7月31日まで募集受付。 [2006年05月26日(Fri)]
日本財団広報チームが「日本財団ブログ・マガジン」をスタートしました。
よくみるとこのブログ、「海と船」「福祉とボランティア」「国際」…のように日本財団HP六文儀の活動支援分野と対応しています。六文儀でも各記事が掲載されていますが、このブログのほうでは痒いところに手が届く情報源として、公益活動全般についての時事ネタが軽快なフットワークで発信されることと思います。福祉車両も募集開始を前にさっそく記事になっています。→6月1日から募集開始 さて6/1といえばワタクシ、福祉車両担当となってから早いもので丸2年になります。今日はその中で見えてきたことをブログに書いてみたいと思います。 日本財団でこれまで配備した15,000台にのぼる様々なタイプの福祉車両が今この瞬間も、全国の社会福祉法人やNPOによる福祉活動の場面で高齢者や障害者の方々の足となり、活躍しています。福祉車両1台1台の果たす役割や効果は現場の方や利用者の方がそれぞれのフィールドで実感されているはずです。 では一方で視点を変えてみて、12年間に及ぶ「福祉車両の配備」事業をマクロに捉えると、大きく2つの役割を果たしたといえるのです。 一つは、福祉車両そのものの質の向上です。 日本財団では、車両を助成した全ての団体さんから1年間の運行報告を受け、福祉車両への評価を各メーカーへフィードバックし続け、改良に向けて役立てていただいています。このこだわりの福祉車両でも、車種ごとに皆様からのコメントを頂いて公開しています。メーカー担当者さんもたまに見ているご様子。気づいた事どんどん書き込んでください。 そしてもう一つは、非営利団体による福祉有償運送活動への支援を継続してきたことによる波及効果です。 車両を受けた各団体の活動が全国的に認知され、これまで社会の良き行為として黙認されるのみにとどまっていた位置づけから脱却を果たし、福祉有償運送は法制度化へと動き出しました。また、車両の整備というハード面だけではなく、ソフト面でも運営協議会の設置促進セミナーの支援などを通じ道路運送法上の問題をクリアにすべく推進してきたこともこれにつながると思います。 長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。2006年度も引き続き非営利団体への福祉車両の配備を通じて、移動の自由な社会の健全な発展を支援していきたいと考えています。よろしくお願いします。 |