新連載スタートなのダ☆ [2010年10月18日(Mon)]
腹8分のエサで育てたマウスは、腹いっぱい食べさせた マウスよりも、1.6倍も長生きします。 70歳まで生きる人なら、112歳まで寿命がのびる計算です。 「少食にできないよ〜」と嘆くことなかれ。 腹いっぱい食べないだけでも、 すごい効果がありますよ ☆ ◆ くろーん病中 膝栗毛(ひざくりげ)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ こんなメルマガを出していると、 ときどき 「松井先生」 なんて言ってもらえることがあって ウレシイんですが、 私は、医者でもなんでもなく、 甲田光雄先生の弟子でもなくって、 【 クローン病 】を治そうと、甲田先生に 助けを求めたフリーライターにすぎません。 しかも、クローン病、まだ治ってない(汗) そしてご存知のとおり 甲田先生は亡くなってしまいました。 【 クローン病 】は、常識では不治の病と されています。 そこで私は、 「ふーん。そんじゃ、非常識になれば、 治せるんじゃないの」 とシンプルに考え、 甲田療法を中心にクローン病を治していく 取り組みを、 このメルマガでお伝えしていたのですが、 ここしばらく、話をしていませんでした。 いちばん最後に書いたのは、 え〜と、 2008年の12月か。 ということは約2年間、クローン病の ことを書いていませんでした。 これまでのあいだ、松井は何をしていたのか? いま、クローン病はどうなっているのか? 2年前に戻って、お話ししようと思います。 ……いや、やっぱし、もうちょっと戻って、 松井がクローン病になったあたりから書きます。 それでは はじまり はじまり☆ ◇ 忘れもしないのは「ドーナツ事件」だ。 いまから7年前になる。 他の部署はすっかり人もいなくなり 電気も消え 闇のようになっていたが、 わが情報システム部だけは全員が帰宅せず、 こうこうと輝く蛍光灯の下で 各自パソコンのモニターを睨(にら)んでいた。 「ハラへったぁ〜」 まだ2、3時間は帰れないな。ちょっとだけ、 何かつまんでおこう。 キーボードから手を放し、席を立った。 会社のとなりのコンビニで、ヤマザキの 4コ入り100円のドーナツを買って戻った。 口に入れると、安っぽい砂糖と油の味が 舌のうえにひろがる。 再びモニターを見つめながら、4つとも平らげた。 会社を出るころには、街灯が照らす道路は ひと気もまばらになっていた。 これから地下鉄を乗り継いで帰宅するのだ。 その最後の乗り継ぎの駅。 構内を歩いていたら、急に腹が痛くなってきた。 同時に猛烈な便意がもよおす。 一刻の猶予もない。 最寄りのトイレに向かった。 腹の痛みが脳天に突きあげてくる。 便意がますますひどくなる。 トイレについた。 あいている。助かった! トイレから出た私は、顔面蒼白に なっているのが自分でわかった。 「ちっくしょ、あのドーナツだ。くっそ〜、 ヤマザキ、ひでぇもん食わせやがって」 砂糖と酸化した油のかたまりも悪いが、 もっと悪いのは自分の腹だったことを、 私はまだ知らなかった。 (つづく) ◆ 編集後記  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 『くろーん病中膝栗毛』というタイトルは、 あの古典からとりました。 深い意味は何もなくって、たんに語呂でつけたんですが。 それにしても『東海道中膝栗毛』は名作だよね。 あの弥次さん喜多さんの かけあいがたまらないよ。 おれ、読んだことないけどさ。 |