◆電磁波特集 4章
あふれる家の中の電磁波
〜家電ってどうなの?(6)
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ここまで、まずケータイ基地局が、これってそーとーやべーんじゃね? とゆー話に始まりまして、じっさい白血病とか、がんの原因だとか、そーとーやべー話になりまして、つぎに基地局もやべーけどケータイ・スマホも危なくね? とおもったら、案の定「サイクロトロン共鳴」とゆーのがあって、強力な電磁波だろうが微弱な電磁波だろうがまったく関係なく、体内のイオンの電子をブッ飛ばしてしまうため電磁波なるものは片っぱしから体に悪いことが判明。そして特集の最後として、「だったら家電はどーよ?」とゆーところまできました。
で、レンジ、IH、テレビ、冷蔵庫、エアコンと見てきまして、つぎは……エアコンのあとなので、これにしましょーか。そろそろ季節外れですけど。
(以下は引用)
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【扇風機】
扇風機は、運転時間の設定などの電子回路以外は、電動モーターが唯一の電磁波発生源という比較的単純な構造をしています。
ただし、モーターの消費電力は数10Wていどで、意外に小型です。それだけ電磁波の発生が少ないということになります。もちろん、インバータなどという電磁波を発生する部品は使われていないのもメリットです。
ただし、近年は、次世代扇風機などと称して、インバータ付きのものもあります。インバータで交流を直流に変換して、DCモーター(インバータモーター)を駆動する方式です。回転数を自在に変化させ、滑らかな、自然に近い風がつくれるのが売りです。
「サーキュレーター」という扇風機に似た製品もあります。冷やすためではなく、主に空気を循環させるためのものです。冷たい空気は下に溜まりやすいので、サーキュレーターで上に吹き上げて空気を循環させ、室内の温度を均一にします。風をまんべんなく送るのではなく、直進性の強い風をつくります。
また、ラケットの枠のような輪があるだけで、そこから空気が出てくる不思議な扇風機も見かけます。すっきりとしたデザインですが、下の胴体部分に、送風のためのファンと電動モーターが入っており、構成部品は同じです。
いずれのタイプでも、扇風機はほぼむき出しの電動モーターが使われているので、使用中の扇風機から10cm離れた場所で10〜50mGという数値もあります。
電磁波はあるていどはあるのですが、扇扇風機から10cmの距離で長時間、風に当たるという人はいないでしょう。扇風機から、1mほども離れれば、その値はぐんと小さくなり1mG以下になります。電磁波の強さとしては、それほど不安なものではないでしょう。
ただし、インバータ付きの高級品は、そこからも電磁波が出ています。しかし、あるていどの距離があるという使われ方と、モーターの出力の小ささで、全体として救われているかもしれません。
(中原英臣、佐川峻『電磁波はやっぱり危ない』)
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季節はずれ、といっても、「わが家は冬こそ扇風機をつかってます!」という方もおられるでしょう。空気をかきまぜて部屋の暖房効果を高めるために。
冬にそういう使いかたをするにせよ、夏に涼む目的で使うにせよ、動いている扇風機に10センチまで近づかなければ問題ないんですね。
うん、ようやく安心して使える家電に出会えた(笑)
(つづく)
- PR - ◆ 編集後記
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よく子供のころ、扇風機に顔をギリギリ近づけて「あー あー」と言って声がブルブルふるえて聞こえるのが面白くてずーっとやってましたが……あれは10センチよりも近づいていたぞ……。