指令! ケータイ「新マニュアル」を作成せよ [2017年04月08日(Sat)]
◆電磁波特集 2章 スマホから離れろ(10)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ケータイに対しては何らかの「対策」をしなければならない。それについてはガッテンしていただけたとおもう。 では、ここから「対策」編である。 ケータイをやめようじゃないか! ……あまりに現実的でない。もう生活に深く浸透しすぎている。こっちが持たなければ、友人、仕事仲間に迷惑をかけてしまう。わたしひとりの問題でないところがケータイの問題である。 では、どうする? 使い方をくふうするしかない。 ケータイ「新マニュアル」を、導入するしかない。 といってもauもソフトバンクも、ドコモそんなものを作ってくれそうにないので(しゃれを言ってる場合じゃないな)、わが2食メルマガで製作したいとおもう。 もちろん松井の独断を書いても説得力がないから、れいによって参考文献を切り貼りして作成する。いつも力説しているが、けっしてメルマガの手抜きではないのである。 では―― 【2食メルマガ謹製】 ≪ケータイ・スマホ「新」マニュアル≫ - 目次 - 1.正しい電源の入れ方 2.通話のキホン 3.距離をとれ――方法1 イヤホンマイク 4.距離をとれ――方法2 スピーカホン 5.いっそ他の通話法を――スカイプ 6.それでもケータイで話すなら ――方法1 ブルートゥースイヤホンマイク 7.それでもケータイで話すなら ――方法2 テクノAO 8.「つながりはじめ」に気をつけよ 9.電波の弱いところに気をつけよ 10.移動中に気をつけよ 11.歯の金属に気をつけよ 12.メガネの金属に気をつけよ 13.通話を切っても気をつけよ 14.<補足>「機内モード」を知っていますか 15.ケータイを切れ 16.まとめ ――この目次をザッとみてもらっただけでも、おおよその対策がわかられたのではなかろうか。 ではマニュアルの中身をお読みください。 1.正しい電源の入れ方 まずは正しい電源の入れ方である。 電源の入れ方に正しいもへたくれもあるか、とおもわれそうだが、あるのだ。 わたしは毎朝、仕事をはじめるときにケータイの電源を入れるが、液晶のライトがついた瞬間、からだから1メートル以上離れたところにケータイを放りだす。 電源を入れられたケータイ君は、「いま自分はどこにいるのかな?」と、まずケータイ基地局を探しにいくからだ。このとき「ボクはここですよ。えいやっ!」と自分が出せる最強の電波を出して基地局を探す。 時間にして、起動してから1〜2秒くらいである(起動中ではなく、いつもの待機画面が表示される瞬間)。このあとにアンテナマークが3本立つのだ。アンテナマークが立ってから近くに置こう。 いや、近くに置くな。そのまま可能なかぎり遠くに放っぽりだしておいてほしい。このことは当マニュアルを読み進めていくうちにご納得いただけることとおもう。 2.通話のキホン できればそのまま通話もしないで一日じゅう放っぽりだしておいてほしいが、そうもいくまい。 そこで次に、正しい通話のしかたである。 まずは概論。 (以下は引用) ◇ 携帯電話を使うとき、携帯電話から放射される電磁波の影響を少なくするために、「気にかけておきたい」のは、「距離」と「時間」だ。携帯電話から「距離」をとればとるほど、「安全」であり、使う「時間」が短ければ短いほど、「安全」だ。 (古庄弘枝『見えない汚染「電磁波」から身を守る』) ◇ ――これがキホン中のキホンとなる。 まず「時間」については簡単に解決できる。長電話しなければよいだけのこと。「3分話したら15分休め」とのことだったから、最大でも3分以内の通話にとどめる。 えー? そんなんじゃ仕事の話できないよ。 そう。仕事の話をするな。それ以上の通話はケータイ・スマホにむいていない、ケータイ・スマホは長電話の道具でないと知るべし。 3.距離をとれ――方法1 イヤホンマイク このように「時間」はコントロールできる。 だが、問題は「距離」だ。耳にあてずにどうやって話せばいいんだ? だいたい、仕事につかうなったって、仕事でスマホに電話がかかってくるんだよ。 じゃあどうするかというと―― (以下は引用) ◇ ケータイの電磁波を避けるもっともかんたんな方法。それは、イヤホンマイクをつかうことです。最近のスマホには、はじめから付属品でついています。つかわなければもったいない。付属でつけているのは、海外でケータイ被害による裁判が続発しているからでしょう。 訴えられたときを見越して「防ぐ手段として、イヤホンマイクを付属しております」と、巧妙に責任逃れするためと、思えます。 なにはともあれ被害予防の第1ステップは、イヤホンマイクです。自動で巻き取れるタイプが、電気店で1000円前後で売られています。(中略) イヤホンマイクをめいっぱいひきのばす。すると、ケータイは身体から50センチは離すことができます。電磁波の強さは、発信源からの距離の2乗に反比例する。(中略)耳に5センチの位置で話すのにくらべて50センチなら10分の1の2乗、つまり電磁波強度は100分の1に弱まります。 しかし、これは単純計算。実はイヤホンーケーブルは位置によっては電磁波を増幅する作用もあります。しかし、少なくとも「イヤホンマイクで被ばく量20分の1以下に減らすことができる」。これは、日本での学術シンポジウムに参席したイスラエルのザミール・シャリタ博士の証言です。 さらにイヤホンマイクは被ばくを最大136分の1に減らせることが証明されています。(中略) イヤホンマイクを使ってみると、じつに便利! 画面の操作も簡単です。耳にあてたり、もどしたりの面倒臭さもない。イヤホンでくっきり聞こえ、周囲の雑音も気にならない。わたしたちはメーカーの“洗脳”で、ケータイは耳にあてるもの、という先入観がすりこまれています。まずは、発想を変えることです。 (船瀬俊介『ショック!!やっぱりあぶない電磁波』) ◇ メーカーもそうだが、テレビドラマに洗脳されたといえよう。 ケータイの出回り始めは、ときあたかもトレンディドラマがブーム真っ盛り、石田純一さんなどがケータイを耳にあてて愛をささやいているのがオシャレにみえたのだ(すみません、ドラマみてなかったんで場面は松井の想像)。 いまでも、ドラマでケータイを使うとき、いや、もういわゆるガラケーはドラマには登場せず、きまってスマホで話すことになっているが、必ず耳にあてている。イヤホンマイクで話す姿をみることは皆無である。 テレビというのはおそろしく、「ああスマホというのはこう使うものなのだ」と、意識もせずに意識する。それ以外の使いかたをしようという発想さえ生まなくなるのだ。 さらに悪いことには、イヤホンマイクなどを使うとおかしい人だと見るようになってしまう。 自分が周りを、よい意味で洗脳しはじめるしかない。 (つづく) ◆ 編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ![]() |