プロテイン作戦の成果がでた! [2015年12月08日(Tue)]
こんにちは。松井二郎です。 リアルタイムで状況を書きたい、と始めたこのコーナーですが、今回から2015年の話になります! とおもったらもう2015年、終わりやん。 ら、来年こそは……。 ◆続・クローン病中ひざくりげ(130)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2015年1月(松本医学での治療開始から4年8ヵ月)。 「おおーっ!」 体重計は43キロをさした。増えたあ♪ プロテイン作戦、うまくいったんだ。 栄養剤“エレンタール”をやめたらすぐに42キロまでは回復したが、そこからは、ちょっと増えては減り、減っては増え、また減ってばかりいた。手こずっていた43キロの壁を、ついに破ったぞっ! この1キロのちがいが、大ちがいであった。起き上がるのがだいぶラクになった。42キロ前後をウロウロしていたころは「全身全霊」をかたむけなければ布団から体が離れなかった。いまは「重労働」レベルだ(これでもラクになったんです……)。 そういえばこのごろ、虫歯にもならない。これも“エレンタール”をやめてからだ。歯も、栄養状態がよくなったのか。それともたんに糖分のかたまりを飲むのをやめたから? なにしろ飲むと歯垢がびっしりついたからな……。 おならも、めっきり減った。もう1日に5時間も10時間もトイレにこもることはない。2、3時間はこもるが(これでもラクになったんです……)。 そして。顔の吹き出ものが、まえにもましてボロボロに! “クラススイッチ”が順調に進行しているしるしだ。 うわ、どんどんよくなってくるぞ♪ いや、元に戻った、のか。エレンタールで窶(やつ)れる前に。 ……。 やっぱりあれで2年くらい棒に振ったんだああああ(泣) ◇ 2015年2月(松本医学での治療開始から4年9ヵ月)。 さらにちょっと増えて、43.5キロに。うんうん。いいかんじですなあ〜。 ◇ 2015年3月(松本医学での治療開始から4年10ヵ月)。 体重43.5キロで止まったままである。 むうぅ。これがいまのわたしの適正体重なのか。それともまだアミノ酸が足りないのか。 アミノ酸が足りているのかどうかは、血中の“アルブミン”をみればわかる。栄養状態のよしあしをしめすタンパク質である。 その血液検査の日がきた。“エレンタール”をやめた直後だった前回はたいした改善がみられなかった。だが今回は、まともに栄養がとれるようになって3ヵ月たつ。期待できる。なんとなく予感がするのである。 「では血液検査の結果ですが、」診察室で担当医さんが読みあげはじめる。「アルブミンが、」 どうだ。どうだ。 「あ、3.6になりましたね」 さん……てん、ろくぅぅぅ? キター! 正常値は3.7なのだ。0.1くらいは誤差の範囲、とすれば……ついにっ! 栄養状態は異常なしィィィィッ! 体重こそ増えていないが、リンパ球をつくる材料は足りていることになる。栄養についてはもう心配しなくていいぞっ! そしてもう1つの注目ポイント。 「CRPは、」 炎症のひどさは、どうだ。どうだ。 「あ、これもよくなりましたね。1.7」 いってんななキター! 正常値0.3にはほど遠いが、前回の4.3とは格段の相違だ。やはり、エレンタールをやめて、免疫力を上げる治療がいまこそ緒(ちょ)についたのだ! 「このまえ話したヒュミラですけど、」 うっ。やっぱしその話になりますか。 「考えてみられました?」 「はい。どんなものかは、理解しました」 くるぞ。熱心なオススメ攻撃が……。 「たしかに間質性肺炎とか、こわいことも書いてありますけど、わたしがみてきた症例にはありません。一人、結核になったひとはいました。でもそれは結核菌を持っているか検査していなかったころの話で、いまはしてますから。メリットのほうがずっと大きいと知っている者からすると、おすすめしたくなるわけです。ほんとうに良くなるんでね。まあ、こんなものもありますよ、ということで。では次回ですが……」 えっ? それだけ? 肩すかしをくらった、と思うほどあっけない。 待合室に出て、あらためて検査結果の紙をながめた。 「血液の数値がよかったから……かな」 だとすれば、これがCRP0.3になった日には……。 うふふふふ♪(なってからニヤけましょう) つづく。 ◆ 編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ てか、増えて43.5キロかい。 ◆このブログはメールマガジンの記事をアップしたものです。 最新の記事は、メールでお送りしています。 無料購読するには今すぐここをクリック |