Bio Diesel Fuel [2006年12月26日(Tue)]
BDFという燃料をご存知だろうか。食用廃油を原料し、ディーゼル車などで使える軽油の代替燃料となるものだ。植物系燃料により、Sox(硫黄酸化物)やCo2排出量は殆ど無い。スモッグの原因となる黒煙は10分の1と環境にも優しい。
原料となる廃食油は一般家庭をはじめ、学校や施設などの公共施設やホテル、飲食業店、食品工場、コンビニ、スーパーなどから排出されている。 廃食油を処理するのもひと手間かかる。下水にそのまま流すと立派な環境汚染になってしまう。 全国では食用廃油は年間45万t処理されている言われており、水に流されているものを含めると100万tぐらいが排出されているらしい。 そのうちBDFとして生まれ変わるのは、現在のところ、およそ1万tでしかない。 日本では10年前に活用が始まり、現在自治体や民間事業所100箇所にて取り組まれている。中でも京都市では、市バスやゴミ収集車300台に使用されているらしい。 さて、このBDFでの環境問題への取り組みであるが、障害者の自立のための“ビジネス”を考えたとき、事業として大きな可能性を秘めているように思う。 (つづく) |