がん検診ってどうなの? [2021年06月01日(Tue)]
![]() こんにちは! 松井です。 料理に使おうとおもって粉末緑茶を買ってきた。 つもりが、 出してみたら 「あれ? 茶葉だぞ」 よくパッケージをみると「粉(こな)茶」とある。 すぐ淹(い)れられるように茶葉を細かくしました! と後ろに書いてあった。 ややこしいネーミングすんじゃねー。 しょーがない。ふつーに淹れて飲もう。 「あれ? 緑茶うめーぞ」 わたしは、健康茶以外の嗜好品としては コーヒーしか飲まない人だったんですが、 それからは緑茶も飲むようになりました。 すると、なんとなく体調いい。 うん、やっぱ、緑茶はいいんだな。ズズ。 んー、マンダム。 わたしは融通のきかないほうなので、 治療においても、 するかしないか、 ゼロか100か、 極端でした。 でも、バランスがだいじなんだなー、 とわかってから回復してきた。 がんは放っておけばいい、 といっても、 治るタイプのがんまで放っておけばいいんじゃ ないですよ。 「この概念(がんとの共生概念)は、 治療を放棄しろと言っているのではないことに注意しましょう。 子供の急性白血病のように、治る可能性が高い場合には 治療を受けるのが妥当です」 と近藤医師は言います。 しかし、 「同じ急性白血病でも高齢者のそれは治らないのに、 治療の副作用や毒性は強く、生活の質は極めて悪く なります。 運よく白血病細胞が消えたと喜んでいても、99% が再発してくるので、積極的な治療を受けなかった 場合よりも落胆が大きくなります。 胃がんや肺がんなどの固形がんの場合にも、同じ 状況が頻発しています」 (近藤誠『がん治療総決算』 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167620073/jironosyosai-22/ ) そんな場合は放っておいたらどうか ってこと。 ◇ がんを放っておいてもいいのだから、 もちろん "がん検診" も受けなくていいわけだ。 「病気でもないかぎり人は病院に来ないので、 病院や薬の宣伝をしても仕方がない。 そこでどうするか。 (中略) がん検診や人間ドックを用意しておきます。 そして、不安になった健康な人に なるべく検査を受けてもらう。 検査を受けてもらえば、検査代が入るし、 なにか異常を発見できます。 その異常に病名をつけて治療すれば、さらなる 収入増につながる、という仕組みがあるのです。 がんの場合には、患者一人当たりの売上高が かなり高額になります。 (中略) これは穿(うが)った見方でしょうか。 否。 少なくともがん検診に関しては、こう考えないと、 現状を説明できないのです。 なぜならば、 肺がん、大腸がん、乳がんを発見するための検診は、 海外でのくじ引き試験の結果、 総死亡率を減らす効果がないことが実証されています。 それなのに日本では、がん検診を止める気配が一向に なく、 それどころか乳がん対策としてマンモグラフィ検診を 新たに広めようとする動きさえあります。 これらがん検診に、医学的・データ的根拠はないの ですから、 社会学的・経済学的に説明するしかないわけです。 検診に意味がないということは、 検診で発見されたがんを治療する意味もないと いうことです。 まして、臓器を摘出する意味はない。 しかし医者は患者に、 『臓器ごとがんを摘出しよう』 と言います。そして手術すると、がんもどきが 圧倒的多数を占めるため患者は生き続けるので、 『五年生存率が上がった』 『さらなるがんとの闘いを』 と宣伝する材料に使うわけです。 『がんと闘え』という裏にこういう事情があることを、 人びとは知っておくべきです」 (同) ◇ 乳がん検診は 「余命1ヵ月の花嫁」長島千恵さんが命がけで 広めたわけですが、 千恵さんの活動は何だったのか、 高潔な想いを踏みにじった悪徳商法に憤りの念を禁じえません。 ◆まとめ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ がん検診に医学的・データ的根拠はない (実施する意味も受ける意味もない)。 検診に意味がないということは、 検診で発見されたがんを治療する意味もない。 (つづく) ◆ 編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ![]() ◆このブログはメールマガジンの記事をアップしたものです。 最新の記事は、メールでお送りしています。 >> 無料購読するにはこちらから |