジニアは、建設が終わるまで定期的に現場に足を運び、発注先が行う作業進捗、全体スケジュール管理、新校舎の安全性や品質確認などを行い、専門的な観点から建設会社にアドバイスします。



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[建設現場に足を運び、建設業者作業員に作業全般に関してアドバイスするADRA エンジニア(写真右端)]



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[建設業者の図面を確認するADRA エンジニア(写真左から2人目)]



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[ADRA エンジニアにより新校舎の状態は入念に確認される]



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[校舎外壁に関して、建設作業員と状態を確認するADRA エンジニア(写真右側)]



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[新校舎内装に関して、建設作業員とともに村の代表者に説明をするADRA エンジニア(写真左端)]



写真6_logo.jpg

[電気配線等細かな施設設備についてもADRA エンジニアのチェックを受ける(写真左側)]



先に述べた通り、ADRA Japan自体は建設を専門とする団体ではありません。

ですが、現地支部とのつながりを活かし、現地の建設事情に精通したエンジニアの雇用および地元業者との協働により、ADRAとしてしっかりとしたモニタリング体制を確立した上で、現地の状況を考慮し、質の高い校舎建設を実現させています。



写真7_logo.jpg

[完成した新校舎]



ADRA Japanはこれからも、支援を必要としている方々に対して、地域の状況やニーズに合わせた事業を実施していきます。

引き続き、皆さまの温かいご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。


*ミャンマー教育支援事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力およびイオンワンパーセントクラブの助成を受けて実施しています。


(執筆:ミャンマー事業担当 會田 恵梨



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Posted by ADRA Japan at 15:30 | ミャンマー便り | この記事のURL
    
(4/24) ADRA Japanの総務部 〜縁の下の力持ち〜 [2020年04月24日(Fri)]


みなさん、こんにちは。
総務部の渡辺です。



普段、ADRAのブログに載る記事は、事業部スタッフが書いています。

世界各地もしくは日本で、皆様から頂いたご寄付がどのような支援に用いられているのか、また気軽に訪問することが難しい国がどんな様子なのかをお伝えしています。



今回はちょっと趣を変えて、事務所での総務の仕事をお伝えしたいと思います。

ADRA Japanの総務担当者の仕事は幅広く、総務や財務経理から、企業でいうところの顧客対応にあたる業務まで多岐にわたります。

大きく4つに分けて以下に紹介します。



(1)支援者の皆様とのつながり

ADRAのお問合せメールに連絡をくださると、大抵、総務担当のスタッフが対応します。

ご要望にお応えして、必要な資料を発送したり、様々な手続きを行います。

頂いたご寄付を管理するのも総務の仕事です。

プロジェクトを指定されたご寄付を把握して、その事業で確実に使われるように仕分けます。

毎年、1月に領収証の発行・発送作業をしますが、大体1,400通ぐらいお送りします。

総務のスタッフは、支援者の皆様のお名前を結構憶えています。

領収証を封入しながら、お名前を見つつ、どのような方なのかなとイメージを膨らませたりします。

毎月ご寄付をくださる方、振込用紙にメッセージをくださる方、ご夫婦やご家族でご寄付をくださっている方。

家でADRAのことが話題になったりするのかしら、と思いつつ、皆様の想いにしっかり応えなければ!と、いつも身が引き締まる思いがします。



発送作業.jpg

[発送作業中の渡辺]



(2)きっちり会計報告

入金を把握するとともに、支出も管理しています。

これはネパール事業、ジンバブエ事業…と、どの事業の支出なのか担当スタッフに確認しながら仕訳し、会計ソフトに入力します。

海外からの会計報告を受けて、内容を確認し、日本側で報告できるように書類を整えます。

外部の会計監査も受けていますので、公認会計士さんとのやりとりも総務の仕事です。



(3)行政とのやりとり

ADRAはNPO法人という法人格を取得しています。

またNPO法人の中でも「公益性の高い」法人として認められる「認定NPO法人」でもあります。

この「認定NPO法人」は、日本に約5万あるNPO法人の中で、約2%しか認定されていない法人格です。

(2020年2月末現在 NPO法人51,358団体/認定NPO法人 1,147団体 内閣府NPOホームページより

この法人格を維持するために、東京都や法務局、税務署などに必要な書類を決められた期限までに提出する必要があります。

また5年ごとに東京都の職員さんが事務所に来て、1日かけて5年分の会計伝票を確認したり、書類を確認したり、活動のインタビューをしたりします。

そして、すべてが問題なしと判断されると、さらに5年間「認定NPO法人」として認定してもらえます。

皆様もご存じの通り、「認定NPO法人」へのご寄付は、所得税や住民税の控除の対象となります。

2020年秋に「認定NPO法人」の更新作業がありますので、しっかり乗り越えられるように準備を進めています。



(4)スタッフが気持ちよく働けるようバックアップ

この仕事は、一般的な会社の総務と同じ仕事になります。

職場環境の維持、あらゆる「モノ」の管理、総会の開催、備品の管理、スタッフの給与計算や労務管理、健康管理、会議の準備など行います。

この部分の仕事を書き出すと、細々したものがたくさんありすぎて、止まらなくなるので割愛します ^^;

でも、社会人の皆さんでしたら、この仕事がどれぐらい大変なのかきっと分かってくださるはずです。

業務外では、総務が当番になっているちょっと楽しい催しで「誕生日のスタッフを祝う」というイベントもあります♪

(ケーキ代は、祝われたスタッフ以外で割り勘です)



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こーんな仕事を、数人のスタッフでこなしています。

総務のスタッフは、海外に行くことはまずありません。

日々、淡々とこなさなければいけない仕事と向き合っています。

「国際協力のNPOで働いてるんだったら、海外に行きたくないの?」と言われることがあります。

「この単調な仕事、苦手です」と、ちょっと仕事を頼んだ新人スタッフに言われたこともあります(これも大事な仕事なんだよ、と説明することになるわけですが…)。

日向があれば陰があることを知っています。

脇役がいるから主役が引き立つことも知っています。

この仕事をして、すでに20年近く経とうとしていますが、日々やりがいを持って仕事に取り組んでいます。

支援を必要としている方々と、その場に行けないけど、どうにかしたいと思っておられる支援者の皆様とをつなぐ大切な仕事をしていると知っているからです。



至らない点もあるかと思います。

なにかございましたら、遠慮なくご連絡ください。最善の方法を考えます。

いつもADRAを支えていただき、ありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。


(執筆:総務部 渡辺千里



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Posted by ADRA Japan at 12:10 | 総務部 | この記事のURL
    
(4/22)【新型コロナウイルス】医療体制が整っていないネパールにご支援をお願いします [2020年04月22日(Wed)]


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)

危機的な状況にあるネパールでの対策事業にご支援をお願いいたします。



新型コロナウイルス(トップ).jpg
マスクのないまま外来診療にあたる保健医療従事者



世界中で感染が広がっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、特に保健医療システムが整備されていない貧困諸国においては、壊滅的な被害をもたらすだろうと予測されています。

ADRAの活動地のひとつであるネパール連邦民主共和国も医療体制が整っておらず、危機的な状況に置かれています。


ADRA Japanは1989年からネパールで形成外科医療チーム派遣事業やお産センターの建設などさまざまな支援活動を実施してきました。
現在は、ネパール西部のバンケ郡で新生児・小児保健環境の改善事業を行っています。

バンケ郡には約56万人が住んでいます。医療インフラや物資の不足はもちろん、基本的な感染防止行為である手洗いやうがい、咳(せき)エチケットなどの普及が不十分で、郡全体が感染リスクの高い地域です。

郡には48カ所の公立保健医療施設(ヘルスポスト)がありますが、設備・物資ともに十分とはいえず、保健医療施設にもかかわらず手洗い用の石鹸(せっけん)さえ足りていません。
バンケ郡の中心にある州病院であっても、保健医療従事者らに必要な防護服が不足しており、大きな袋をかぶって代用しています。


新型コロナウイルス(ベリ州病院_不十分な防護服).jpg
防護服がなくレインコートのようなものを代用



このような状況の中、ADRAは感染予防のための啓発活動および保健医療施設への感染症対策のための物資支援、医療従事者への研修を検討しています。
具体的には以下の事業を計画しています。


1. 感染予防のための啓発活動

ネパールでは情報伝達の手段としてラジオが一番多く利用されています。
しかしながら、ラジオを通して、『手洗い、うがい、咳(せき)エチケット』といった感染予防についての情報が伝えられることはありません。

集まった資金をもとに、これらの基本的な予防行為の重要性を知らせるメッセージをバンケ郡全体に流します。
さらに、保健医療施設を通して、感染予防の啓発教材を配布します。

※約45,000円で啓発メッセージをバンケ郡全体に流すことができます。
※約50,000円で啓発教材を1,000部印刷できます。


新型コロナウイルス(ヘルスポスト).jpg
バンケ郡内の公立保健医療施設(ヘルスポスト)


2. 48カ所の保健医療施設への感染症対策のための物資支援

石鹸(せっけん)、マスク、手袋、非接触体温計といった必要物資を支援します。

※約 65,000円で、530個の石鹸(せっけん)を配布できます。
※約300,000円で、7,400個の保健医療従事者用マスクを配布できます。
※約310,000円で、692箱の医療従事者用手袋を配布できます。
※約320,000円で、820個のN95マスクを配布できます。
※約510,000円で、68個の感染症を拡大させるリスクの少ない非接触体温計を配布できます。


新型コロナウイルス(石鹸のないヘルスポストの洗面台).jpg
石鹸(せっけん)のないヘルスポストの洗面台


新型コロナウイルス(物資が不足しているヘルスポスト).jpg
物資が不足しているヘルスポストの棚



3. 保健医療従事者への研修

新型コロナウイルス感染を調べるためには採取した検体をカトマンズに輸送する必要がありますが、多くの保健医療従事者は検体の採取方法も知りません。
感染症対応に必要な基本的な研修も必要です。

現在確認できている感染者数は少ないものの、ネパール国内で新型コロナウイルスの感染検査ができる場所は首都カトマンズにある1施設だけと、感染症に対応できるだけの医療体制が整っているとはいえません。
国全体の感染状況が把握できないうえに、拡大してしまうとネパールの医療システムが崩壊する恐れがあります。


新型コロナウイルス(検体採取キット).jpg
新型コロナウイルスの検体採取キット


新型コロナウイルス(村の民家と井戸).jpg
村の民家と井戸



ADRA Japanでは、銀行振込、郵便振替、クレジットカードでのご寄付を受け付けております。


【クレジットカード、銀行振込によるご寄付】
 お手数ですが以下の問合せ先へご連絡ください。

  特定非営利活動法人ADRA Japan(アドラ・ジャパン)事務局
   TEL: 03-5410-0045
   E-mail: support_adra@adrajpn.org.


【郵便振替によるご寄付】
 ・加入者名 (特活)ADRA Japan
 ・口座番号 00290-2-34169
  ※ 通信欄に「ネパール コロナ」とご記入ください。


【Yahooネット募金からのご寄付(Tポイントでのご寄付が可能です)】
  https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186006/


※ご寄付のうち最大20%を運営費(事務所の管理運営費、調査活動のための費用など)として活用させていただきます。



皆さまのご支援により多くの人々を感染から救うことができます。事態は一刻を争います。

ご協力をよろしくお願いいたします。


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Posted by ADRA Japan at 07:00 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(4/20)【正会員の皆様へ】役員改選について(公示) [2020年04月20日(Mon)]


アドラ正会員の皆様には、いつもADRA Japanの活動へのご理解とご協力をいただき、心から感謝申し上げます。役員改選の公示をいたします。


【役員改選についての公示】
今年度、任期満了に伴うADRA Japan 役員の改選を行います。

役員定数
 理事 4人以上9人以内
 監事 1人以上2人以内

新役員任期
 2020年6月22日から2022年6月21日まで

推薦受付開始日
 2020年4月20日(月)

推薦受付締切日
 2020年5月21日(木)

選出時期
理事 2020年6月8日(日)第69回理事会時
監事 2020年6月21日(日)第16回通常総会時

選出方法
 理事 アドラ正会員による推薦のあった理事候補者の中から4人以上9人以内の理事を、出席理事の過半数の同意をもって選任する。
 監事 アドラ正会員による推薦のあった監事候補者の中から1人以上2人以内の監事を、総会出席正会員の過半数の同意をもって選任する。



役員候補者推薦について
 アドラ正会員の皆様は、「ADRA Japan 理事の選任に関する内規」及び「ADRA Japan 監事の選任に関する内規」に基づき推薦を行うことができます。

内規をお持ちでない方は、大変お手数でもADRA Japan 事務局までご連絡ください。

推薦用紙は以下からダウンロードすることができます。


  理事候補者推薦用紙[ダウンロード]
  監事候補者推薦用紙[ダウンロード]



ADRA Japan 事務局:
特定非営利活動法人 ADRA Japan
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-1
電話03-5410-0045
(担当:浦島・渡辺)


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Posted by ADRA Japan at 14:33 | 事務局からのお知らせ | この記事のURL
    
(4/16) ネパール便り vol.44 〜新しいスタートに向けて〜 [2020年04月16日(Thu)]


皆さん、こんにちは。

ネパールに駐在しております、大西です。

ADRA Japanは、2019年3月から3年計画で、ネパールのバンケ郡にて、新生児・小児保健環境の改善事業を実施しております。



1年次の本事業では、村のヘルスポストに併設された老朽化した分娩施設2か所を修繕し、
2020年2月、その引渡し式典が開催されました。

在ネパール日本国大使館からは、清水医務官にもご列席いただきました。



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[修繕された分娩施設のテープカットでの医務官(左)と郡開発委員会委員長(右)]



これまでは、不十分な給水・排水設備等のため不衛生な環境下で分娩が行われており、産婦であっても屋外トイレを利用せねばならず、地元住民らが進んで受診したいような施設環境ではありませんでした。

また、修繕前には宿直室が整備されておらず、24時間体制で保健医療サービスが提供できる状況ではありませんでした。

このような状況がバンケ郡での高い新生児死亡率に直結しており、これらの問題を解決するため、本事業では施設修繕や医療資機材の提供を通し、今後も新生児・小児保健環境を改善していきます。



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[野外の和式トイレ]



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[本事業にて、浄化槽の導入]



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[屋内に洋式トイレを設置]



修繕された保健医療施設のある地元政府関係者からは、引渡し式典にて「今後は私たちが施設の維持管理の役割を引き継ぎ、必要な予算を割り当てられるよう努力する」という言葉が聞かれました。



今月(2020年3月)には、在ネパール日本国大使館にて2年次事業の署名式が執り行われました。

2年次は、さらに郡内にある2か所の分娩施設を修繕する他、特にコミュニティレベルの人々と協働しながら、地域全体での保健医療サービス改善を図ります。



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[在ネパール日本国大使館での署名式の様子]



地域の子どもたちと家族が安心してケアを受けることができる環境が整備されるよう、引き続き、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。



※ネパール新生児・小児保健環境の改善事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。



(執筆:ネパール事業担当 大西 由香



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Posted by ADRA Japan at 11:09 | ネパール便り | この記事のURL
    
(4/13) 【正会員の皆様へ】通常総会のご案内(公示) [2020年04月13日(Mon)]


アドラ正会員の皆様には、
いつもADRA Japanの活動へのご理解とご協力をいただき、
心より感謝申し上げます。



下記の通り第16回ADRA Japan通常総会を開催いたします。
正会員の皆様のご臨席を賜りたく、ご案内申し上げます。



           記

日時 2020年6月21日(日)10:00〜12:00
場所 SDA原宿クリスチャンセンター 地下1階 セミナールーム
(渋谷区神宮前1-11-1 電話:03-5410-0045)

主な議題
 ・2019年度事業報告承認の件
 ・2019年度会計報告承認の件
 ・監事選任の件

                                 以上



《資料の発送について》
総会資料を、6月12日(金)をめどに、
郵便あるいはEメールでお送りいたします。

Eメールでのお受取りをご希望の方は、
support_adra@adrajpn.org 宛に5月末日までにご連絡ください。



《新型コロナウィルス感染症への対応について》
日本国内でも新型コロナウィルス感染症の拡大が続いています。
通常形態での総会開催が困難と判断した際には、
インターネットを利用したオンライン開催とさせていただくことを考えております。

今後の状況の推移を注視しつつ理事会で最終判断をし、
6月8日(月)までにホームページ上で発表させていただきます
(アドラ正会員の皆様には総会資料をお送りする際にお知らせいたします)。



ご不明な点がございましたら、ADRA Japan 事務局までお問合せください。



ADRA Japan 事務局
特定非営利活動法人 ADRA Japan
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-1
電話03-5410-0045
(担当:浦島・渡辺)


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Posted by ADRA Japan at 13:49 | 事務局からのお知らせ | この記事のURL
    
(4/10) 古本寄付受付方法変更のお知らせ [2020年04月10日(Fri)]


いつもADRA Japanの活動を応援くださりありがとうございます。

弊団体が株式会社バリューブックスさまのご協力のもとに実施しております、古本(CD、DVD、ゲーム等)でのご寄付に関しまして、受付方法に変更がございますのでご案内いたします。

新型コロナウイルスへの対策として、バリューブックスさまでの

「電話でのお申込み」

および

「申込書付きチラシの受領書同梱郵送」

による受付が4月13日以降中止されます。

ADRA Japanがこれまでに行ってまいりました古本でのご寄付についてのご案内は、全て上記の「申込書付きチラシの受領書同梱郵送」による方法であり、恐れ入りますが同日以降は古本等の集荷依頼および送付をお控えくださいますようよろしくお願い申し上げます。

今後、受付の再開や新たな方法での対応が可能となった際には、弊団体のウェブサイトやメールマガジン、SNSにてご報告させていただきます。

ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。



【本件に関するお問い合わせ先】
 特定非営利活動法人ADRA Japan(アドラ・ジャパン)事務局
TEL: 03-5410-0045  E-mail: support_adra@adrajpn.org



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