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二極化する福祉有償運送 [2006年10月17日(Tue)]
ただ今、福祉車両の審査も中盤に差し掛かりました。活動形態に毎日あたっているうちに、気づいたことが出てきました。


許可・登録制の「移送サービス活動」についても、二極化が起きているという話。
@「コミュニティビジネス活動」と、いわゆるA「ボランティア活動」の形に大別できるように思う。
※ここでいう移送サービスとは、運営協議会を経て道路運送法上認められた形で行う福祉有償運送のことを指します。


特徴として、まず「コミュニティビジネス活動」とは何かというと、

□対価を「概ねタクシーの二分の一程度」に合わせて設定している。

 これは、活動を新規に立ち上げ参入してから、まだ2年と経っていない団体に多くみられる。
 30kmの距離を1時間で送迎運行すると仮定した場合、4500〜5500円/1hになるものが多い。
 介助料を独自に設定している場合が多い。また自治体の独自事業の補助収益を得ることもある。

□法人としては車両を若干台数しか所有していないが、スタッフの持ち込み車両は20台前後。

 これは、シルバー人材センターなどでスタッフの登録を行うなどし、時給700円前後+実費で活動に協力しているというもの。スタッフが万が一シフトに入れない場合は法人の車両が活躍する。また、スタッフは福祉車両を有していないため、法人が福祉車両を所有し、車いすの利用者に対応できる体制となっている。

□増車整備の申請が多い。

・・・以上のような傾向にあります。
すでに事業として軌道に乗っているように思えます。


一方、「ボランティア活動」と思われるものは何か。

□対価は、タクシーの二分の一以下で、概ね2000円/1h

 活動歴は長く、任意団体時代から同じような料金体系で活動を行っている(むしろ運営協議会を契機に値上げした場合もある)。介助料や迎車料金といった細かな項目は無く、一回数百円+1km30円というように、明朗会計である。

□法人として所有している車両でまわしている(まわっている)状況であり、持ち込み車両は少ない。

□どちらかといえば代替整備の申請が多い。

・・料金設定は、誰しもに分かりやすく廉価です。

安かろう悪かろうだと困りますが、そのような土俵に立つ以前のものを除いたとして、
前者85%に対し、後者15%ぐらいの割合であるように見受けられます。


 蛇足ですが、「ボランティア」や「助け合い」という言葉はあまりにもあいまいであるので、実態から具体的な要素を抽出し、整理の上概念を構築していく必要があると思います。(これは私の学生時代の論文のテーマでした。そして現在も時々考えさせられる。)
 私の考える外出支援のボランティア活動とは、先述のような範疇にあります。