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松井 二郎
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乳酸菌は数が多いからよい、のではない [2019年03月01日(Fri)]

  ◆NS乳酸菌とは
  4章 NS乳酸菌のすごさ(20)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    乳酸菌の誤解
    〜菌数が多いからよいのではない<前編>





 すごいパワーをもった乳酸菌を、いざ製品化しようとすると、おかしなことが2つ起こるという。

 1つは、培養、培養、培養、と繰り返し使っているうちに、しだいに乳酸菌のパワーが落ちてくること。
 理由は、オオカミが犬になるから。つまり野生の乳酸菌を人工の環境で培養しているうちに野性味が失われてしまうからだった。そこでNS乳酸菌では、つねに野生の種菌を使うことでこの問題を解決した、というのが前回の話であった。

 きょうは次の2つめの疑問だ。――

(以下は引用)


          ◇

 もう1つの疑問。研究段階でパワフルだったものが、製品化すると試験のときと比べてレベルダウンするのはなぜか――ということです。
 この答えははっきりしています。つくり方に問題があるのです。実験的に少量つくるのと、商品化して大量につくるのとでは、つくる条件が違ってきます。その違いに気づかないと、同じものがつくれないのです。
 乳酸菌を培養してみるとわかりますが、時間の経過とともに菌数はどんどん増えていきます。
 最初にタンクに入れるのは、10の6乗くらいの種菌が必要です。これをスターター菌としてまきます。エサを与えると10の8乗、10の10乗と増えていき、10の12乗あたりがピークになります。



          ◇


 ――ちょっと引用を中断。
 えーと……10の何乗とか言われてもね、数学ニガテだったんで、パッとイメージできないんだよね(笑)
 えーと、10の6乗、8乗、10乗はそれぞれ、

 1,000,000
 100,000,000
 10,000,000,000

 と。ふんふん。よけいわからなくなったぞ(笑)
 10の6乗だと、いちじゅうひゃくせんまん……100万。これを培養して10乗に増やすと……100億ぅ!? そんなに増えるの!
 じゃあさらにこれを培養しつづけて12乗まで増やすと

 1,000,000,000,000

 で、1兆か!
 そりゃあ〜ここまで増やして売りたくなるよね、メーカーとしては。単純に売上が10倍、100倍、1000倍になっていくんだから。
 では引用のつづき。


          ◇

乳酸菌を培養するときは、ピークのちょっと手前、10の10乗あたりで採るのが一般的です。私たちもそうしていました。
 ところが、前述のように培養装置のトラブルで培養時間を半分短くしなければならず、通常10の9〜10乗まで培養できるのに、10の8乗にしかならない。つまり、菌数は10分の1以下。その菌でも効果がある。

 そこで私は、発酵のすべての段階で効能を比較研究しました。対数培養のピーク以前は、共生性の状態でした。この状態のNS乳酸菌を飲むと、腸内でほかの菌を邪魔しないまま、共生状態になります。ピークに近くなると、それ以後は抗生性乳酸菌になります。面白い事実は、共生性乳酸菌は食品の防腐剤とはなりえず、数時間かけてさらに培養して酸っぱくなった抗生性乳酸菌は、食品の防腐剤になります。

 こうした実験結果から、共生性の効能を期待する製品では、いまは10の9乗以下で菌を採取しています。重要なのは、乳酸菌の数の多少ではなく、その効能がどうかということです。菌数が多いからよい、少ないからよくない、ではありません。


金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』


          ◇


 ネットで「乳酸菌」と検索すると、それはそれはすごい数の商品がヒットするが、見ていくと「5000億個の乳酸菌がこの中に!」とか「3兆個の乳酸菌をギュッと凝縮!」とか、ことごとく「数」を問題にしている。
 ぜんぶ、意味ないんですって。

(つづく)








 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ひさしぶりにアタマつかった(笑)





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乳酸菌の本来の働きは悪玉菌を殺すこと、ではない [2019年03月07日(Thu)]

  ◆NS乳酸菌とは
  4章 NS乳酸菌のすごさ(21)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    乳酸菌の誤解
    〜菌数が多いからよいのではない<中編>





 乳酸菌は培養すると数がふえるが、トシもとる。トシをとった菌はパワーが落ちる。当然といえば当然だけど、言われるまで気づかなかった……。
 だったら乳酸菌商品を買うときは、菌の「数」などどうでもいい。たとえ数は少なくても「年齢」が若いものを選ぶべきなのだ。
 その話の続き。

(以下は引用)


          ◇

 こうした実験結果から、共生性の効能を期待する製品では、いまは10の9乗以下で菌を採取しています。重要なのは、乳酸菌の数の多少ではなく、その効能がどうかということです。菌数が多いからよい、少ないからよくない、ではありません。

 乳酸菌は酸っぱくなるくらいのほうが、たしかに菌数は多い。でも、実際に人間が飲んで小腸で有益に働いてもらうには、最適ではないのです。
 私がここでいう働きとは「栄養を分解、吸収したり、ビタミンをつくったりする」などの本来の働きです。
 そういう働きをNS乳酸菌にしてもらうには、まだあまり酸っぱくならない10の9乗かもしくはそれより早く採るほうがよいようです。

 実験で、10の8乗のものを人に飲んでもらい糞便の菌を数えると、食べ物により、10の12乗も出てきました。1000倍に増えていました。次には従来の乳酸菌レベル(10の10乗)を飲んでもらうと、同じ10の10乗の菌しか糞便には出てきません。これは増えていないということです。増えたということは、腸内で有益な働きをした証拠。「酸っぱくなけりゃ乳酸菌じゃない」という従来の常識はあらためる必要があるのではないでしょうか。私はそう思います。

 もっとも、この考え方には注釈が必要です。酸っぱくなった乳酸菌はだめだというわけではありません。それなりの利用方法があります。
 立派な使い道がありますから「酸っぱくなったらだめです」ということではありません。ただ、共生菌としての働きを期待するならば、「老人乳酸菌」(抗生性)より、「若者乳酸菌」(共生性)のほうがパワフルだということです。

 人間も、老人よりも若者のほうが繁殖力がありますね。極端な話、20代の若者1人と、80代の老人100人では、前者のほうが繁殖力が強いのはいうまでもありません。そんなわけで、培養装置のトラブルという奇禍により、いまNS乳酸菌はそういうつくり方をしています。


金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』


          ◇


 リアルに20代の若者1人と80代の老人100人の繁殖力対決を想像してしまったが、それは、たとえなのでどうでもよいのであって、なるほど老人の乳酸菌ばかり頭数をそろえて「ウチの商品は5000億個!」「いえいえウチは3兆個!」と威張ったところで繁殖力を期待するのはムリだろう。
 だったら数は少なくても、性欲みなぎる、オホン、失礼、体力あふれる20代の若者のような乳酸菌を適量、商品化したほうがいいわけだ。
 NS乳酸菌は後者を選択した。
 ……精力剤とカンちがいして購入する人もいそうだな(効果ありそうだが)。

 数をウリにする業界の風潮からすれば、商売上、明らかに不利な選択である。ここまでのことをいちいち説明しないといけない。だが、それで売上が落ちるとしても、乳酸菌のパワーは落とさぬ!
 シビれるねぇ〜、こういう商品。

(つづく)








 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 そんなわけで、NS乳酸菌をスターターとして自宅でヨーグルトをつくると数は増えても菌が弱りますよ、と前に申しあげたわけです、はい。





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乳酸菌は酸っぱいのがよい、のではない [2019年03月11日(Mon)]

 こんにちは。松井です。


  ◆お知らせ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[PR] ̄

 3・11のあの日から、きょうで9年がたちますが、復興にはまだまだみなさんのご協力が必要です。
 こちらで
  東日本大震災
  北海道地震
  西日本豪雨
 の募金がつのられています。
 ↓ ↓

 [Yahoo!ネット募金]
https://donation.yahoo.co.jp/category/10/

 どうぞよろしくお願い致します。

 では前回の続きを。




  ◆NS乳酸菌とは
  4章 NS乳酸菌のすごさ(22)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    乳酸菌の誤解
    〜菌数が多いからよいのではない<後編>





 一時期わたしは、乳製品はよくないなぁと思いながら、ヨーグルトを食べていたときがあった。

 クローン病の患者がいちばん困るのは、タンパク質がまともにとれないこと。下痢をしていても糖質と脂質はあるていど吸収できるのだが、タンパク質はちがう。しっかり消化してからでないと、つまりアミノ酸に分解してからでないと吸収できない。下痢ばかりしているとそこまで消化するまえに腸を通過しちゃうのだ。まったくタンパク質がとれないわけではないが、ほとんど素通り。これでみるみるやせていく。
 そこで、しかたなく病院で栄養剤をもらっていた。これはタンパク質でなくはじめからアミノ酸の状態になっているので効果がある、はずだった。が、栄養剤を飲めば飲むほど、さらにやせていく。なんでだ!?
 と思って調べたら、まあ♪ おどろきの遺伝子組み換え100%食品♪
 冗談じゃねぇよ。だったら、まだヨーグルトのほうがマシだよなぁ、いくらかは吸収できるんだしぃ、乳酸菌もとれるしぃ、と、ヨーグルトを食べていたことがあるのだ。

 そして、そのとき選んだのは、ビヒダスでなくブルガリアだった。だって、ビヒダスは酸っぱくない。ブルガリアは酸っぱい。酸っぱいほうが、乳酸菌がパワフルでしょ? と理解してたから。
 誤解であった。

 では、前回の続き。

(以下は引用)


          ◇

 立派な使い道がありますから「酸っぱくなったらだめです」ということではありません。ただ、共生菌としての働きを期待するならば、「老人乳酸菌」(抗生性)より、「若者乳酸菌」(共生性)のほうがパワフルだということです。
 人間も、老人よりも若者のほうが繁殖力がありますね。極端な話、20代の若者1人と、80代の老人100人では、前者のほうが繁殖力が強いのはいうまでもありません。そんなわけで、培養装置のトラブルという奇禍により、いまNS乳酸菌はそういうつくり方をしています。

 ある食品工場を訪れたときのことです。私が「酸っぱくない乳酸菌をつくりたいのです」といいましたら、「いや、酸っぱくないと乳酸菌飲料とは認められない」といわれました。
 彼らは、わざわざ酸っぱいヨーグルトをつくっているのです。スーパーなどで売っている大半のヨーグルトも、ほかの発酵飲料も同じ考え方だと思われます。
 酸っぱくなったということは、乳酸が増えたということです。前に高名な大学教授が乳酸菌を「たくさん増やしたあと、殺して飲んだら効いた」という話を紹介しましたが、酸っぱさを求めるのは、これと同じ発想です。

 酸っぱくなった乳酸菌には殺菌効果があり、天然の抗生物質のような働きをします。乳酸菌のこのような効能を、私は「抗生性」と呼びます。抗生性の乳酸菌は、真菌感染の予防治療や水虫の治療、あるいはウイルスや病原菌をプロテクトする機能があり、非常に役に立つのです。
 抗生性の物質は「老人乳酸菌」がつくり出したものです。「若者乳酸菌」はそうではなく、宿主の腸内にあって、悪玉菌のコントロールやビタミン合成など、腸内善玉菌としての本来の役割を果たします。この働きを「共生性」と私はいっています。乳酸菌は、これからは共生性と抗生性を、はっきり役割分担したかたちで使っていくとよいと思います。


金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』


          ◇


 こんなことを知って乳酸菌商品を買っている人はまずいないだろうね。かくいう私が知らなかった。
 それもそのはず、消費者以前に、生産者たちが何も知らないんだから。

 知っていたとしても、だ。
 「共生性」の乳酸菌をつくるには若者の菌でないといけない。増やそうとおもえば10の10乗にでも11乗にでも増やせるところを、10の9乗で培養をストップしないといけない。
 9乗と10乗ではつくれる商品の数が10倍ちがう。つまり売上が10倍ちがってくる。11乗まで増やせば100倍だ。それだけの利益を棒に振ってまで、だれも知らない「共生性」の乳酸菌をつくろうとするメーカーが他にあるだろうか?

 ズキュウウウン!!
 さすがNS!
 他社にできない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる! あこがれるゥ!

(つづく)








 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 そこにシビれるあこがれるとは
 (はてなキーワード)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%BD%A4%B3%A4%CB%A5%B7%A5%D3%A4%EC%A4%EB





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乳酸菌を選ぶ決め手は何か [2019年03月20日(Wed)]

  ◆NS乳酸菌とは
  4章 NS乳酸菌のすごさ(23)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    NS乳酸菌は腸にキズがあっても安全





 「乳酸菌を飲む目的は?」
 と街角でアンケートでもとったなら、「おなかの調子を整えたいから」「腸内の乳酸菌を増やしたいから」との答えが返ってくるだろう。
 それならば若い乳酸菌を飲まないといけない。
 「とにかく菌の数を増やせばよかろう」と工場で培養しすぎると、菌がおじいちゃんになっちゃう。すると、ほかの菌の繁殖をおさえる「抗生性」はあるけれど、整腸作用や増殖能力といった「共生性」はなくなる。
 では、市場に出回っている乳酸菌商品は、どっち?

(以下は引用)


          ◇

 共生性と抗生性――乳酸菌を効力からこのように分けて考えると、いろいろな企業がつくる乳酸菌は意識としては真ん中ですが、つくっている製品は、われわれの言葉でいえば、ほとんど抗生性のものです。抗生性の乳酸菌食品を摂りすぎると、腸を整えたり、血液をサラサラにするという効能目的はほとんど期待できません。

金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』


          ◇


 あら♪ いままで買ってきた乳酸菌商品ってなんだったのかしら♪
 それだけじゃない。もう1つ、NS乳酸菌には他の商品にない特徴がある。それは「安全性」だ。

(以下は引用)


          ◇

 たくさんある乳酸菌のなかで、NS乳酸菌にはどんな特徴があるのでしょうか。
 NS乳酸菌の故郷は、いま世界で有数の自然に恵まれた地域として、自然資源が注目されているモンゴル(モンゴル国および中国・内モンゴル自治区)です。そのモンゴルの大草原で暮らす遊牧民の保存食から採取したパワーのある乳酸桿(かん)菌がNS乳酸菌です。

 乳酸菌は、球菌と桿菌に大きく分けられますが、主に桿菌を選んだ理由は2つあります。

 1つは球菌がすでに多くの乳酸菌サプリメントで使われており、また、もともと大腸にたくさんある菌なので、わざわざ新しく外部から摂取しなくても、乳酸菌のエサとなる食物を与えれば自然に増えていきます。「それで十分だろう」ということです。

 もう1つの理由は菌のサイズに関係しています。一般の乳酸球菌は100ナノ(ナノは100万分の1ミリ)程度と、菌のサイズがとても小さいのです。「小さいほうが吸収はよい」という説を唱える人もいますが、細胞や組織にキズや潰瘍(かいよう)などがあるときは困ります。そこから菌が体内に入り込んで感染症を引き起こす可能性があるからです。とくに日本と中国でよく使われている腸球菌(エントロコッカス)は院内感染例が多いので、私たちはこれを使わないようにしています。
 私たちが選んだ桿菌は、菌の種類によって違いはありますが、棒状でサイズも球菌より50〜100倍大きい。キズや潰瘍があっても、血管や組織のなかに入り込めません。非常に安全性の高い乳酸菌といえます。

 また、サイズの大きな菌は、表面積も大きくて細胞壁につきやすいのではないかと思います。それで長く体内に棲みつづけることができます。一般の乳酸菌は2〜3日で体外に出ますが、NS乳酸菌のメンバーであるヘルベティクス菌(NS8株)は、1週間も体内に大量に残っています。それだけ働く時間が長く、よい作用をおよぼしてくれると推論できます。


(同)


          ◇


 だから腸がキズだらけの松井が飲んでもだいじょうぶ♪ なのだぁ!
 おっと。腸がキズだらけなのは、松井だけではなかった。甲田光雄先生によると、現代人の9割は腸にキズがあるという。
 原因は「食べ過ぎ」。自分の消化できる能力以上に食べるので宿便がたまり、宿便に発生したカンジダ菌が腸壁を食い荒らしているからだ。
 ふんふん。じゃあ、食べ過ぎてない私は平気ね。と思うのは気が早い。
 甲田先生の「食べ過ぎ」の基準は厳しい。お昼を食べたあとちょっとでも眠気がしている人は、食べ過ぎだ。

 となると、少食にしているつもりでできていない、あるいは少食にする気はあるんだけど手が勝手に食べ物を口に運んでくるのよねという人も、乳酸菌をとるなら腸のキズに入らないNS乳酸菌がよいわけだ。

 最後に、金鋒博士による「乳酸菌の選びかた」をどうぞ。

(以下は引用)


          ◇

 いまは乳酸菌ブームで、それこそ星の数ほど乳酸菌食品、乳酸菌サプリメント、乳酸菌飲料、乳酸菌化粧品、そのほかの製品が販売されています。どこも自分のところの製品が最高だといいますから、消費者としては、どれを信じてよいか迷います。

 そういうときは、提供先がどんな哲学をもっているかで判断されるとよいと思います。派手な宣伝文句や口当たりのよい言葉に、惑わされてはいけません。私かNS乳酸菌について、なによりも大切にしているのはこの点です。
 「乳酸菌は身体によい作用をおよぼす」――「だから、当社の乳酸菌製品はよい」というのは、不十分な説明です。(中略)

 腸内で乳酸菌が効果を発揮するということは、なによりもまず腸の消化吸収の促進に寄与しなければなりません。本書でもこれまで述べてきたとおり、乳酸菌がさまざまな病気に効果があることは広く認められています。
 しかし、それはあくまで共生菌であることが前提です。死んだ菌や活性を失った菌では共生しているとはいえません。NS乳酸菌は生菌が前提であり、なおかつ安全性を完璧に確保する――私はこの2つの理念をもって乳酸菌を培養します。


(同)


          ◇


 No 哲学,No 乳酸菌といったところか。

 つづく〜。








 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 キン肉マン、キミはこの世に完璧などというものはないといったな。
しかしわたしはみつけたぜ。
この世に完璧なものがひとつだけある……
それはNS乳酸菌の安全性さ!

(喧嘩マン「んなこと言ってねぇわ」)





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NS乳酸菌っていう商品名じゃないんかいっ [2019年03月26日(Tue)]

  ◆NS乳酸菌とは
  4章 NS乳酸菌のすごさ(24)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    NS乳酸菌の「株」について





 「クローン病ならNS乳酸菌がいいですよ。ネットで買えます」
 白川太郎医師からそう教えてもらったのだが、思えばこの白川医師との出会いがNS乳酸菌との出会いでもあった。
 さっそく検索してみると、
 「なんだあ!? いっぱいあるぞ!?」
 NS乳酸菌という商品名かと思ったら、そうではない。

 <NS−MAX 乳酸菌>
 <NS−SLIM 乳酸菌>
 <シリンゴル乳酸菌 NS−MAX>
 <共生園 NS乳酸菌>
 <紫府 NS乳酸菌>

 こんなに出てきた。ど、どれを買えばいいんだあ?
 さいしょの3つ <NS−MAX 乳酸菌><NS−SLIM 乳酸菌><シリンゴル乳酸菌 NS−MAX> は、カプセル60個で1万円。なかなかのお値段だが、<共生園 NS乳酸菌> はもっと高く、さらにお高い <紫府 NS乳酸菌> に至っては、カプセル60個で2万円! 安倍総理が飲んでるのってこれじゃないの? それも1日に5つとか6つとか(目安量は1日2つだが、いくら飲んでもよいのだ)。
 商品によってちがう種類のNS乳酸菌がブレンドされて入ってるようだが……。調べると、さいしょの2つは中身がわかった。

 <NS−MAX 乳酸菌> の中身
  NS9
  NS8
  NS7
  NS6

 <NS−SLIM 乳酸菌> の中身
  NS9
  NS8
  NS5
  NS11
  NS12

 ……はい?
 どうもこの「NS●」というのはNS乳酸菌の「株」の名前らしく、カゼイシロタ株とかで聞いたことのあるあの株なのだが、これじゃ何が何やら意味不明だ。
 そこで、金鋒博士が著書のなかで1つ1つの株を説明してくれているから、そこを読んでみよう。
 あ、これ読んだら、この特集おわりなんで。

(以下は引用)


          ◇

 私は、さまざまな乳酸菌の遺伝子を特定して、細かい効能を研究しました。すると、それまでわかっていなかったことがたくさんありました。
 乳酸菌は菌の種類によって、病原菌に強い・弱い、タンパクの分解に強い・弱い、コレステロールの分解に強い・弱い、血圧を調節できる・できない、脂肪酸の分解ができる・できないなど、その効能が違っているのです。
 私たちはその用途によって最適な乳酸菌の配合をしていますが、効能的に最強の数種類のNS乳酸菌を選び、数10種類のいろいろな組み合わせをしました。
 それぞれ、タンパクの分解に一番強いもの、糖の分解に一番強いもの、コレステロールの分解に一番よいもの、脂肪酸の分解に一番効果のあるもの、炎症の治癒に一番よいもの、ピロリ菌の感染症に一番強い効果を発揮するものなどを比べました。(中略)

 私はその用途によって、最適な乳酸菌群を考えています。そして、効能や安全性、発見の順番と生物性質の研究から「NS−XX」という名称をつけます。
 代表的なものとしては、とくに人間の食べ物の消化を助ける菌として、糖の分解に一番効果のある「NS9」、一番速くタンパクを分解する「NS8」、そして脂肪やコレステロールのコントロールに効果を発揮する「NS5」、さらに「NS10」「NS11」「NS12」など、それぞれ遺伝子や効能の解析をしてきました。(中略)

 NS乳酸菌の研究の目的は、最初は動物の感染症を抑制するためでした。そこで、短時間で糖から有機酸になれる株を選ぶこととし、10数種類のファーメンタム菌(Fermentum)から選別しました。そのなかで一番効果のある株は糖の消化能力が素晴らしく、「NS9」と命名しました。NS乳酸菌はすべて糖の分解にすぐれた働きをしますが、なかでもこの株の特徴は、すべての糖をいち早く徹底的に分解する能力にすぐれ、ほかの株ではおよばない力をもつことがわかりました。炎症やウイルス感染症の対策には、この菌は重要な作用を発揮します。

 次に考えたのは、タンパクの分解消化でした。数10種類の乳酸菌のタンパクの消化力を比べました。そのうち、ヘルベティクス菌(Helveticus)類に一番速くタンパク消化が見られました。われわれはさらに、効果のあった10種類以上のヘルペティクス菌サブタイプをすべて比較して、タンパク消化が満点の「NS8」を抽出することができました。
 NS8株は、わずか数時間でタンパクを全部細かく分解して、ダイプタイト、トリプタイド、テトラペプタイド……つまり短いアミノ酸をたくさんつくり出します。(中略)
 次の乳酸菌は、「NS5」=植物乳桿菌のプランタラム菌(Plantarum)です。NS5株の特徴は、脂肪とコレステロールの両方とも消化レベルは70点以上です。ほかの菌と比べたところ、満点でなくても、肥満や血管の病気などの効能は総合評価で優秀です。

 次はカゼイ菌(Casei)です。「NS6」としました。カゼイ菌のサブタイプ(枝分かれした株)ですが、われわれが調べたところ、効能はカゼイ菌とほぼ同じです。
 この菌も酸に耐える力をもち、悪玉菌が繁殖するのを抑え、腸管を刺激して宿主の免疫力向上に寄与します。(中略)

 「NS7」=ロイテリ菌(Reuteri)は個性的な特徴をもっています。1つはピロリ菌の繁殖を抑制する能力をもっていることがわかりました。もう1つは虫歯予防効果、または湿疹やアトピー性皮膚炎、女性の生殖道の感染症などに効果的という研究報告があります。(中略)

 次はラムノサス菌(Rhamnosus)です。数種類のサブタイプのなかから選び「NS11」としました。ラムノサス菌は、腎臓病や尿道感染症などに効くという報告があります。免疫機能を高めるのはもちろんですが、私がNS乳酸菌シリーズに入れた理由は、コレステロールの分解力にもすぐれているからです。


金鋒[ジン・フェン]著『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』


          ◇


 ――きょうはメルマガ1回に詰めこむために中略、中略、中略とやったが、これで終わらせるにはもったいない、すごいことが、中略、中略のなかに書いてある。
 そこで次回から略さず1つ1つの株の詳細を引用し、この特集を終わるとしよう。

(特集、残りあと4回)








 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ながらく特集にお付き合いくださりどうもありがとうございました。最後に専門的な言葉がふえて面倒くさくなるかもですが、もうちょっとだけよろしくです。





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