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松井 二郎
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白血球をいじめるな! 「薬」の暴挙 [2020年07月01日(Wed)]




 ここまで、白血球たちによる
熱い戦いのストーリーをお話ししました。
白血球が元気ならば、
わたしたちは病気になりません。
なっても治ります。

 「白血球が元気ならば」、ね。

 では、
白血球をいじめてしまうと
どうなるのでしょう?
ここからはそんなお話です。


   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  体内の異物を免疫は殺そうとするが、
  殺せない異物だとわかると、
  追い出そうとする。
  これがアトピー性皮膚炎や花粉症である
  (アレルギーという)。

  その後、
  追い出してもキリがないと分かると
  戦うのをやめる。
  するとアレルギーが治る。
  (免疫寛容という)。




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 白血球A「ボっ、ボっ、ボクらは白血球軍団♪」

 白血球B「きょうも松井ちゃんの体を
病気から守ってあげちゃうよ♪」

 白血球C「あ! なんか、いたー。
あれはウイルスだ。おれ見覚えあるもん」

 白血球D「よっしゃー! ただちに攻撃開始」

 白血球A「攻撃開始」
 白血球B「攻撃開始」
 白血球C「攻撃開始」


 ボカーン!
 ドカーン!


 ウイルス「ぎぃにゃあぁぁ」


 白血球A「やったぜ」
 白血球B「ふっ」
 白血球C「たわいもないやつ。オレたちが強いだけか」

 白血球D「ん? あっちにもなんかいるな」


 彼らが見つけたのは、〈化学物質〉です。




 白血球A「正体不明の異物を発見! 攻撃開始」

 白血球B「ラジャー」
 白血球C「ブラジャー」
 白血球D「炊飯ジャー」


 ボカーン!
 ドカーン!


 化学物質「……」


 白血球A「あ、あれ?」

 白血球B「なにこいつ。死なねぇな」

 白血球C「ちょっと待て。あれウイルスとちがうぞ。
最近よく体に入ってくる死なない異物だ」

 白血球D「じゃあ殺さないでそのまま外に放り出すか。
総員、迎撃態勢。IgE攻撃、開始!」

 白血球A「ラジャー」
 白血球B「ジンジャー」
 白血球C「アベンジャー」


 バシュ バシュ バシュー!
 かゆみ成分ドバドバー!




 おや? 
ここでいま、外の松井ちゃんに何か起きたようです。
 カメラを外に切り替えましょう。




 「お母さーん、かゆいよー。目がかゆいよー」

 「あらあら、じろくん、じゃあこれ、お薬よ」


 どうやら松井ちゃんの母親のようです。じろくんと呼ばれてたんですね。
 そして松井ちゃんは、いままさに花粉症になろうとしています。
 花粉症とは免疫が化学物質を外に出そうとして戦う正しい反応なのです。


 「じろくんは、いい子だから、ちゃんと飲めるよね」

 「うん、ぼく、いい子だから、ちゃんと飲める」


 あーッとぉ!
 じろくん、もとい松井ちゃん、白い粉を思いっきり
飲んでしまったァー! 
白い粉はだいたい危ないものと相場が決まっています。
 かゆみはおさまったようですが……
 カメラを体内に戻しましょう。




 白血球A「ハア、ハア。だめだ」

 白血球B「おれ、わかったー! 
こいつら増殖して松井ちゃんを乗っ取るつもりないんだ。
ほっとけば松井ちゃんがトイレで外に出して、
それで終わりだ」

 白血球C「じゃ、このへんで攻撃やめるか」

 白血球D「そうだな」


 ゴゴゴゴゴ……。


 白血球A「ん? なんだ?」

 白血球B「なにか押し寄せてくる。うわーッ! 
なんじゃこりゃあーッ!」

 白血球C「白い粉だ! なんかコイツも異物っぽいぞ」

 白血球D「そうか。じゃあ戦わねば」


 ドバドバドバー!


 白血球A「ぐえっ」

 白血球B「だいじょうぶか! お、おい、
死ぬなー! 
……
ここは誰? わたしはどこ?
あはは。なんだか楽しくなってきた。あはは
ウフフおほほ」

 白血球C「……ぐうぐう……ムニャ……はい、
もう食べられません……ムニャ」

 白血球D「なんだとォー!? 
まともなのはオレだけか。
オレだけでも戦わねば。抗体ミサぁーイルっ! 
あれ? 
出ねえ。ミサイルが出ねえ」


 なんと! 白血球Aは しんでしまった!

 白血球Bは こんらんした!

 白血球Cは ねむってしまった!

 白血球Dは とくぎを ふうじこまれた!




 なんということでしょう。
白血球たちは全滅してしまいました。
 おや? 
しかし、白血球たちが体内でドンパチ
できなくなったので、
松井ちゃんの花粉症は、一時、おさまったようです。


 薬はこういうことをやっているのです。

 つまり、薬の役目は、病気を治すことではなく、
【病気を治そうとしている白血球たち(免疫)を狂わせること】
なのです。
 どうなる? 白血球!
 どうなる? 松井ちゃん!

 つづく☆



   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  薬は白血球を狂わせることで症状を止める
  (治していない)。




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 両親は、医者を「お医者さま」と呼んでいました。そりゃ疑わずに薬を飲むよね。





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カメラはとらえた! アレルギーが難病に変わる決定的瞬間 [2020年07月04日(Sat)]




 こんにちは。松井二郎です。
 どうでもよいのですが、
きょうはメルマガ第666号です。
 それはどうでもよいのですが、
メルマガの内容は大切です。
 では、いってみよー ^^


   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  9割がたの薬は白血球を狂わせるもの。
  異物と白血球が戦っているのが病気なので、
  症状は止まる。
  だが!




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 松井の母親「じろくん、どーお? 
おめめ、かゆくなくなった?」

 松井ちゃん「うん! 
もうぜんぜんかゆくないよ! 
薬ってすごいね!」


 どうやら花粉症のつらい症状はピタリと
おさまったようです。
 ところが……
 数時間後。


 松井ちゃん「かゆい! かゆいー! 
お母さん、また、かゆくなったー」

 松井の母親「あらあら、もう効き目が
切れたの?」


 いま体内で何が起きているのでしょう。
 カメラを切り替えます。




 白血球B「う……アタマいた……。
あれ?
わたしは何をしていた? たしか、
ここは誰わたしはどこ
とか言ってたような気がするが」

 白血球C「ムニャ……うーん……
あ、みんな おはよぉー。
って、
あれ? なんで眠っちゃったんだっけ」

 白血球D「おお、気がついたかおまえら」

 白血球B「わりィわりィ。
なんだったんだろねー、さっきの。
たしか白い粉がドバドバって
降ってきて……
あ! 
そうだ白血球A! おーい!!」

 白血球A「……」


 へんじが ない。
 ただの しかばねの ようだ。


 白血球B「Aのやつは死んでしまったのか……」

 白血球C「ムニャ……うーん、なんかオレさー、
目が覚めたはいいけど、
いつもより目覚めが悪いんだよね。
なんかこう、体がギクシャクするっていうか」

 白血球D「おまえも体調わるいのか。
じつはな、オレの必殺のミサイルも
出なくなっちゃったんだよ」

 白血球B「まじで」

 白血球C「まだ出ない? もういっかい撃ってみたら」

 白血球D「そだね。ぬぬぬ……
抗体ミサぁーイルっ!」


 バシュー!


 白血球D「あっ、出た」


 ボカーン!


 白血球D「あれ?」

 白血球B「そのミサイルちがうって。
いま撃たなきゃいけないのは
異物を追い出すミサイルだろ。
IgE抗体。
いまオマエ撃ったのは異物を殺すやつだぞ。
えーと」

 白血球C「IgGね……」

 白血球D「ほんとだ。おっかしーなー。
IgE撃ったつもりなんだけどなー。
じゃあ、もういっかい。
必殺! 異物追い出しIgEミサぁーイル!」


 バシュー!
 ドカーン!


 白血球B「だからちがうって」

 白血球C「それIgGね……」

 白血球D「お、おかしい。
どうなっちまったんだ
オレの体……」

 白血球B「もういいやオマエ
休んでろ。
オレたちに任せな。
IgEミサぁーイルっ!」

 白血球C「IgEミサぁーイル」

 白血球D「ぐっすん…… 
なんでこんなことに」


 バシュ バシュー!
 かゆみ成分ドバドバー!




 ここでカメラを外に切り替えます。


 松井ちゃん「かゆい!! かゆいー!! 
お母さん、かぁーゆぅーいぃー」

 松井の母親「じろくん、はい、お薬よ」

 松井ちゃん「ゴックン」

 松井の母親「どーお?」

 松井ちゃん「あ♪ かゆくなくなってきた♪」

 松井の母親「よかったわね」




 では再びカメラを体内に戻しましょう。


 白血球B「ん……?」

 白血球C「どうした? あ! また何かくる。
あ、あれは」

 白血球D「白い粉だ! さっきの
白い粉だ! やばい」

 白血球C「うわー!」

 白血球D「ぐえー!」

 白血球B「ぎやー! ま……負けねぇ……
オレは負けねぇ……
この白い粉も追い出してやる。
異物追い出しィィィー 
IgEミサぁーイルっ!」


 バシュー!
 ドカーン!


 白血球C「オマエそれIgGだって。
異物を殺すやつ」

 白血球B「え……? なんで?」

 白血球D「オレにおきたのと同じ現象だ……」

 白血球C「もういいよ。
まともなのはオレだけだ。
まかせておけ。
異物追い出しIgEミサぁーイル」


 バシュー!
 ドカーン!


 白血球B「オマエもだめじゃん」

 白血球C「あれぇ? これ殺すミサイルだ。
いまは白い粉を出さなきゃいかんのに。
おかしいな。
IgEミサぁーイル! IgEミサぁーイル!」

 白血球B「よし、オレたちも。ミサぁーイル!」

 白血球D「ミサぁーイル!」


 バシュ バシュ バシュー!
 ボカーン!
 ドカーン!
 バコーン!


 白血球B「えーっ!?」

 白血球C「だめか!!」

 白血球D「なんで!? オレたち
もう異物を殺すIgGしか出ないの? 
これじゃ……松井ちゃんが……」




 カメラを外に切り替えます。


 松井ちゃん「お母さん……なんか最近……
おなか痛い。下痢ばっかする……」

 松井の母親「あらあら、どうしたのかしら。
じゃあまたお医者さまに
お薬を出してもらいましょうねえ」


 こうして松井ちゃんはクローン病になりました。




   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  かゆみを止める薬を飲むと
  異物を追い出すIgE抗体が出なくなる。
  しかし免疫は復活しようとする。

  そこでまた薬を飲み続けると
  IgE抗体は
  異物を殺すIgG抗体に変わってしまう
  (逆クラススイッチ)。

  これで難病の準備が整う。


 つづく




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 666号なので6月66日に出したかったんだけどそんな日はないので6月26日にしました。





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マンモスと戦うと難病になる [2020年07月07日(Tue)]




 〈痛み〉〈かゆみ〉を止める薬を飲んでいると
難病になります。
 これが前回みたケース。


   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  薬で白血球を狂わせると難病になる。


      ◇


 でも、
「わたし薬なんて飲んでないのに」
という人でも
難病になっているケースがあります。

 じつは白血球を狂わせるものに
もう1つあるんです。
 それは……

 (この記事は過去に配信したメルマガを書き直したものです。)




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 おや? ここはどこ? 

前回までとはだいぶ場面が
ちがうようですが……。

 「ウッホッホ」
 「ウッホッホ」

 むむっ、
あれは……
どうみても原始人ですね。

そう。
ここは原始時代。
はじめ人間ギャートルズの時代ですよ!
(わからない人、すみません)




 「ウホッ、きょうは狩りに出かけるだ」
 「ウホッ、マンモスとれるとええだ」

 原始人ふたりが、あたりを見回しています。
 おっと! なにか見つけたようです。

 「ウホッ、いたべ! マンモスだべ」
 「ウホーッ! マンモス倒すべ」


 マンモスがあらわれた!

 原始人Aの こうげき!
 マンモスは ひらりと みをかわした!

 原始人Bのこうげき!
 ミス! ダメージを あたえられない!

 マンモスのこうげき!
 つうこんの いちげき! 原始人Aは たおれた!


 「ウホーッ! マンモスつえぇ。
オラは死んじまっただ。がくっ」
 「ウホッ、おめぇまだ動けるべ! 
てゆーか動かねぇとマジ死ぬべ」

 「ウホッ、そうだなや。
倒れてる場合じゃねぇだな。
いまは目の前の敵を倒さねば」
 「ウホッ、んだんだ」

 「ウホーッ! オラオラオラ」
 「ウホーッ! ドラドラドラ」




 原始人Bの こうげき!
 マンモスに ダメージを あたえた!

 原始人Aの こうげき!
 かいしんのいちげき! マンモスをやっつけた!

 マンモスのにくを てにいれた!


 「ウホッ、マンモス倒したべー!」
 「ウホッ、やっただなー!」

 「ウ……ホ……」
 「おい! だいじょぶか!」

 「ウ……ホ…… ホッとしたら急に
ぐったりしてきた。
ダメだ。今後こそほんとに動けねぇべ。
がくっ」
 「ウホーッ! 死ぬんじゃねぇべー!」

 「ぐうぐう……」
 「なんだこいつ眠っただけだべ」


 これがストレスで難病になるしくみです。
 言葉をかえると【ストレスで免疫を抑えるしくみ】です。


      ◇


 マンモスと戦っているあいだ、
原始人は〈ステロイドホルモン〉を
出していました。
 これは白血球のはたらきを停止させる
物質です。
つまり
免疫機能を停止させる。

 なぜ、そんなことをしたのか?
 免疫がはたらくのにもエネルギーが必要だからです。

 免疫とは「体を修復する機能」であり、
私たちが休んでいるとき、
とくに睡眠時に最も活発になりますが、
みなさんが想像されている以上に
そのエネルギーは莫大なものです。
そういう意味では、
私たちの体は休んでいる時はないといえます。

 その免疫を止めれば
持てるエネルギーをすべて
戦いに使うことができる。
すると
狩りで生き残る確率が高まるわけです。

 じっさい先ほどの原始人は、
ケガを負いながらも
マンモスに勝つことができました。
戦いのさなかも免疫を動かしていたら負けていたでしょう。

ケガしたままでは死ぬかもしれませんが、
目の前のマンモスを倒さないと
確実に死ぬので
ケガの修復は後回しにしたのです。


 さて、マンモスに勝ったことで
命の危機が去りました。
 こんどはケガを治さなければ死にます。
 それで急に免疫が活発になって、
そっちにエネルギーをとられ、
眠くなったのです。


 このように人体は「生命の危険」を感じたときに免疫を抑えるようにできている。


 生き物にとって最も優先されることは
死を回避することです。
なので「死にたくない」と感じたとき、
つまりストレスを感じたとき、
その場を生き残るために
体を修復するエネルギーは止めてしまう。

 これが【ストレスが免疫を抑える】しくみです。


      ◇


 ところが……。
 現代はストレスの質が変わりました。

 昔は、ストレスといえば
このように敵に襲われて
生命の危険を感じたとき
だけでした。

マンモスというストレスを
受けても、
マンモスを倒せばストレスから
解放されました。


 ところが現代のストレスはマンモスに襲われることではない。


 子供なら学校でいじめられることであり、
大人なら理不尽な上司に従うことであり、
主婦ならママ友との人間関係であり、
ひとり暮らしなら
隣の部屋の住人への気づかいであり、
せっかくこっちが気をつかってやっているのに
隣の住人はいつもうるさいので
いつもイライラしていることです。

 昔のストレスは「逃げることができた」のが特徴ですが、
現代のストレスは「逃げられない」のが特徴。
へたをすると24時間ストレスを受けています。

 このように現代はストレスの質が
変わったのですが、
ストレスに反応する体は原始時代と
変わっていない。

 そのため、少なくない現代人が
24時間免疫を抑え、
それで難病になっている。

 松井もこうしてクローン病になりました。


   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ストレスを感じると
  免疫を抑えるステロイドホルモンが出る。
  強すぎるストレスを感じ続けすぎると
  ステロイドホルモンが止まらなくなり
  薬を飲み続けているのと同じになる。
  難病の予備軍になる。


 つづく




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 マンモスはいなくなりましたが、モンスターは増えていますね。逃げるのがいちばんです。





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決定版! 弱った免疫をどう強くするか [2020年07月13日(Mon)]




   ★前回のキモ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  死ぬほどのストレスでも免疫が停止して
  難病になる。


      ◇


 ここまで、難病になる2つのケースをみてきましたね。
 1つは、
「痛い」「かゆい」をピタッと止める薬で
免疫をピタッと止めるケース。
 もう1つは、
耐えきれないストレスをずーっと受け続けて
免疫がずーっと止まるケース。

 松井は
この2つとも条件が揃って
27歳のときクローン病という難病になりました。

 いま45歳ですが、
まだ治っていません。
 治す方法は知っています。

 では
シリーズ最終回、
どうぞ ^^




  ◆シリーズ 〈病気〉とは?
   〜 ミクロの世界で何が起きているのか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 松井「漢方薬、でーきたっと。
ぐえー、いつもながらすげぇ色。
ゴクゴク。
ぐえー、いつもながら
味はもっとすげぇ。
いつまでたっても慣れねぇな」


 〈漢方薬〉とは、
草の根っこや
木の皮といった、
虫も食べないような自然のものを
鍋でグラグラと煮て煎(せん)じ、
薬として飲むものです。

 これこそがほんとうの薬なのです。

 なぜ虫がこれを食べないかというと、
ニガいから。
なぜニガいか?

 生き物にとって〈異物〉だからです。
食べても栄養になりません。

 ただし! 
これを栄養にする者たちがいます。
だれかというと……

 カメラを体内に切りかえましょう。


 白血球「おや? なんかきた。あれも異物だな。
食べなくちゃ。ムシャムシャ……。ん、
ん、
ンまぁーいっ!
うまいなこれ。
うおおお、パワーアーップ!!」


 そう。白血球にとってはごちそうなんです。
 白血球の仕事は〈異物〉を食べることでした。
言い方をかえると
白血球は異物を食べて生きている。
人体にとっての異物が白血球のエサなのです。

 細菌やウイルスは危ない異物ですが、
漢方薬は安全な異物。
つまり! 
漢方薬を飲めば、
安全に白血球のエサを与えることができるのです。

 カメラを外に戻しましょう。
 あ、松井くんが動きだしましたよ。外出しました。




 松井「先生、こんにちは。よろしくお願いします」

 *「はいはい、では始めますよ」

 松井「はうっ!
あうっ!
おうぅっ!」


 松井くんは怪しいお店に来たのではありません。
ここは鍼灸院(しんきゅういん)。
いま、〈ハリ〉と〈お灸〉をされているのです。
 再び体内をみてみましょう。


 白血球「おや? なんか異物が
ブッスリ刺さってきたぞ。
敵じゃないようだけど……
キズができちゃったな。治しにいかねば」

 *「おーい!」

 白血球「あ、おまえらも来たの?」

 仲間の白血球「来たよー。あとから、もっと来るよ」

 白血球「うわ、ゾロゾロ来たー! 
うおおお、
パワーアーップ!!」


 〈ハリ〉は安全に体をキズつけ、白血球を集めることができるのです。


 白血球「おや? こんどはなんだ。……
あちっ!
ア・チ・チ・アチッ!
燃えてるんだーろぉーかぁー!?
あれも治しにいかなくちゃ」


 〈お灸〉は安全にやけどをさせ、白血球を集めることができるのです。

 そして〈ツボ〉とは、
白血球をここに集めると
より効果が高いよー
って場所なのです。




 白血球「うおおおお! 
またもやパワーアーップ!! 
といっても、
まだまだだな。
この松井ってヤツ、むかしさんざん
オレをいためつけてくれたからな。
オレがもっと元気にならないと、
こいつの難病を治してやれねぇ。
それでも、ずいぶん良くなったよな。
歩いて帰っていくもん」

 松井「はあー、いい天気。
ありがたいな。
また歩けるようになる日がくるなんて……。
クローン病が
いつ治るかはわからないけど、
歩いていればいつかたどり着くだろう。
迷わず行けよ。行けばわかるさ。
って猪木か! 
若い子は知らんわ」


   ★ポイント!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  元気をなくした白血球は、元気にしてやればよい。
  いつか白血球が治り、難病が治る。


 おしまい☆




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ここまでお読みいただきありがとう^^
 メルマガではこれくらいが限界です。
 あとはこちらの、松井のYouTubeをみてね。


  ☆じろーちゃんねる
    「病気の正体」全12回

→ https://bit.ly/3bQGK0H





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何を信じるかが治療です [2020年07月20日(Mon)]




 こんにちは。松井二郎です。
いただいたメールをご紹介して、
このシリーズを終わりたいと思います。
 では、どうぞ^^


      ◇


> はじめまして。
> YouTube動画「病気の正体」を一気に全部見させて頂きました。
> とても参考になり、
> 自分の病気に対する納得と勇気を頂きました。
>
> 私はクローン病歴約30年の51歳の男性です。
> 27歳の時にクローン病の診断を受け、
> 15年間くらい薬(プレドニンなど)を服用した結果、
> 今度は8年前くらい前にリウマチ性疾患である脊椎関節炎の症状が出始め、
> 以後6年間、それを抑えるために
> 今度は生物学製剤(ヒュミラ)を使用して来ました。
>
> 脊椎関節炎の症状はその後大きな進行は見られず
> ヒュミラが効いているのだろうと
> そのまま何も考えず接種を続けていたのですが、
> 一昨年の年末におかしな症状が出始め、
> その時点で一旦ヒュミラを中断しました。
> その後クローン病や膠原病の症状は不思議と落ち着いてるのですが、
> おかしな症状の方は中断後も断続的に出ています。
> 手足の腫れ、腕やひざ下、肩のしびれ、軽い硬直感、耳鳴り、などです。
>
> 特に手が真っ赤に腫れたり真っ白になったりする症状は
> 皮膚科はじめいくつかの科で検査もしましたがよく分からず、
> どこに相談してもあまり聞いたことがない症状のようです。
>
> ここ半年ほどは落ち着いていたのですが、
> 最近また全身のしびれなどの症状が出始め、
> 不安に思ってあちこち検索してるうちに
> 今回こちらの動画に辿り着いた次第です。
> 私自身子供のころからアレルギーや喘息持ちで、
> それが治まった二十歳頃にクローン病の症状が出始め、
> 43歳頃に今度は膠原病の症状が出始め・・
> そして一昨年から上記のおかしな症状が出始めています。
>
> まさに動画で語られていた最悪の道を歩んで来ているのだな・・
> と、今更ながらまざまざと今の自分の状態を実感している次第です。
>
> 今現在はクローン病の症状も落ち着いていることもあり
> 生物学製剤(ヒュミラ)をはじめ免疫剤は一切絶っています。
> 他の薬も睡眠薬以外は何も飲んでいません。
> 不安は消えませんが、今回松井さんの動画を拝聴し、
> 現在なるべくしてこうなっていることを自覚しました。
> 変な話ですが納得もし少し一息つけました。
>
> 今後も動画やツイッターなどフォローさせて頂きます。
> わかりやすい動画で納得いきました。
> ありがとうございます。

(Nさん)


      ◇


 Nさん
 メールありがとうございます。
どれほど
おつらかったことか、
同じ病気の者として
心よりお察し申し上げます。

 病気の正体を知ることができて、
よかったですね。

 私も、「知ることができた」だけで
気持ちの面でほんとうにラクになりました。

 難病だ、原因不明だ、一生投薬だ、
と言われていたころは
暗黒でした。
病気で体がつらいよりも
出口が見えない暗黒がつらかった。

 だからこの病気の正体だけでも、
みなさんに知らせたいなと思ったのです。


 おっしゃるとおり、
免疫をいじる薬を使っていると
医者も「よくわかりませんね」と言う
おかしな病気が始まります。
医者自身が
よくわかっていない治療をするからです
(治療?)

 免疫のはたらきは完璧です。
それを人間がいじるから
おかしなことになるのです。

 もっと自分を信じればよいのです。
いえ、
自分を信じられなくてもいい。
免疫を信じればいいのです。
38億年の生命の偉大さを信じればいいのです。


      ◇


 コロナで
重症化しているひとがいるのも
薬で免疫を抑えるからです。

(ただし
 高齢で免疫が弱り切っているひとを除く。
 このようなかたは残念ですが寿命です。
 寿命で亡くなっているのを
 コロナとごっちゃにしてはならない。
 寿命で亡くなった人を
 「きょうコロナで死亡した人」として
 報道するのは愚かです。)


 なぜコロナを騒いではいけないかというと、
ここまで述べてきた
世界じゅうでおこなわれている
大まちがいが
この騒動で隠されてしまうからです。

 話がそれました。

 Nさん、
おだいじにしてくださいね。
免疫力を上げてまいりましょう! 
どうもありがとうございました。


      ◇


 さて。
それで、かくいう私なんですけど、
まえにも言いましたが
事情により
治療を中断せざるをえなくなっています。

 免疫力を高める方法は、
鍼灸と漢方薬。

 これらは
保険がきかないので
とんでもなくお金がかかります。
 松井は
治る予定を大幅にオーバーしたため
資金が尽きました。
 いま
鍼灸は2〜3ヵ月に1回いけるかどうか、
漢方薬はもう3年くらい手に入っていません。

 また治療を再開できるといいなと思っています。


 あ、
お金がなくてもできることが
ひとつあります。

 ストレスをなくすことです。

 ストレスをなくすには、
しあわせをかんじることです。

 しあわせをかんじるには、
しあわせをかんじられる自分になることです。
成長することです。

 いま、それやってる^^


 では☆



    <YouTube>

  ☆じろーちゃんねる
    「病気の正体」全12回

→ https://bit.ly/3bQGK0H





 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 あと、
治療するお金があれば
まず優先すべきは食べるものを良くすること。
これがやっとわかってきました。
高い薬を買うのは、そのあとですね。





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