こんなにあった、ケータイ基地局の「副作用」 [2016年03月08日(Tue)]
◆続・クローン病中ひざくりげ(139)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ クローン病の薬も、ひとつの薬で副作用は数10から数100ある。ケータイ基地局の「副作用」も、もしかしたら、無数にあるんじゃないのか? と思ってさらに文献にあたったら、案の定であった。―― (以下は引用) ◇ 都会では、マンションの屋上に取り付けられた「ソーセージのような」基地局が目立ち、地方に行けば、独立した基地局の鉄塔が、「聳(そび)え立つように」小高い山の上や平地の真ん中に建っている。NTTやKDDIなど、各携帯電話会社の自社ビルの屋上には、基地局(アンテナ)が、不気味なほど「てんこ盛り」状態で、ひしめきあっている。(中略)高速道路や幹線道路を車で走れば、次々と基地局の鉄塔が目に飛び込んでくる。すでに、「基地局が目に入らない風景」はなくなってしまったといってもいいほどだ。(中略) 2003年、フランスの国立応用科学院は、基地局の近くに住む530人(女260人・男270人)の「健康被害」について行ったアンケート調査の結果を発表した。調査は、「高周波被曝疾患」として特徴づけられる16の「非特異的な健康症状」(NSHS)についてなされた。すると、次のような「注目される結果」が得られた。 (1)報告された症状は、基地局に近づくにつれて増加する。そして、基地局のごく近い位置(10メートル未満)でだけ、「吐き気」「食欲不振」「視覚障害」「運動困難」のような症状があった。 (2)基地局から離れたところでも、「疲労」「頭痛」「睡眠障害」といった症状は感じられる。特に、100メートル以内では、「興奮性」「うつ傾向」「性欲の減退」、200メートル以内では、「頭痛」「睡眠障害」「不快感」が多かった。 (3)200〜300メートルの間でも、「非特異的な健康症状」を訴える人々はいる。対照群(300メートル以上離れているか、あるいは、被曝を受けていない人たち)に比べて、特に倦怠(けんたい)感の訴えは、「統計的に有意」となっている。(後略) (古庄弘枝『見えない汚染「電磁波」から身を守る』) ◇ ――出てきた症状をぜんぶ並べてみましょうか。「吐き気」「食欲不振」「視覚障害」「運動困難」「疲労」「頭痛」「睡眠障害」「興奮性」「うつ傾向」「性欲の減退」「頭痛」「睡眠障害」「不快感」「倦怠(けんたい)感」……。 どれだけあるんだよ! 電磁波の「副作用」っ! あの書き方からするとこれでも全部じゃない、というよりごく一部のようだが……最後に、気になるものが。 【倦怠(けんたい)感】 これも電磁波だったのォ!? すでにさんざん述べたが、クローン病の治療、というより免疫力を上げる治療をはじめてから、なにがしんどいって、「怠(だる)い」のがしんどい。 免疫力を上げると、常在ウイルスであるヘルペスウイルスを白血球がみつけだして攻撃するようになる。常在ウイルスなので放っておけばいいのだが、白血球の仕事は「異物をみつけしだい攻撃」なので、害があるかないかは関係ない。 問題はヘルペスウイルスが神経に住んでいることだ。これを攻撃すると、とばっちりをうけた神経に炎症がおき、その神経の場所におうじてさまざまな症状がでる。 たとえば夜、横になってテレビをみてくつろいでいると、いきなり足の先に「ピキーン!」とナゾの痛みが走って驚くことはないだろうか? あれがそう。 仕事から帰って、ホッとしたときに、昼間は活動がにぶっていた免疫力がもりかえすので、無害のヘルペスを白血球がわざわざ見つけだして攻撃し、そのとき神経がチクッとやられるから、針でも刺されたような痛みが走るのである。 これが極度に重度になると、つねに体じゅうが痛いという、膠原病(こうげんびょう)のなかでもいちばん重い線維筋痛症(せんいきんつうしょう)という難病になる。 では神経に炎症がおきて感じるのは痛みだけかというと、ほかにもある。それが「怠(だる)さ」だ。 炎症がおきている神経には異常な信号が伝わるようになるので、肉体は疲れていないのに疲れているという信号が脳に伝わり、脳に伝わればその情報がすべてなので、指先ひとつ動かないほどの激烈な疲労感にみまわれる。慢性疲労は少食でたいてい治ってしまうが、少食で治らないときは、ヘルペスウイルスと免疫との戦いが原因である。 免疫力を上げる治療をはじめるとこの戦いが開始されるので、治療をはじめたのに慢性疲労という新たな病気まで抱えこんだように錯覚する。 私だったら、1日に30回ほど便意におそわれ、すぐトイレにかけこまないと粗相(そそう)しそうなのに、あまりに怠くて布団から立ち上がることもできない。しかたなくトイレまで這っていくことがある。 この状態が、1日くらいならいいが、365日だ。いまの治療の何がつらいって、この【倦怠(けんたい)感】がつらいのだが……。 これもヘルペス「だけ」じゃなかったのぉ!? (つづく) ◆ 編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ![]() 問題は痛みです。 ふつうの医療では神経ブロック注射といって、免疫を停止させる薬をつかって痛みをなくす対症療法をします。しないと生きておれないくらい痛いのです。しかしこれと免疫力を上げる治療を併用すると、上げる力と下げる力の綱引きになってさらに地獄の泥沼になる。そこで、痛みをやわらげる漢方薬をつかって、免疫力を下げず、むしろ上げながら同時に痛みにも対処することが必要。それでも痛いので、あとは、いつ治るとも知れない治療を耐え切れるかが勝負です。 ◆このブログはメールマガジンの記事をアップしたものです。 最新の記事は、メールでお送りしています。 無料購読するには今すぐここをクリック |