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松井 二郎
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がん特集あとがき 〜真の対策を [2021年12月28日(Tue)]




 こんにちは。松井二郎です。
 ことし最後の記事となりました。
 がん特集のあとがきをもって、ごあいさつにかえます。

     ◇


   ‐あとがき‐


 マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公のひとり
東方杖助(ひがしかたじょうすけ)は、
あらゆるものを「治す」能力を持っている。
壊れた物でも傷ついた動物でも、
どんな大けがを負って肉体が損傷した人でも、
触れれば一瞬で元どおりに戻すことができた。


 ある日、杖助は自宅で敵の襲撃をうける。
祖父が血を流して倒れていたのだ。
ピクリとも動かない祖父をみて動揺しながら、

 「心配ないゼ。ちょっとしたキズだ。
こんなキズぐらい簡単に……」

能力をつかうと血は止まった。

ところが祖父は目をあけない。

「そんなハズは……
目をさますはずだ。
じいちゃんのこのキズは完全に治った……」


 うろたえる杖助に、
もうひとりの主人公である
空条承太郎(くうじょうじょうたろう)が
つぶやくように諭す。

「人間は何かを破壊して生きていると
いってもいい生物だ。
その中でおまえの能力は
この世のどんなことよりもやさしい。
だが……
生命が終わったものはもう戻らない」


 がんを治そうとする努力はこれと似ているようにおもう。


 がんを寿命と認識するならどうすることもできないが、
がんを病気と解釈するなら、治そうとすることはできる。

「心配ないゼ。ちょっとした病気だ。
こんながんくらい簡単に……」

と、闘うことができる。


 人は闘いが好きである。
マンガが連載された「少年ジャンプ」でも
人気が高いのはほんわかホームドラマよりも
熱血バトルマンガで、
この『ジョジョ』もバトルマンガだ。

 闘うことは、カッコいい。
がんとも闘うのがカッコいい。
そういう先入観が存在している。

 闘って治るものなら、存分にバトルしたらよいが、
死んだ人を生き返らせることができないように、
「寿命としてのがん」は治せない。
その寿命になるように生きてきた人生は戻らない。


 がんは壮絶な闘いをした末に死ぬもの、というイメージが
ドラマやドキュメンタリー番組で定着しているから、
がんは恐れられている。

だが近藤医師によると――


 「がんと闘うといっても、その相手はがんでないことが多いのです。
たとえば、がんの転移による痛みの場合には、鎮痛剤を飲んだり放射線治療をすればいいわけですが、
それは闘うというイメージとはほど遠い対処法です。

しかし中には、疼痛(とうつう)を緩和するためにと化学療法を勧める医者もいます。
ところが抗がん剤では、痛みが取れることが少ない反面、副作用や毒性が襲ってきます。
その場合には、がんと闘っている感じになりますが、
それは用いた手段が抗がん剤であったからで、患者は副作用や毒性と闘っているわけです。

またたとえば、初期の胃がんで胃切除術を受けると、
合併症や後遺症に見舞われ、日常生活は不便で苦しいものになります。
これもがんと闘っていると表現されるでしょうが、
手術前には不便や苦痛は一切なかったわけで、
それらは手術がもたらしたものです」

(近藤誠『がん治療総決算』)



 死ぬときがやってきたことを、
認めず、
抗(あらが)うから血を流すバトルになる。

 がんは「あなたの寿命がきましたよ」という宣告のようなもの。
だから、告知されるとショックをうける。


だが考えてみると、これはおかしい。

生まれたときから、死ぬことはわかっていたはず。

それを、あなたは死にますよと言われてショックを受けているのだ。

「あなたは、がんです」と言われてびっくりしているのは、
「あなたは、人間です」と言われてびっくりしているのと同じ。


 がんが怖いのではない。
死が怖い。

 怖さをごまかすための対策をし、
余生を苦しむことに使うのでなく、
真のがん対策が必要だ。


 真のがん対策とは、
がんになる前に死ぬ準備を終えておくこと。

 いつ死んでも、わが生涯に一片の悔いなし。
いまこの瞬間に死がやってきても、大安心。大満足。
そんな自分に、生きているうちに、なっておくことである。

(がん特集  完)




  ◆YouTubeいかがですか
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 よかったら松井が結論として発表している動画シリーズをご覧ください。

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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 それでは、松井も冬休みに
入りますので、

記事はしばらくお休みです。

 ちょっと長めに休みをとらせて
いただきます。
ムフフなことをたくらんでいるので。

 休みといっても、メルマガをお休みするだけで、
ずっと仕事してます。
6年間の「ほぼ寝たきり」から回復したので、
休んでおれなくってね。
いろいろ急がねば。

 ムフフな企みは、1月末くらいに発表できるでしょう。ムフフ。


 それでは

ことし1年

ほんとうにお世話になりました。


よいお年を!!





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