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松井 二郎
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陶板浴やってみた [2016年10月07日(Fri)]

 こんにちは。松井二郎です。
 「おすすめ食品」のページを大幅に更新しました。

 おいしくて安全な食べ物をいっぱい追加してます(とくに調味料)。
 たいていのものはおなかを下してしまうけど、それでもおいしいものが食べたい、でも甲田先生の教えも守りたい、健康になりたい、どん欲な私の執念のかたまりのようなページになってます(笑)
 よかったら見てみてね。
  http://www.2shock.net/mall/


 では前回の続きをどうぞ。




  ◆続・クローン病中ひざくりげ(158)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 「じゃあ陶板浴(とうばんよく)してきますね」
 「どうぞ、ごゆっくり」
 家内はスタッフさんに手を振り、廊下を奥へと歩きだした。ついていくと、
 「この部屋」
 外からガラス越しにみると、イメージしていたのとはちがった。ふつうの部屋じゃん。
 中に入る。
 「んっ、暑いことは暑いんだ」
 温度計は40度をさしている。でも息苦しくない。空気がカラッとしている。
 そしてやはり浴室というかんじはしない。サウナルームでもない。やっぱり、温度が高いふつうの部屋だ。
 家内は床にバスタオルをしきはじめた。
 「ここの、色が変わっているタイルがあるでしょ。これが効くのよ。この上に寝るの。20分」
 たしかチラシを読んだところによると――このタイルが陶板といって、抗酸化力のある液体をしみこませてあるらしい。ここに体の悪いところをあてるように寝るとよいとのこと。
 うつぶせに寝てみた。
 「あったけ〜」
 室温は40度だが、床は48度に温められているのだ。これによって陶板から抗酸化力のある空気がつくられ、浴室全体に抗酸化力がおよび、その部屋に寝ていると体の酸化が還元される。これが陶板浴の理論である。
 はたしてその効果は。

 ……。

 ……。

 よくわかんない……。

 さっきのトイレは入って1分くらいで違いがわかったが、うーん、あったかくて気持ちいいけど、だから特別どうということは……。わたしがおかしいのか。いや、そんな即効性のあるものではないはずだし、まあ何らかの効果がでるとしたら半日か1日たってからかな?
 浴室を出ると、さっきのスタッフさんが、
 「あ、おつかれさまでした。いまちょうど社長が戻りましたんで、お話しされませんか」
 紹介されたのは、物腰の静かなダンディである。
 あいさつをしてから、
 「失礼ですが、よくぞ、こんな訴求ポイントのわかりにくい家を建てておられて、すごいですね」
 「ありがとうございます。そうなんです。説明してもなかなかわかってもらえませんので、とくにこの陶板浴は、もう無料で開放するしかないかな、と」
 それでこのモデルルームになったわけだ。
 社長は目を輝かせている。静かな雰囲気だが、情熱をたくわえた目にみえた。
 「また陶板浴があいている日はいつでも来てください」
 「ありがとうございます。そうさせてもらいます」
 と別れて、帰り支度をしていたときである。

 ん?

 んんん?

 これは……なんだ。なにかが変わってきた。指先が……いや、からだ全体が……軽い?
 地球の重力が半分になった感じ。これは……断食したときの、あの感じ!
 陶板浴の効果か!?

(つづく)




 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 メールをご紹介します♪


> 陶板浴というものがあるのですね。
> その存在は知りませんでした。
> メルマガで明らかにされていくのを
> 楽しみにしています。
> 今までは、危ないものの紹介でしたが、
> 良いものの紹介ということで
> 松井さんの身体にも心にも、いい影響が
> 出ることをお祈りしてます(^^)
 (ひまわり さま)


 ありがとうございます。
 このことについては、思うところがあるのです。

 ひとの心は、かんたんに、情報に左右されます。
 じぶんの心はじぶんで動かせると思ったら大まちがいで、気がつかないうちに、家族からの情報、友達からの情報、テレビからの情報、などなどを心にとりいれて、それを動力源に、わたしたちの心は自動的に動いています。
 だから、良い情報を心に入れるか、良くない情報を入れるか、は、人生を左右するほど重要です。
 いや、情報が人生をつくる。

 では、「こういうものは危ないよ」「体に悪いよ」と書くこと、読むことは、どうなのだろう。
 ここで悩むんです。
 体に悪いことをするよりも、「危ないよ」と書いたり読んだりすることのほうが体に悪いとしたら? と。
 心に、100%すべて良い情報のみを入れたほうが、それは、いいに決まってる。
 ほんとうにそれで、身の安全が、家族の健康が、守られるのなら。

 でも現在は、あまりにも食の安全、環境の安全については情報が闇に隠されていて、最低限知っておかないといけないことが、あまりに多い。
 いや、現在だけでなく、人間はずっと昔から、心をほうっておけば、そんなことをしてしまう、あやうい生き物なのではないか。
 だったら、「こうしてはいけない」という情報も入れておかないといけない。
 光と闇を知らないといけない。
 そこからしか知恵が生まれない。
 正しく生きるための知恵が。
 と、思って、やっぱり「これは危ないよ」という情報も必要かな、という結論になる。

 いまのところ私の答えは、「これは危ないよ」「だから、こうしたら安全だよ」この2つを、ちゃんと書く。
 特に「こうしたら安全」の情報の質を高める。
 甲田医学しかり、
 松本医学しかり。
 危ないことをお伝えしているぶん、健康情報は、テレビや雑誌レベルでなく、世界最高レベルをお伝えする。
 「危険」「安全」の情報量は、できたら、半々くらいの割合か、「こうしたら安全」のほうを6割くらい(ちょっと多め)に。
 ただ、危ないものを伝えるほうが緊急性が高いので、どうしてもそういう情報のほうが多くなってしまっていました。
 これからちょっとずつ、割合を半々くらいにしていけたらなあ、と思っています。

 (今回 更新した「おすすめ食品」の情報もその実践です)

 すぐには、できないかもしれませんが、目指しているのは、そういうことです、とお伝えしておきますね。
 ではまた!





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陶板浴の効果は [2016年10月18日(Tue)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(159)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 んんん?
 からだ全体が……軽い? これは……断食したときの、あの感じ!
 陶板浴の効果か!?
 いや、わたしは気分屋だから、そんな気になっているだけかもしれない。まだ、効果を測定するのは早い。おちつけ。

 帰り道。
 家内が、「じろさん、すごいねえ」
 「なにが?」
 「ふつうにしゃべってるじゃん。いま」
 あ。ほんとだ。おれ、車の中でしゃべってる……。
 いつもは車に乗るとグッタリ、寝そべっているだけでやっとで、虫の息をしているのだが。
 それに、おなかが――痛くなってこない。家まで40分、ふつうに、もってしまった。まだ乗っていられそうだ。
 「すごいじゃない」
 「すごいな」
 陶板浴の効果……なのかっ?

 その夜も、なんだかいつもとちがうのだ。
 足が。ポカポカだ。いつも冷えてるのに。ポカポカ、ポカポカ、いや、熱い。クツ下を脱いだ。冷えてきたら、また履こう。
 ――冷えてこねぇ。
 なんじゃあぁぁこりゃああぁ!

 翌朝。
 疲れが……抜けている。
 免疫力をあげる治療をしているから、ヘルペスウイルスとの戦いのせいでいつもすさまじくだるいのだが、たいしてだるくない。
 社長さんにメールを書いた。

          ◇

 きのうお会いしました松井二郎です。

 初めて陶板浴をさせていただきましたが
さっそく効果が現れております。

 直後からクローン病の症状がかなり緩和され
腹痛と痔瘻の痛みが激減し、
夕食後はいつも悪臭の下痢になるところが
臭いのない軟便でした。

夜中もいつもは2〜3回は下痢のために
目を覚ますのですが
1回しか起きずにすみました。

けさの目覚めもよく、いまのところ体調も
通常よりよろしいです。

まことにありがとうございます。
これからお世話になりますが
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 松井 二郎

          ◇

 効果は24時間ほど続き、そのあとは、いつものひどいクローン病の状態に戻った。
 陶板浴は効いた。どうやら、そう判断してよいのではないか。
 以来、週1回ペースで通うことにした。
 といっても、がんや白血病が治っているひとは、さいしょの1年くらいは毎日通っている。ぜんぜん足りない。

 しかし、それでも――数週間後。
 便のようすが明らかに変わってきた。
 まず、駆けこまなくてよい。「下痢だな」とおもってトイレにいくと、「あれ?」出ない。
 トイレから出て、しばらくして「ん? 下痢かな」だが、出ない。
 またしばらくして「ん? 下痢かな」出ない。
 しばらくして、
 「ん……こんどこそ」
 ようやく、ふつうの便ではないが下痢でもない、なんとも中途半端なものがノロノロと出現した。
 こんなの、ここ数年なかったことだ!
 いままでは、「あ、トイレ」と思った瞬間、爆発寸前、なんとか粗相(そそう)しないようトイレに行き、あとは肛門をゆるめるだけで※☆▼△◎★※■(すみません放送禁止です)。
 それが、なんとなんと。
 これでは……まるで……ちょっとおなかが弱いふつうの人みたいじゃないかっ!

 それだけではない。
 ある朝。
 「ん……? あれ……?」
 やけに目覚めがいい。いつもの、頭にモヤがかかったような、体がナマリのような、朝からこの世の終わりのような、暗雲がたれこめたような、あーあきょうも一日が始まるのかーという気分が、ない。
 時計をみてみる。
 なっ!?
 なな、7時間眠ってたあー!?
 おいおいおい。いままで、眠ったとおもったらトイレで目がさめて、また眠ったとおもったら便意で起きて、続けて1時間も眠れたらすごいことだったんだぞ。連続3時間が、ここ数年の最高記録だったんだぞ。それだって、こんな長く眠れてうれしー、と大よろこびしてたんだぞ。
 いつ以来だ……こんな寝たの……。
 陶板浴の効果なのかあっ!?

 だとすれば……これ、毎日通ったら……毎日この状態が維持できるのでは!?

(つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 粗相したことはないのかって?
 ないわけないじゃん(泣)





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なぜ陶板浴が効くのか? [2016年10月28日(Fri)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(160)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 な、7時間も寝てた……。いままでは便意で目がさめてしまって、続けて3時間も眠れればバンザイだった。ひどいときは30分とか1時間おきに目がさめていたのだ。
 これが陶板浴の効果なのかっ!?
 だとすれば……これ、毎日通ったら……毎日この状態が維持できるのではないか?
 そうなれば、免疫寛容を待たずして「とりあえずふつうの生活は送れるようになる」のでは?
 ただ問題は……遠いんだよなぁ〜、あそこ。
 車で片道40分では、しょっちゅうは通えない。とにかく、これからも週に1回はがんばって通うようにしよう(がんばるのは運転する家内だが)。
 こうして免疫力を上げる治療に新たな援軍が加わったのである。

 さて。この陶板浴というもの、いったい何者なのだろう?
 開発したのは株式会社リバースジャパンという建材メーカーだ。そのホームページによると――

          ◇

 【抗酸化陶板浴とは】

 抗酸化陶板浴は、有害化学物質の少ない良質な空気環境で体をあたためる空間です。
 陶板浴室内の温度は40〜45℃、床面温度は48℃前後で、湿度が10〜20%と低くカラッとしているのが特徴です。
 抗酸化陶板浴の建物はシックハウス症候群対策の技術(リバース工法)を使って建てられており、陶板浴室内の壁材や床の陶板タイルにはリバース溶液が使われています。このリバース溶液のはたらきにより、建材から放出される有害化学物質が大幅に減少し、良質な空気環境を作ります。(中略)
 人間の体を酸化させるのは過剰に発生した活性酸素です。(中略)この活性酸素が過剰発生する原因の1つとして「化学物質が体内に取り込まれること」が挙げられます。
 抗酸化陶板浴の建物では、リバース工法によって空気中の有害化学物質を分解・低減するので、活性酸素過剰発生の原因となる化学物質を長時間取り込んでしまうのを減らすことが可能になります。
 また、壁材や床の陶板タイルに使われているリバース溶液は、専門の研究機関で酸化を抑制することが立証されています。リバース溶液の酸化抑制効果については社内検証も行っております。

(株式会社リバースジャパンホームページ http://www.rebirth-j.com/business/toubanyoku/ より引用)

          ◇

 引用した文章の中にたびたび登場する「リバース溶液」。どうやらこれが陶板浴のかなめであるようだ。
 ではこの「リバース溶液」とは何なのか? ――

          ◇

 【リバース溶液とは】

 リバース溶液は、安心・安全な材料だけを使用して作られ、必須ミネラルを多く含み、触媒機能を持った複合培養液です。有害化学物質の分解・低減効果、消臭効果を有し、専門の研究機関で酸化を抑制することが立証されています。(中略)
 このリバース溶液は必須ミネラルを多く含み、長期間培養することでその液体の中に様々な効果を持つ生産物質が多量にできます。そしてその生産物質が触媒機能を持ち、様々な製品にリバース溶液を添加することで多くの効果を生み出します。

(株式会社リバースジャパンホームページ http://www.rebirth-j.com/business/ より引用)

          ◇

 もうちょっと詳しく知りたいんだけどなあ……企業秘密なんだろう。しかたない。
 とにかく、これが陶板浴の理論だ。
 さらに陶板浴にかぎらず、この「リバース溶液」を家の床やカベにしみこませれば、家全体が抗酸化力をもつ“抗酸化リバース工法”をほどこすことができるという。――

          ◇

 【リバース工法とは】

 リバース工法は室内の床、壁、天井の下地材となる石膏ボードや接着剤、塗料等にリバース溶液を塗布したり、混ぜたりすることで室内空気環境を整えます。(中略)
 リバース工法で施工することで、空気中の室内有害化学物質を分解・低減し、呼吸等によって化学物質を長時間取り込んでしまうのを減らすことが可能になります。

(株式会社リバースジャパンホームページ http://www.rebirth-j.com/business/rebirth_kouhou/ より引用)

          ◇

 森林のように居心地がいいと感じたあのモデルルームは、この「抗酸化リバース工法」で建てられていたのだ。
 家を建てるなんて、わたしには縁のない話だが、その可能性があるひとは頭のすみに置いておいてもよいのではなかろうか。

 さて――理屈は、なんとなぁ〜く、わかった。
 けれど、じゃあなぜこれが病気を良くするのか? なぜわたしの下痢がこんなにおさまってきたのか? すなわち「医学的に」なぜ効くのか? そこが知りたい!
 これについて、白川太郎先生という京都大学医学部で教授をされていた方が調べたところ、「科学者として悔しいかぎりだが、わからない。なぜかはわからないけれど効いている。すると推論はできる。陶板浴の温熱効果と陶板浴室内のきれいな空気が相乗効果で何らかの作用をして病気の原因物質を排泄している、と考える以外にない。ほんとうに科学者として無念きわまりないが、そう言っておくしかない」そうである。

(つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ま、効きゃいいんだけど。





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