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松井 二郎
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エアコンの電磁波ってどうなの? [2017年09月13日(Wed)]

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  ◆電磁波特集 4章
    あふれる家の中の電磁波
      〜家電ってどうなの?(5)
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 前回から、生活必需品をみています。冷蔵庫とか。「じつは体に悪いよ」といわれても、なくてはならないものだから困るんだけど……。
 対策はとにかく「離れる」! 「近づくときは時間を短く」! これ、今後もキホンです。

 では、きょうはこの家電。

(以下は引用)

      ◇

【エアコン】

 エアコンは、コンプレッサーが収納されている室外機と、そこから冷たい空気を室内に送り込む室内機で構成されている「セパレート型」と、それらが一体になった「窓型」があります。
 「室内機」は空気を送るファンがあり、小さな電動モーターがついています。室内機は壁や天井近くに設置されており、人からの距離も通常は十分にあります。また、空気を送るためのファンを動かす電動モーターも小さなものなので、そこからの電磁波はあまり気にする必要はなさそうです。

 問題は、セパレート型の室外機と一体化された窓型ですが、これに用いられているコンプレッサーは1kW(キロワット)〜2kWくらいまでの大型の電動モーターと、それに電力を供給するためのインバータがついています。業務用だと、もっと大型になります。
 当然、これらの装置は強い電磁波を出します。最近の家庭用エアコンの室内機と室外機に用いられている電動モーターは、ブラシレスDCモーターという直流モーターが使われています。
 このモーターは効率がよく、回転部分に電気接点のブラシ(整流子)がないので、そこからの火花がありません。そのため、火花から発生する電磁波はありません。
 古いタイプの電動モーターと比べて、ブラシ部分からのぶんだけ電磁波の発生が少ないのですが、逆に、インバータの電子回路やモーターから発生する、変化する磁場からの強い電磁波があります。

 インバータと強力な電動モーターが収納されている室外機は、通常、ベランダや屋外に設置されています。この室外機を主に注意すればよいのですが、ベランダで洗濯物を干したり、取り入れたりするときなど、つい知らない間に室外機に近づいていたり、子どもたちなどが室外機のそばで遊んでいる場合もあり、注意する必要があります。


中原英臣、佐川峻『電磁波はやっぱり危ない』

      ◇

 窓用エアコンは、わたし学生のとき、エアコンもついていないボロアパートで、しかたなくつけてました。窓枠にガコッとはめるやつ。うーん、いま、これを使っている人って……いないことはないでしょうけど、少ないのでは。
 ということで、心配すればいいのはふつうのエアコンの屋外機でしょう。これに不用意に近づきさえしなければ、エアコンは問題なし、と。うんうん、

 いままで不用意に近づいていました……。

 (つづく)



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 ◆ 編集後記
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 ちなみにエアコン、オフシーズンはコンセント抜いとこう。年間で電気代を約3000円節約できます。抜いてりゃ電磁波も出さないし。



扇風機の電磁波ってどうなの? [2017年09月21日(Thu)]

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  ◆電磁波特集 4章
    あふれる家の中の電磁波
      〜家電ってどうなの?(6)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ここまで、まずケータイ基地局が、これってそーとーやべーんじゃね? とゆー話に始まりまして、じっさい白血病とか、がんの原因だとか、そーとーやべー話になりまして、つぎに基地局もやべーけどケータイ・スマホも危なくね? とおもったら、案の定「サイクロトロン共鳴」とゆーのがあって、強力な電磁波だろうが微弱な電磁波だろうがまったく関係なく、体内のイオンの電子をブッ飛ばしてしまうため電磁波なるものは片っぱしから体に悪いことが判明。そして特集の最後として、「だったら家電はどーよ?」とゆーところまできました。

 で、レンジ、IH、テレビ、冷蔵庫、エアコンと見てきまして、つぎは……エアコンのあとなので、これにしましょーか。そろそろ季節外れですけど。

(以下は引用)

      ◇

【扇風機】

 扇風機は、運転時間の設定などの電子回路以外は、電動モーターが唯一の電磁波発生源という比較的単純な構造をしています。
 ただし、モーターの消費電力は数10Wていどで、意外に小型です。それだけ電磁波の発生が少ないということになります。もちろん、インバータなどという電磁波を発生する部品は使われていないのもメリットです。
 ただし、近年は、次世代扇風機などと称して、インバータ付きのものもあります。インバータで交流を直流に変換して、DCモーター(インバータモーター)を駆動する方式です。回転数を自在に変化させ、滑らかな、自然に近い風がつくれるのが売りです。

 「サーキュレーター」という扇風機に似た製品もあります。冷やすためではなく、主に空気を循環させるためのものです。冷たい空気は下に溜まりやすいので、サーキュレーターで上に吹き上げて空気を循環させ、室内の温度を均一にします。風をまんべんなく送るのではなく、直進性の強い風をつくります。
 また、ラケットの枠のような輪があるだけで、そこから空気が出てくる不思議な扇風機も見かけます。すっきりとしたデザインですが、下の胴体部分に、送風のためのファンと電動モーターが入っており、構成部品は同じです。

 いずれのタイプでも、扇風機はほぼむき出しの電動モーターが使われているので、使用中の扇風機から10cm離れた場所で10〜50mGという数値もあります。
 電磁波はあるていどはあるのですが、扇扇風機から10cmの距離で長時間、風に当たるという人はいないでしょう。扇風機から、1mほども離れれば、その値はぐんと小さくなり1mG以下になります。電磁波の強さとしては、それほど不安なものではないでしょう。
 ただし、インバータ付きの高級品は、そこからも電磁波が出ています。しかし、あるていどの距離があるという使われ方と、モーターの出力の小ささで、全体として救われているかもしれません。


中原英臣、佐川峻『電磁波はやっぱり危ない』

      ◇

 季節はずれ、といっても、「わが家は冬こそ扇風機をつかってます!」という方もおられるでしょう。空気をかきまぜて部屋の暖房効果を高めるために。
 冬にそういう使いかたをするにせよ、夏に涼む目的で使うにせよ、動いている扇風機に10センチまで近づかなければ問題ないんですね。
 うん、ようやく安心して使える家電に出会えた(笑)

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
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 よく子供のころ、扇風機に顔をギリギリ近づけて「あー あー」と言って声がブルブルふるえて聞こえるのが面白くてずーっとやってましたが……あれは10センチよりも近づいていたぞ……。



こたつ、ホットカーペットの電磁波ってどうなの? [2017年09月29日(Fri)]

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  ◆電磁波特集 4章
    あふれる家の中の電磁波
      〜家電ってどうなの?(7)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 はやいもので郵便局に年賀状のポスターが貼り出される時期になりました。
 ということで、そろそろコレの出番ですが、電磁波はどうなんでしょうね、コレ。

(以下は引用)

      ◇

【こたつ】

 こたつの台の下側、石英管のなかには太いニクロム線があり、暖かさはそこから放射される赤外線によるものです。反射板がついていて、下側に効率よく赤外線を反射するようになっています。
 赤外線は目に見えませんが、体に暖かく感じる作用が強く、もちろん、電磁波の仲間です。石英管は、ほんのりと赤く光っていますが、赤い光は赤外線ではありません。温風が吹くように、ファンがついているものもあります。
 赤外線ヒーターの消費電力は、数100Wです。ファンは電動モーターで動き、消費電力は10Wていどでしょう。サーモスタットによって温度を一定に保つように、赤外線ヒーターをオン・オフします。
 電気こたつは、そのニクロム線と電動モーターから電磁波を発生します。ある調査によると、電磁波の強度は20cm離れた場所で45mGと意外に高い値です。
 ニクロム線と電動モーターに接近しているためかもしれません。上半身全体ではなく、もぐり込むのはせめて足だけにしたほうがよさそうです。


中原英臣、佐川峻『電磁波はやっぱり危ない』

      ◇

 あああぁ……。わたし子供のころ、冬は学校から帰ったらずーっと、こたつに体をぜんぶ入れて頭だけ出してごろごろしてました。夜中まで(泣)
 早く言ってー。
 それにしても一家だんらんの象徴のような家電が体にわるいなんて。フクザツだなあ。

 こたつが出たついでに、つぎはコレとコレ。

(以下は引用)

      ◇

【電気毛布】

【電気カーペット】

 電気毛布には、敷き毛布と掛け毛布がありますが、両方を兼ねているものもあります。ひざ掛けもあります。似たような製品に、電気カーペットがあります。
 いずれも構造は簡単で、毛布やカーペットのなかに発熱体が埋め込まれ、外部のコントローラーによって温度を調節できるようになっています。
 発熱体には50Hz、もしくは60Hzの交流が流れるので、その周波数の電磁波、すなわち超低周波が発生します。その電磁波の強度は、ある調査では、10cm離れた場所で、電気毛布が22mG、電気カーペットが104mGと高い数値を示しています。
 しかも、これらの製品の使用時間は長く、電気毛布は一晩中使用し、電気カーペットは冬場など一日中使用するかもしれません。密着しての使用、さらにその電磁波の強さと使用時間の長さから考えると、電気毛布や電気カーペットには、大きな問題がありそうです。とくに、子どもや赤ちゃんへの影響が気になります。
 製品のなかには、発熱体を2本1組に並行させるようにまとめ、おたがいに流れる電流の向きを反対になるように工夫し、そこから発生する磁場を打ち消すようにしているものもあります。これによって発生する電磁波が99.7%も減少するそうです。


(同)

      ◇

 そんな技術あるのォ〜!? 開発したひとエライ!
 問題は、そういう商品がすぐ見つかるのかどうかだが……検索してみよう。「ホットカーペット 電磁波カット」、と。どうかな?
 なぁにィー!
 78万件ヒット(汗)
 すごいじゃんっ!

 (Googleの検索結果)
 https://www.google.co.jp/#q=%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88+%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88

 じゃあ「電気毛布 電磁波カット」は……?
 これも! 61万件 (驚)
 https://www.google.co.jp/#q=%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%AF%9B%E5%B8%83%E3%80%80%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88

 やるなぁー! 感動した。見直したよっ、電気業界さん!
 ん? でも……こんな技術あるなら、すべての家電の電磁波をなくせる気がするんだが……シロウト考えだろうか。
 もし、できるのに、電気カーペットしかやっていないとしたら……電磁波を気にする人が多い家電だけ対応していることになる。
 前言撤回。

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 いつも書いてて思うんだけど、便利さは健康と引き換えにしなきゃいけないんですかね。