基地局がやばけりゃケータイもやばい [2017年01月11日(Wed)]
輝かしい新春をむかえました 本年もどうぞよろしくお願いいたします☆ 松井二郎です。 そんなわけでことし最初のメルマガですが、 昨年で『クローン病中ひざくりげ』は、いったん終わり。 ことしは何を書くかというと…… 約束どおり 電磁波特集を再開しますよー! え? 約束ってなんのことかって? (;^o^) ほら、アンケートとりましたでしょ。ケータイ電波塔のことを書いたあと、続けて他の電磁波のことも書くか? それとも『クローン病中ひざくりげ』を進めるか? みなさんに選んでいただきましたよね? その結果がなんと 189票 VS 190票 (゜Д゜) そこで、先に『ひざくりげ』を進めて、そのあとで、電磁波特集<後半>に入る、とゆーことになってたんですよ、ハイ。 ですからここから…… お約束どおりっ! 電磁波特集の<後半>! 【家の中の電磁波】についてですっ! ではでは どうぞ〜 ◆電磁波特集 2章 スマホから離れろ(1)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ さらば、ケータイ電波塔! 家を建てる話はチリと消えたが、ふつーに賃貸に引っ越して、電波塔から150メートルというヤバい距離からは逃げ出した。やれやれ、これで安心。 ではない。 前回の特集では、ケータイ基地局から出ている電磁波、だけをみてきた。じゃあ、身にふりかかっている電磁波はこれだけかというと、そうではない。 家の中だって電磁波だらけだ。 まず、ケータイ基地局が親玉なら、その子分であるケータイも危ない。 つぎに、子機つきの電話機。これは盲点であるが、家の中でつねに電波を飛ばしている、さしずめミニ・ケータイ基地局というべきもの。 さらに、家じゅうのコンセントいたるところに取り付けてあるACアダプター。これは、送電線から送られてくる交流電流を家電で使用できる直流電流へとつねに変換しつづける、いわばミニ変電所。 わが家は電子レンジこそ使っていないが、それでもこれだけの電磁波発生源があるわけである。しかもこれは、思いつくままにあげただけでこれだけあるのだ。まだあるにちがいない。 電波塔から逃げたって、家の中がこんなことでは、どうなのか? だいじょうぶなのだろうか? というわけで、ここからは家の中の危険な電磁波について調査していく。 まずは【携帯電話】から。 ◇ ……と、調査に入るまえにお断りしておきたいが、ここからの話は「ケータイ基地局に比べたら」微々たるものだ。 といっても、ケータイが安全なのではない。ケータイ基地局が危険すぎるだけである。 それと、「ケータイは安全」との主張も存在するが、すべて無視する。 ここからの特集を準備するにあたって「賛否両論とも載せるべきかな」と、はじめ思った。公平を期すためにだ。しかし。 「ケータイは安全」との主張がことごとくつまらない。 「危険だと断定できるデータはない」というお決まりの文句ばかり、しかもそういう検証をしている人はすべて携帯電話会社の関係者、そんなもん、あっやべ、ケータイは危険だってデータが出ちゃった、こんなこと口が裂けても言えないしぃ、そうだ、原発事故だって「ただちに健康に影響はない」といえば無知な庶民は納得してるんだし、うん、危険だと断定はできないと言っときゃいいや、……となるにきまっている。読んでいてあまりにもバカバカしいため、割愛っ! することにした。 どーしても読みたい方は、『携帯電話の人体影響』(集英社新書)という本が公平に賛否両論とも紹介しているのでどーぞ。ただ、賛成意見はほんとうにバカバカしいぞ。 では本論に入ろう。 ◇ いまあなたのお手元にあるであろうケータイ、スマホ端末。これはケータイ基地局と常時接続ネットワークで結ばれている。 ケータイ基地局が危ないならば、そのネットワークの末にあたる(だから「端末」という)ケータイ、スマホも、もちろん危ない。電波を受信するため、「わたしはここにいますよ」と端末のほうも電波を放っているのだ。電話をかけていないときも、常にだ(そうでないと電話もメールも届かない)。 その証拠に、電波の届かない地下などに移動してみよう。ただちに画面のアンテナマークに変化が生じるだろう。いわゆる「アンテナが立たない」状態になる。つねにケータイから電波をだして、基地局のエリアにいるかどうか、調べているのだ。 だからケータイもスマホも、そばに置いておくだけで危ない。 電話をかけたりネットをみるとさらに危ない。 ではどれくらい危ないのか? 具体的に、どんな病気になるかというと――(以下は引用) ◇ ご存じの方も多いと思いますが、携帯電話は、電波を利用して送信します。このとき送信される電波は、赤外線より波長が長い「マイクロ波」と呼ばれるもので、電磁波の一種です。 「マイクロ波」は、電子レンジにも使われており、もっとも注意を必要とする電磁波といっても過言ではありません。(中略) その携帯電話が発する電磁波について、世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)が、「限定的であるが、発がんのリスクがある」という調査結果を2011年の5月31日に発表しました。 具体的には、「携帯電話で、1日に30分間以上の長電話を10年以上つづけていると、発がんのリスクが高まる」としています。そして、「携帯電話を直接、耳に触れないようにする」など、電磁波の影響を受けないような使い方をすることを勧めています。 このIARCの発表によると、「携帯電話と因果関係があるとされているがん」は、聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)や脳腫瘍の一種である「神経膠腫(しんけいこうしゅ)(脳や脊髄にできる腫瘍)」です。 聴神経には、聴覚に関する音声情報を脳に送る蝸牛(かぎゅう)神経と、平衡(へいこう)感覚の情報を送る前庭(ぜんてい)神経がありますが、聴神経腫瘍の大部分は前庭神経に発生します。 聴神経腫瘍のほとんどは良性の腫瘍ですが、その腫瘍が神経を圧迫することによって、めまい、難聴、耳鳴りなどの症状がでます。腫瘍が大きくなると、顔面神経麻痺(まひ)、顔面のけいれん、知覚麻痺などを生じます。さらには、脳を圧迫することで、歩行障害や意識障害などが起きることもあるのです。 神経膠腫とは、英語で「glioma(グリオーマ)」と呼ばれ、グリア細胞(膠[にかわ]細胞)から発生する脳腫瘍と脊髄腫瘍のことをいいます。脳腫瘍の約20%を占め、ほとんどが悪性腫瘍です。ちなみに「glioma」というのは、19世紀のドイツの病理学者ルドルフ・ウィルヒョーがつけた病名です。 神経膠腫は、がん治療が進歩した現代においても、5年生存率が約40%くらいの病気なのです。 (中原英臣、佐川峻『電磁波はやっぱり危ない』) ◇ ――ケータイ、スマホでがんになるう?! それも、5年生きてられる確率が40%しかない脳腫瘍になるだとお? こんなこと、どれほどの人が知ってスマホ耳にあててんだ……。 (つづく) ◆ 編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ![]() はい! そうです!(笑) ◆このブログはメールマガジンの記事をアップしたものです。 最新の記事は、メールでお送りしています。 [無料購読する] ◆[ このブログのトップへ ] |