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松井 二郎
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カウンセリングは無駄だった? [2014年10月08日(Wed)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(94)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ひとくちにクローン病といっても、症状はさまざまだ。これらの症状は、私に何を訴えているのか?
 残り半分をみていこう。長らく引用ばかりしてきたが、これが最後である。――

          ◇

 【虚弱】

 虚弱に悩んでいる人は、あらゆる理由を並べ立てて、自分が虚弱であることを正当化し、人生に噛みつこう(正面から立ち向かおう)としません。興味深いことに、そういう人は、同時に歯も悪いものです。いつも他人と自分を比較してばかりいて、素晴らしい機会があってもそれを見逃してしまいます。あなたはどうして自分の力を信じることができないのでしょうか? また、どうして、全力で生きようとしないのでしょうか? からだからあなたへのメッセージは、「もういいかげんに、自分を弱い人間だと思うのはやめてください。あなたが自分の内なる力を使わないと、それはやがて爆弾のように爆発しますよ!」というものです。その爆発は、おそらく病気として現われるでしょう。というのも、使われなかったエネルギーは、そのうち必ず何かを作り出すからです。「燃え尽き症候群」の項も参照してください。


 【燃え尽き症候群】

 さまざまな症状の中でも、特に目立つのが、深い疲労感、生きる意欲の喪失、欲望の喪失などでしょう。私の観察によると、燃え尽き症候群になるのは、同性の親とのあいだに、解決すべき課題が残っている人であるように思われます。幼い時に、同性の親の承認を得るためにあらゆることを試みたにもかかわらず、結局、その親から自分が求めていた承認を得ることができなかった人なのです。その結果、自分がコントロールされていて無力である、と感じるようになったのです。自分の価値に確信が持てないので、こうした人たちは、いつも、高い成果を出して、自分の価値を証明しようとします。自分の存在それ自体に価値があるということが信じられないため、何かをすることを通して自分の価値を証明しようとするのです。まわりからは仕事のできる有能な人間だと思われていますが、本人自身は、限界ぎりぎりのところでなんとかやっている、と感じています。いつもまわりの人たちからほめてもらいたいと思っていますので、自分がやったことを誰もほめてくれないと、ものすごい孤独感を感じます。そして、「自分がやったことはいったい何だったんだろう?」と考えてやる気をなくしてしまうのです。その結果、自信を失い、自分を無能な人間だと見なして、試合を放棄し、突然ばったりと倒れてしまうのです。そうなると、もう何もできなくなります。何かしようという気力さえ、なくなってしまうのです。
 ここまで書いてきた内容に思い当たることがあるとすれば、あなたは、できるだけ早く、自分は存在するだけで価値がある、ということに気づく必要があります。あなたは幼い時に、自分が一生懸命やれば、同性の親からもっと愛されるはずだ、と思い込んだのです。そのことをぜひとも自覚しましょう。そして、その思い込みを変えられるのは、あなた自身だけなのだ、ということを知ってください。あなたの同性の親が、あなたに多くを要求しているとあなたは感じたのですが、それは事実ではなく、あなたの単なる〈思い込み〉に過ぎなかったのです。あなたが自分に対して多くを要求していたから、あなたはそんなふうに感じたのです。そして、大きくなってからあなたは〈転移〉を行ないました。その結果、あなたの職場の人たちが、あなたの同性の親の役割を果たすようになり、あなたは高い成果を上げることによって彼らから愛されようとしたのです。どうか、あなたはこれから決して無理をせず、自分にできる範囲で仕事をしてください。そして、上司に絶対自分を印象づけなければならないと思い込むのではなく、上司が本当は自分に何を求めているのかを把握するようにするのです。さらに、自分には無理だと思った時は、ためらうことなく「ノー」と言いましょう。
 燃え尽き症候群の人たちは、もともとエネルギーが少ないから燃え尽きたのではありません。そうではなくて、自分を愛する能力がないために、エネルギーが尽きてしまったのです。


 【痩(や)せ症】

 すごく痩せている人は、ほとんどの場合、自分をつまらない人間だと思っており、自分を拒絶しています。しかも、他の人たちから拒絶されることをすごく恐れているのです。そして、しばしば消えてしまいたいと思っています。目立たないタイプで、他の人たちに対して繊細な気配りをします。拒絶されることを恐れているために、しばしば自分のニーズに反する行動を取ったり、さらに、まったく行動できなくなったりすることさえあります。自信がないために他の人たちに依存しており、しかも、彼らから充分な関心と注意を与えられていない、と感じています。もし幼い時からあなたが痩せているとしたら、それは、あなたが、幼い時に、自分は拒絶されており、見捨てられている、と思い込んだことを示しています。もしかすると、あなたの出生以前にそうした思い込みが作られた可能性もあります。つまり、あなたがお母さんのおなかにいる時に、両親または一方の親が、あなたが生まれることを望んでいなかった、あるいはあなたとは違う性の子どもを望んでいた、ということです。あなたの両親に尋ねて、次のことをはっきりさせるといいでしょう。つまり、両親は本当にあなたを拒絶していたのか、それとも両親はそのころ人生それ自体を拒絶していたのか、ということです。もし、仮にあなたが本当に拒絶されていたとしても、あるいは両親が充分にあなたの面倒を見なかったとしても、それは彼らがあなたを愛していなかったからではありません。両親は、彼らの人間的な限界を持っていたがゆえにそうしていたにすぎないのです。どうか、そのことを知ってください。限界があったゆえに、それ以外の振る舞い方ができなかったのです。それ以外の解決方法を持っていなかったのです。あなたは、自分の人生を創造するために必要なものはすべて持っています。どうかそのことを信じてください。あなた以外にそれを信じることのできる人はいません。また、現にあなたが拒絶され、見捨てられたとしても、それは一つの〈経験〉に過ぎません。その経験をネガティブなものとして今後も引きずり続けるかどうかは、まさにあなた次第なのです。あなたは、それをもう引きずらないと決意することもできます。あなたは、自分の責任で選択し、そしてその結果を引き受けることができるのです。


 【疲労】

 〈感情体〉にエネルギーを供給するためには、人間は、さまざまな欲求を持つ必要があります。疲れている人は、目標を実現するために行動するのではなくて、不安と心配で一杯の思考に埋没しています。そのために、エネルギーが吸い取られ、身動きできなくなってしまうのです。もしあなたがいつも疲労を感じているとしたら、あなたはおそらく自分をつまらない人間と考えているはずです。また、人生をあまりにも深刻にとらえすぎています。肉体的な活動に対し、精神的な活動の比重が大きすぎるのです。現在の人生においてあなたに与えられているすべてのものに感謝することから始めてください。そして、今この瞬間に感じることのできる心地よさに、注意を集中させるのです。また、あなたに喜びを与えてくれることを、すべて書き出してみてください。そして、それらを実現するために、具体的な計画を立てるのです。そのためにどれほど時間がかかるかは気にしないでください。大事なことは、あなたの〈欲求体〉をエネルギーで満たすことなのです。そうすれば、あなたは人生に対する情熱をふたたび感じるようになるでしょう。


 【熱】

 熱が出るということは、その人が怒りをため込んでいる、ということを意味します。もしあなたがしょっちゅう熱を出す人であるならば、あなたの心の中にある深い怒りの原因に気づく必要があるでしょう。あなたが経験したことは、すべて、あなたの物事への反応の仕方が原因となっているのです。あなたがこれまでに経験してきたこと、あるいは学び取ってきたことが、あなたの反応の仕方を決めています。もしあなたがある人に対して怒りを感じているなら、その人に対して怒りを感じることが果たして正当かどうかを調べてみてください。怒りを引き起こす原因は、相手の態度にあるのではなく、相手の態度をあなたがどのように受け止めるか、という点にあるのです。


 【歯肉炎】

 歯肉炎とは、歯肉のある部分が炎症を起こすことです。「歯肉の痛み」の項を参照してください。ただし、次のことを頭に入れておきましょう。つまり、炎症を起こすのは、あなたが怒りを抑圧しているからである、ということです。


 【歯肉の痛み】

 歯肉が痛む人というのは、自分が下したある決意を実行するのをためらっています。というのも、その結果生じることを恐れているからです。一方で、その決意を実行するために、人に何かを頼まなければならなくなることも、同時に恐れています。自分を無力だと感じているために、よりいっそうの苦しみを感じているのです。もしあなたの歯肉が痛んでいるなら、あなたは自分の恐れが本当に根拠を持っているかどうかを、ぜひとも確かめる必要があります。からだからあなたへのメッセージはこうです。「あなたの望むことを実現するために、ためらうことなく、必要なことを人に頼むとよいでしょう。そして、一気に成果を出そうとするのではなく、一歩一歩着実に前進するのです。あなたは人生を創造することができるのです。どうかその力を信じてください」


 【口のトラブル】

 口は、消化システムの入り口です。したがって、そこにトラブルが生じるということは、あなたが、何か新しい考えを飲み込み、消化し、同化するのを拒否している、ということを意味しています。その新しい考えは、自分自身から来たものかもしれないし、他人から来たものであるかもしれません。状況をきちんと確かめもせずに、あまりにも性急に反応することによって、拒否が起こるのです。したがって、口からのメッセージは、「もっと心を落ち着けて、心を開きましょう」ということになります。なぜなら、その新たな情報は、あなたにとって役立つものかもしれないからです。口の内側を噛む人がいますが、そういう人は、自分を苦しめる何か人に知られたくないことが心の中にあり、それを我慢して言わないようにしているのです。もしあなたに口のトラブルが起こったとしたら、次のことを理解する必要があります。つまり、あなたはあまりにも性急に判断しすぎたのであり、その判断を再検討すべきである、ということです。あなたは、新しい考え方の有用性をもっと受け入れる必要があるでしょう。口のトラブルはまた、あなたが不健全な考えをいだき、それを心の中に押さえ込んでいる場合にも起こります。あまりそうした考えを心の中に長く持ちすぎないようにしましょう。言うべきことは言ったほうがいいのです。それを言ったからと言って、あなたが他の人たちから拒否されることはありません。


 【耳鳴り】

 耳鳴りは、心の雑音が多すぎる人がかかります。耳鳴りのする人は、心の中に起こるさまざまな感じや自分の考えに、あまりにもとらわれすぎているために、外で起こっていることに耳を傾けることができないのです。さらに、自己コントロールを失うこと、バランスを失うことを恐れており、自分の恐れを押し隠してまで、バランスが取れているように人に思わせたがります。耳鳴りにかかった人は、左脳的知性と直観を取り違えている可能性があります。あなたが直観だと思っているものは、実はエゴのささやきに過ぎないかもしれないのです。あなたは、自分のことを、バランスのとれた勇気のある人間であると人に思わせたいために、結果としてエゴがしかけた罠におちいっているのです。あなたは、思考に邪魔されて直観の声を聞くことができず、そのために、心のバランスを失っています。自分に対する批判を素直に受け入れる必要があるでしょう。自分に対する批判を素直に受け入れさえすれば、その後で、自由に、自分の好きなことができるようになります。外側からやって来る情報にもっと耳を傾けましょう。そうすれば、あなたは判断力をもっと使うことができるようになります。あなたが沈黙に耳を傾けることができないのは、幼い頃に体験したことに原因があるかもしれません。あれこれとしゃべり散らすのではなくて、時には、じっと沈黙を守ってみてください。


 【不安(漠然とした)】

 漠然とした不安を感じている人は、「いま」を生きることができません。絶えず何かを心配しているからです。過去に自分が経験したこと、学んだことにこだわっています。あるいは、自分以外の誰かが過去に経験したことにこだわっています。想像力が並はずれて活発なために、起こるかどうかさえ分からないことまで想像して心配するのです。自分の心配していることがついに起こったということを示す「しるし」を絶えず探し続けています。ですから、心の休まるひまがありません。あなたの心に漠然とした不安が湧き上がってきたら、それは根拠を欠く単なる想像に過ぎない、というふうに自分に言い聞かせてください。そんな不安に関わっていると、あなたは「いま」を生きることができなくなります。あなたは、自分に関して、何かを証明する必要などないのです。あなたは今のままでいいのです。あなたは、他のみんなと同じく、欠点と長所を併せ持った普通の人間なのです。そのことを受け入れてください。未来はどうなるか誰にも分かりません。ですから、未来に関する無用な心配はいさぎよく手放し、自分の直観を信じて、未来に向けて一歩を踏み出しましょう。そうすれば、必ず直観があなたを導いてくれます。さらに、あなたのまわりにいる人たちをもっと信頼しましょう。そして、その人たちからの援助を受け入れてください。不安に関しては、「広場恐怖症」の項も参照してください。きっと役に立つでしょう。


 【広場恐怖症】

 広場恐怖症の人たちが感じる恐れやその他の感情は、ものすごく激しいので、彼らは、そうした感情を引き起こす状況を何としてでも避けようとします。広場恐怖症の人たちのほとんどが、幼い頃、母親に依存しており、自分が母親を助けなければならない、自分が母親を幸せにしなければならない、と思っていたのです。ですから、母親と自分の関係を見直すことによって、感情のレベルで癒される必要があるでしょう。広場恐怖症の人が持つ最も大きな恐怖は、死ぬことへの恐怖と、気が狂うことへの恐怖です。彼らの恐れは幼年期に由来しています。彼らは、幼年期に、一人きりにされた経験があるのです。しかも、彼らが育った家庭に、死の影や狂気の影が落ちていたことが多いのです。広場恐怖症の人は、どんな領域においても変化することを恐れますが、なぜかといえば、変化とは一種の死に他ならないからです。こうして、どんな変化も、広場恐怖症の人に恐怖を抱かせ、そのために広場恐怖症の症状がますます深刻になるのです。広場恐怖症の人たちは、また、過剰な想像力を持っていることがあります。現実をはるかに超えた極端な事態を想像し、自分はそうした事態に対応できないと思い込むのです。また、その過剰な想像力ゆえに、自分が狂うのではないかと恐れることもあります。しかも、変な人間だと思われることが怖いので、それを人に話すことができません。問題は、気が狂うことにあるのではなく、その過剰な想像力にあるのだ、ということに気づかねばなりません。 もし、あなたがこれまで述べてきた症状に当てはまるとしたら、ぜひ次のことを知ってください。つまり、あなたは気が狂うこともありませんし、そのために死ぬこともない、ということです。問題は、幼い頃に、あなたが親しい人の感情に対して心を開きすぎてしまったことにあります。というのも、あなたは、その人の幸福や不幸の責任は自分にあると思い込んでいたからです。相手の感情を予測しなければならなかったので、あなたは相手の感情に過度に敏感になり、(中略)多くの人がいる場所に行くと、人々の感情や恐れをキャッチしてしまうようになったわけです。あなたにとって最も大切なのは、〈責任〉という言葉の正確な意味を知ることです。〈責任〉ということに関してあなたがこれまで思い込んできたことは、実は正しいことではありません。

 (リズ・ブルボー『自分を愛して!』

          ◇

 ――これですべての問題が示されたわけだ。
 そして、……やべぇ。私がどんな人間か、ぜんぶバレた(笑)
 選んで抜粋したのだが、それでも膨大な量になってしまった。カウンセリングは、だいぶやったのだが。
 あれは無駄だったのだろうか?
 いや、そうではない。カウンセリングも大いに役立った。それは明記しておきたい。20代後半にして、初めて「生きることにポジティブになっていいんだ」と知り、そこから劇的に人生が変わり、念願だったメールマガジンも発行することができた。
 ただ、難病を起こすストレスを除くまでには、至っていなかったのである。

 もう心は癒やせたつもりになっていたので、ほったらかしであった。おかげで、遊んでばかりいた夏休みの最終日のように課題山積だが、ちょっとずつで、いい。取り組もう。
 ひとまずこの本を棚におさめた。

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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新兵器第2弾! トラウマ解放エクササイズとは [2014年10月18日(Sat)]

  ◆続・クローン病中ひざくりげ(95)
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 あの本を読んでからというもの、いろいろな記憶が湧きあがるようになった。――

 父いわく、
「おめえは女の腐ったような奴だ!」
 母いわく、
「お母さん、ほんとは女の子が欲しかったの。じろくんが女の子ならよかったのにねえ」
 クラスメイトいわく、
「おまえ、なんでいるの? いて損〜♪ 生きてて損〜♪」
 精神科医いわく、
「人から言われた評価を、自分の評価にしてしまったんですね」

 ――取り組むべき課題は、わかった。が、「許しのプロセスに必要な時間を、充分自分に与えましょう。(中略)許しに至るまで、本当に長い時間がかかる場合があります」
 そりゃ、時間がかかるだろう。ゆっくり治せばいいのだろう。ただ、早く治るに、こしたことはない。
 そこでだ。並行して、これにも取り組むことにした。

 『人生を変えるトラウマ解放エクササイズ』(デイヴィッド・バーセリ著、山川紘矢、山川亜希子 訳)

 まえにも少し書いたが簡単に紹介しておこう。
 この本は、体からのアプローチによって心を治療する方法を書いたもので、オビには「世界36カ国、100万人以上が実践。幼児期に発生したトラウマから、自然災害による心の傷、職場の日常的なストレスまで、幅広く効きます」とある。
 その理論は次回から触れるとして、まずはどんなエクササイズなのかを見てみよう。
 (以下は引用。たいへん長いです。やってみたい方以外はじっくり読まれずとも結構です。だいたいこんなもんか、とサッと流していただければ。)

          ◇

 この運動で最良の結果を得るために、また足やくるぶしが楽に動くように、床が滑りやすい場合以外は、靴とソックスを脱いで行ってください。


 エクササイズ1


【ステップ1】

 肩幅の広さに脚を開いて立ちます。

【ステップ2】

 ゆっくりと体を左右に動かします。両足の同じ方向へ重心がかかるようにします。つまり、片足の内側の側面で立ちます。この姿勢を15秒間保ちます。

【ステップ3】

 反対側に体の重心を傾けます。足はさっきと反対側に重心がかかるようにします。この運動をゆっくりと5回繰り返します。


 エクササイズ2


・Aのやり方(※やり方にAとBの2つの方法があります)

【ステップ1】

 壁に片方の手をつき、体を支えます。そして反対側の足を片手で後ろに持ち上げます。または、片足を椅子の上に乗せて、片足で立ちます。

【ステップ2】

 立っている方の足のかかとをできるだけ高く上げて、つま先立ちになります。疲れてきたら、かかとを床におろします。この運動を10回から15回繰り返します。この運動をするとふくらはぎが収縮して、熱や痛みを感じますが、これは普通のことです。ただ、あまり痛みを感じたら、やめてください。終わったら両脚で立ち、今使った足を激しくゆすって、痛みや熱や疲れを振り払いましょう。今度は逆の足で、この運動を繰り返します。今度も終わったら、両脚で立ち、使った足をゆすって、ふくらはぎの筋肉をリラックスさせます。

・Bのやり方

【ステップ1】

 両足をそろえて立ちます。片方の足に体重のすべてをかけます。もう一方の足はリラックスさせて軽く後ろに引きます。

【ステップ2】

 立っている方の足のかかとをできるだけ高く上げて、つま先立ちになります。疲れてきたら、かかとを床におろします。この運動を10回から15回繰り返します。この運動をするとふくらはぎが収縮して、熱や痛みを感じますが、これは普通のことです。ただ、あまり痛みを感じたら、やめてください。終わったら両脚で立ち、今使った足を激しくゆすって、痛みや熱や疲れを振り払いましょう。今度は逆の足で、この運動を繰り返します。今度も終わったら、両脚立ちになり、使った足をゆすって、ふくらはぎの筋肉をリラックスさせます。


 エクササイズ3


 この運動にはやり方が2種類あります。この運動は足にストレスを与えるためにとても役に立つ方法ですが、膝に問題を抱えている人は痛くて難しいかもしれません。この運動をする時は、体を曲げて床に手をつける代わりに、椅子の背につかまるか、壁に両手をついて、運動をやさしくすることもできます。椅子や壁を使ってもうまくできない時は、この運動はしなくてもかまいません。次の運動に進んでください。

・Aのやり方(※やり方にAとBの2つの方法があります)

【ステップ1】

 ゆっくりと体を曲げて、両手を床の上に置き、片方の足を後ろ側に上げて片脚立ちになります。

【ステップ2】

 次に、床についている足の膝をできるだけ深く曲げます。

【ステップ3】

 曲げた足をまっすぐに伸ばします。この運動を10〜15回繰り返します。あなたの脚の強さに応じて行ってください。足を替えて、同じ運動を行います。

・Bのやり方

【ステップ1】

 バランスをとるために壁に手をつくか、椅子の背もたれにつかまります。片方の足に体重をかけ、もう一方の足は少し後ろに引いてリラックスさせます。

【ステップ2】

 体重をかけた足の膝をできるだけゆっくりと曲げます。そしてまた伸ばします。この運動を5回繰り返してください。次に足を替えて同じ運動をします。


 エクササイズ4


【ステップ1】

 両脚を開いて立ちます。脚の内側の筋肉にストレッチを感じるまで両脚を広げます。

【ステップ2】

 前にかがみ、両手を床につけます。手がつかなくても自分が無理なく曲げられるところまで前屈します。太ももの内側の筋肉(内転筋)と膝の後ろ側(ひかがみ筋)が伸びるのを感じましょう。この形を保ち、大きく3回深呼吸をします。

【ステップ3】

 ゆっくりと、床についた両手を片方の足の前に動かしてゆきます。そこで動きを止め、ゆっくりと3回深呼吸をします。

【ステップ4】

 今度は、両手をもう一方の足の前に動かしてゆきます。再び、この形を保ち、3回深呼吸をします。

【ステップ5】

 次に、両手を両脚の間から体の真後ろに動かします。そこで動きを止め、3回深呼吸をします。足が震えてくるかもしれません。そのまま震えさせましょう。この運動を終えたら、ゆっくりと立ち上がって元の姿勢に戻ります。


 エクササイズ5


【ステップ1】

 次の動きの準備のため、両手のひらをお尻のすぐ上の背中の下部に当てます。

【ステップ2】

 骨盤を少し前方に突きだし、ゆっくりと背中を後ろにそらせます。太ももの前側にストレッチを感じます。この形を保ちながら、ゆっくりとした深呼吸を3回します。あまり後方にそらせすぎないようにしてください。軽くそらすだけで十分です。

【ステップ3】

 ゆっくりと腰を右か左にねじり、後方を見ます。この姿勢を保ちながら、ゆっくりと3回深呼吸をします。

【ステップ4】

 今度は反対側の後方を見るように腰をねじります。この姿勢を保って、ゆっくりと3回深呼吸をします。

【ステップ5】

 最後に、立った姿勢に戻ります。背中を少し後ろに曲げたまま、この姿勢を保ち、ゆっくりと3回深呼吸をします。


 エクササイズ6


【ステップ1】

 壁に背中を押しつけて、椅子に座った格好になります。こうすると、脚の上側の筋肉(大腿四頭筋)にストレスを与えます。楽な姿勢をとってください。
壁につけた背中が高すぎたり、低すぎたりしないようにしてください。足の位置が膝より前に出るようにします。2〜3分そうしていると太ももの筋肉が硬くなり、熱くなって振動し始めます。筋肉が少し痛くなってきたら、壁についた背中を5センチほど上にずらします。すると揺れが強くなり、痛みが弱まります。この姿勢でまた痛くなったら、さらに5センチほど上にずらします。脚に震えがきて、しかも痛みのない姿勢を探してください。

【ステップ2】

 揺れ始めたら5分間揺らし続けます。次に壁から離れて前屈します。手を床につけたまま、膝を少しだけ曲げます。多分、揺れがひどくなります。2〜3分間、そのままの姿勢を保ってください。


 エクササイズ7


【ステップ1】

 床に横になり、両足の裏をぴったりとつけ、膝をリラックスさせて、できるだけ脚を広く開きます。

【ステップ2】

 骨盤を床から5センチほど1分間もち上げます。その時、膝は広げてリラックスさせます。腕はどのようにしてもかまいません。頭の上、体の横、お腹の上など、どこに置いても結構です。自分が心地よい場所に置いてください。

【ステップ3】

 骨盤を床におろします。そして、膝を開いたまま、1分間リラックスします。脚が震えたり振動したりするのを感じ始めるかもしれません。

【ステップ4】

 両膝を5センチくらい最初の位置から狭めて、両膝頭を上に上げます。この姿勢を2分間続けます。揺れが強くなるかもしれません。その揺れが快適であれば、振動し続けてください。もし不快に感じたら、いつでも両脚を伸ばし、床の上でリラックスしてください。

【ステップ5】

 両膝をさらに5センチ近づけ、振動が脚全体に来るようにします。振動はもっと強くなります。もし不快に感じたら、両脚を伸ばし、床の上でリラックスしてください。両膝をさらに5センチ近づけ、振動し続けます。これ以後は、心地良い間、体が揺れ続けるままにして大丈夫です。

【ステップ6】

 次に、足底を床に平らにつけて、両膝は少し開けたままにします。振動は続きます。振動が骨盤と背中の下部分にも広がります。振動が長く続けば続くほど、深い慢性の緊張がより多く解放されます。疲れてくるかもしれません。一度で緊張のすべてを解放しようとしないでください。適当な時間の長さの運動量が体に合っています。もし体に疲れを感じたら、15分以上は続けないでください。15分を超え、疲れたと思ったら、いつでもやめてください。運動をやめる時は、脚を床の上にまっすぐに伸ばします。その後、横向きになって背中を丸めて休んでもかまいません。脚と骨盤の筋肉が楽になったら、ゆっくりと注意深く起き上がってください。


 (デイヴィッド・バーセリ『人生を変えるトラウマ解放エクササイズ』

          ◇

 ――以上である。
 では、なぜこれでトラウマが治るのか?

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 また手抜きをはじめたわけでは……。





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トラウマを覚えているのは脳ではない? [2014年10月28日(Tue)]

 このまえ、わたしの電子書籍が出ました〜とお知らせしましたが、わたしにはひとつ疑問がありました。
 「これ、売れるんかいなあ」。
 なにしろいちど絶版になった本だ。松井二郎という、どこの誰とも知れぬ男の、しかも“朝食を抜け”って本が、売れるんでしょーか。と心配していたのですが……。
 「ん? なにこれ」
 こんなサイトを発見。

  コミックシーモア
  「美容・ダイエット(暮らし・生活)ランキング」

 電子書籍が売れ筋順にランキングされていて、いまこの原稿を書いている現在(10月20日)……なにーっ! ランクインしてる!
 14位ぃぃぃー?
 う、売れてますやん!
 いやあ、これはうれしい。それと、ホッ。なんか、旅に出たわが子が、よくやってるってかんじ(笑)
 ちなみに上記サイトはスマホとタブレットのみ対応で、専用端末(アマゾンKindleなど)では読めません。
 アマゾンKindle版はこちらです。

 『朝食を抜くと、なぜ健康になるのか?』
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/B00NBHXDUS/jironosyosai-22/

          ◇

 では前回の続きをどうぞ。




 ◆続・クローン病中ひざくりげ(96)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 前回紹介したエクササイズ、名称はTREといって、トラウマ・リリース・エクササイズの略らしい。このリリースというのは、釣った魚をリリース(解放)する、のリリースだろう。で、「トラウマ・リリース・エクササイズ」。ほっほー。名前がいいじゃん。

 さて、前回はサラッと読み流された方がほとんどであろうが、あの運動をすると、足が勝手にピクピク動きはじめるのである。それが軽度のストレスから重度のトラウマまで癒すというのだ。なぜそんなことができるのか?
 逆にいうと、なぜ、このような運動でなければストレスやトラウマを癒すのに時間がかかってしまうのか?
 さっそく本の中身を読んでいこう。――

 (以下は引用)

          ◇

 トラウマを作り出す体験は(中略)邪魔なものであり、私たちは受け止めきれないために、その体験は全体としてではなく、断片的な印象として取り入れられます。情報が断片的に脳に持ち込まれると、その情報は感覚を受け取る脳の部分(感覚野)に断片のままため込まれます。問題は、この脳の部分が今や、感情や記憶と関連付けてから知識の場へと送られる必要がある巨大な情報を持ってしまった、ということです。
 こうした情報はそのまま感覚野に残されている間は、混乱して癒されないままになっています。何年もたってから、そのトラウマを作った事件の刺激と同じようなことに出遭うと、その事件の記憶が呼びさまされて、私たちはまるで今またその事件が起こっているかのように感じます。こうした未処理のままため込まれた感覚こそが、過去を突然思い出したり悪夢を見たりする原因なのです。(中略)

 加えて、トラウマが入り込んでくる体の部分を普通の意識から切り離して感じなくする能力を私たちは持っています。気や血液が循環するのを制限して、文字通り、体のその部分を切り離してしまうのです。体のその部分がもたらす情報を脅威と認識するがゆえに、このようなことが起こります。血液が通わなくなった筋肉は痙攣(けいれん)を起こし、ひどい痛みを引き起こします。何かのきっかけがあると、あたかもトラウマが再発したかのように、この症状が再発します。トラウマに遭った時に収縮した筋肉は、この収縮を再現します。(中略)
 昔のトラウマを喚起しやすい状態で生きていると、すでに収縮した筋肉を繰り返しさらに収縮させて、筋肉の炎症が起こることがあります。指のこわばり、肩や首の痛み、首の関節の不調、偏頭痛などの症状がそれです。

デイヴィッド・バーセリ『人生を変えるトラウマ解放エクササイズ』

          ◇

 「筋肉の収縮」。これがカギだ。今後もたびたび出てくるキーワードなので覚えておいていただきたい。
 トラウマといえば、頭の中の問題と私は思っていた。それが、頭だけでなく、筋肉にも刻み込まれてしまっていたとは! だからカウンセリング的手法だけでは足りなかったのだ。
 トラウマを癒し切るには筋肉に入ったトラウマを除かねばならぬ。

 では、どんなプロセスでトラウマは筋肉に入ってしまうのか?
 続きを読もう。――

          ◇

 私たちが抱えている感情的な痛みは頭の中だけでなく、筋肉の中にも刻み込まれています。
 激しい戦闘が行われていた時期のレバノンに住んでいた時、私は住民の避難を禁じる党派が支配している地域に迷い込んでしまいました。そして爆撃を受けて見捨てられた校舎の地下室に避難して、数週間、7人の人々とともに過ごしました。(中略)ある日、戦車と迫撃砲による激しい戦闘が起こりました。戦いは丸一日続き、この校舎に隠れていた私たち8人は、一日中、地下室の床に座り、壁にもたれて膝を抱えていました。砲撃の間、何発もの迫撃弾が3階建ての建物を直撃しました。弾が命中するたびに、建物全体が揺れ、爆発音が建物中にこだましました。
 どんなに爆発に慣れていても、爆発音が聞こえるたびに、私たちは本能的にさっと胎児のように体を丸めました。この反応は無意識のうちに起こりました。大きな爆発音の激しさに対する自動的な反応だったのです。(中略)爆弾が爆発した時、私は自分が見ている情景にびっくりしました。私たちは一人残らずびくっとし、すぐにまったく同じように身を縮めたのです。まるで、何回も練習した見事な踊りを見ているかのようでした。
 私たちはこれを一日中繰り返していたのに、その時やっと、自分たちの反応の正確さに気づいたのでした。びくっとした瞬間から体を縮めて胎児の姿勢をとるまで、私たちの動きは完全にそろっていました。自分が非常に明白な何かを偶然発見したことに私は気づきました。それはあまりにも明白すぎたために、それまで注意を向けてこなかったものです。私たちはみな、偶然でもでたらめでもない一つの行動パターンを演じていたのでした。
(同)

          ◇

 この、恐怖に直面したときすべての人に共通して起こる行動パターンが、トラウマを筋肉に刻んでしまうというのである。
 これがトラウマは頭の中だけの問題ではないという所以(ゆえん)だ。

 さらに続きを。――

          ◇

 なぜ、体はこの特別な動きをするのでしょうか?
 なぜ、他の動きではないのでしょうか?
 また、人によって別々の動き方をしないのでしょうか?
 いっせいにしかも正確にこの動きをすればいいと、どうして私たちはみな知ったのでしょうか?
 私たちの遺伝子には、自分たちを守るための反応が組み込まれているということに、校舎の地下室でのこの出来事によって、私は初めて気がつきました。これは、危機に瀕した時にすべての人間が行う原初的な反応なのです。
 マッサージセラピストとして、私はこの動きを行うためにどの筋肉が使われるのか、研究することにしました。どのように脳と体はこの特別な動作を行うのでしょうか?(中略)

 体を傷つけられる危険が迫っている時、脳は一瞬のうちに生き残るチャンスを増すための体の動きを発動させます。まず、脳は何かを脅威として認識します。そして必要な器官に、危機を生き延びるために必要なホルモンを出すように命じます。このホルモンは次に体の筋肉に送られて、そこを守る働きをします。
 ストレスに満ちた出来事にさらされた筋肉の反応は収縮することです。トラウマを体験すると、体の前側にある屈筋という筋肉を収縮させて、この動きを行います。この筋肉が収縮すると、体の後ろ側にある伸筋という筋肉が伸びます。屈筋の収縮と伸筋の弛緩の組み合わせによって、体を極限まで曲げることができます。そして「傷つきやすい柔らかい部分、生殖器、重要な内臓、目、耳、鼻、口のある頭を守って安全を感じられる胎児の姿勢」になるのです。

 人間の下腹を守るために収縮する主要な2つの屈筋は大腰筋です。この原始的な筋肉は仙骨の第3椎にあって、衛兵のように人間の体の中心を守っています。大腰筋は背中を骨盤と脚につなげています。この筋肉はそれを担っている唯一の筋肉です。また、この筋肉は5つのすべての椎間板をつないでいます。危機に遭遇すると、私たちは安全のために体を縮める必要から、次のステップへと自然に移行し、脳に深くため込まれた体を守る動作が自動的に発動して、こうした筋肉を収縮させます。大腰筋が収縮して体を前に引っ張ると、この動きに対抗しようとして2次的な筋肉の収縮が起こります。同時に、起立筋が体をまっすぐ保とうとして後ろに引っ張ります。この2つの相反する緊張が脊柱の下部を一緒に引っ張り、脊柱を圧迫します。この圧迫が長い間続くと危険な状態になります。もし、この緊張が長く続くと、最終的には肩や首の痛みを引き起こします。

 このトラウマによる収縮を治すには、こうした筋肉の緊張を解きほぐしてリラックスさせる必要があります。ひどいストレスやトラウマ体験の後では、マッサージを受けたり、お風呂に入ったり運動をしたりすると、体を健全な状態に戻すことができるとされています。しかし腰の筋肉のトラウマによる緊張となると、そういうわけにはいきません。(中略)トラウマに対する体の反応は、私たちの骨格筋の状態と機能を変えてしまいます。そしてそのような変化が解除されずにいると、さまざまな慢性的な緊張を引き起こして、ついにはさらなる体の不調や病気を作り出します。ストレス状態が終わっても、筋肉がリラックスした状態に戻らないでいると、その筋肉は特に刺激に対して敏感になり、より微細なストレスにも不安を感じるようになるのです。こうした筋肉のストレスに対する反応を断ち切ることは、とても大切です。

 心理学は私たちの心理を理解するために、多くの貢献をしています。しかし、科学が進歩するにつれて、トラウマから回復するためには心理学的な対処法だけでは限界があるということが、分かってきています。心理学は頭の中にあることを扱っているからです。(中略)最近の研究では、これまで考えられていたよりも、体がずっと大きな役割を果たしていることが分かり始めています。そのために、脳のバランスをとるための身体的なテクニックが重要視されてきているのです。小脳扁桃を閉じて、脳にため込まれたままのトラウマ信号が表面に浮かび上がるようにするテクニックです。
(同)

          ◇

 そのテクニックこそ、このまえ読み流していただいたTRE、トラウマ・リリース・エクササイズなのだ。
 トラウマが筋肉に刻まれるこの過程を解明したのもすごいが、それを解放できるとは、TREって、かなりすごいのでは?

 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 TRFとまちがえそうだが。





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