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松井 二郎
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すべてのがんに応用可能な2つの原理、の続き [2021年05月20日(Thu)]




 こんにちは! 松井です。
 メールをご紹介しますね☆


> 「プロテインを飲むと腎臓が悪くなる。」
> いや、私も知らなかったんですが。
> 最初思ったのは
> 「松井さんでも知らないことあるんだ」
> ということで。
> ずっといろいろと教えてもらってばかりだったので。
> YouTube で今、見ている人が食生活について
> 語ってくれました。
> ほとんど知ってることでした。
> 松井さん、ありがとう。
(サガさん)


 こちらこそありがとうございます! 
いやー
知らないことだらけですよ。

前回書きましたとおり、松井は
ボーッと生きていて、
あー だから病気になったんじゃん
と気がつき、

「バカとブスほど東大へ行け!」とドラゴン桜の
桜木先生に尻を蹴られて覚醒した学生のように、
あわてて勉強しだし、

その成果を発表している場が
このメールマガジンであります。
そもそも出発点が低いんでー。

 メールの続きは編集後記にて。


      ◇

 がんになったらどうすればいいか、の続き。

がん、といっても
できる部位によって
体に起きることがまったく
ちがってくるので
対応もさまざまになります。

とてもすべては把握できない。

 しかし、
近藤誠医師は
「すべてのがんに応用可能な2つの原理」
があると言います。

 2つとは、

「なるべく臓器を残す方向で考えたらよい」
「化学放射線療法を行う場合には、同時併用がベター
(化学療法は単独では効果を発揮できない)」。

 なお化学療法とは抗がん剤のこと。
固まりがあるタイプのがんに
抗がん剤のみ使うのは苦しむだけなんですね……。

 ここまでが前回の話でした。


 では
この原理原則が、
ほんとうにすべての
がんに当てはまるのか?

 特集の冒頭でとりあげた
中村勘三郎さんと なかにし礼さんの
【食道がん】
を見てみよう。

 中村勘三郎さんは手術の直前に
仲間とゴルフをするほど
お元気だったわけですが――

(以下は引用)


       ◇

 「日本では、手術できるケースには、当然のように
食道全摘術が行われてきました。
しかし食道全摘術は、手術による死亡率や合併症・
後遺症の程度・頻度が高く、
術後の生活の質も極めて悪いのでした。
この面で、食道を残す放射線治療の優位は疑うべくも
ありません。


 治療後の生存期間(率)はどうなのか。
手術と放射線治療を比べる
くじ引き試験が実施されていないので、
断定は困難です。

しかし欧米では以前から、
手術可能なケースでも放射線治療が多々
行われてきました。
つまり欧米では、手術と放射線治療の
どちらが生存期間が長いかは不明だと
考えられていたのです。


 やがて米国で、放射線治療と化学放射線療法を比べる
くじ引き試験が行われ、
化学放射線療法に軍配が上がりました。

進行期の食道がんを対象とした試験ですが、
その影響は比較的初期のがんにも及び、化学放射線療法
で治療される食道がん患者が増えています。

日本でも、比較的初期のものから進行期のものまで、全部
を化学放射線療法で治療する病院も出てきています。
私見では、その方針で十分だと思います。


 ただし、化学放射線療法は手術よりベターであっても、
無害ではありません。

抗がん剤を使うために、白血球が減少して感染症になったり、
食道炎、肺炎、心膜炎などの放射線による副作用や障害も
増強します。

がんが消失したのに、食道が細くなってしまい食事の摂取が
困難になる人もいます。

治療による死亡率も、
化学療法の内容や患者の体力にもよりますが、最悪の場合
5%〜10%程度をも覚悟すべきです。

それでも、化学放射線療法は手術よりベターといえるの
ですから、食道全摘術の激烈さを物語って余りあります。

高齢者や重要臓器の機能低下がある人は、抗がん剤を使わず
放射線だけで治療することを検討するとよいでしょう。


 初期の食道がんでは、内視鏡的粘膜切除術をします。
手術と言われたら、内視鏡的粘膜切除術を数多く手がけて
いる病院を探して、セカンド・オピニオンを得ましょう。
それでも施行できないと言われたら、
手術ではなく、化学放射線療法か放射線単独治療を検討
されるとよいでしょう。

また、初期の食道がんでは、無治療・様子見でも十分な
ことがあります」

(近藤誠『がん治療総決算』
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167620073/jironosyosai-22/

       ◇


 中村勘三郎さんは、手術(食道全摘)を受けたあと
亡くなった。
なかにし礼さんは
"重粒子線" という放射線治療の一種を受け、
生き延びた。

 原則がそのまま当てはまっています。
どうやら
あの2つの原則さえ覚えておけば、
どの臓器のがんになっても
なんとか対処法を決められそうだ。

 ああ、それにしても、
最後の一文。

「また、初期の食道がんでは、無治療・様子見でも十分な
ことがあります」。

そうすれば中村勘三郎さんはいまも
お元気だったのかもしれない。


  ◆まとめ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  食道がんの場合も、原則どおりの対応でよい。
  すなわち、
  食道全摘術は、手術による死亡率や合併症・後遺症の
  程度・頻度が高く、術後の生活の質も極めて悪い。
  食道を残す放射線治療が優位。
  放射線治療と化学放射線療法とでは、化学放射線療法
  がよい。


 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 メールの続きです☆

> Twitter で血液検査の結果を見ました。
> よかったですね。
> お祝いを、と思ったもののいまだにTwitterは
> よくわからなくて。


 ありがとうございます! 
そうなんですよ。
ボーッと生きててすみませんでしたな私も
おかげさまで
過去最高に良い数値が、
今月の検査で出ました。

  CRP 0.2 mg/dl
  (あと0.1下がれば正常値)
  リンパ球数 18%
  (ついに正常値達成!)

勉強の力は偉大ですねー。

 メールの続き。


> 一つ気になることがあります。
> 新型コロナウイルスの変異種。
> 私も最初に聞いた時
> 「ウイルスってそもそも変異するものだけど?」
> とまず思いました。
>
> そして、生物学(なのかな?)的には
> 「感染しやすくなると重症化はしにくくなる」
> 宿主が死んでいてはウイルス、広まれませんよね。
> だから何を騒いでるんだ? と。
> 実際のところはどうなんでしょうね。
> 一つ考えられるとしたら。
> 自然に発生したものではない可能性もなくはなく。
> そうしたら、感染しやすく重症化しやすい、ことも
> なくはないのかな?
>
> 単純な疑問です。
> もし、意見を聞けたら嬉しいなと思って。


 うん、ぼくも わかんない。 笑

 ウイルスは数時間で進化するため
常にこれまでのデータが通用しません。
だから
近藤誠医師のがん治療の原則のように
原則をおさえるしかない。

すなわち、
「免疫を正常にしておくことが唯一にして最強の対策」。

ことばをかえれば
ストレスを減らし
薬物を飲まず
栄養とっとけってことですね。

それでも症状が出てしまったら
やはり免疫を信じてひたすら休んでいるしかない。
ただし
合併症で死ぬ危険があるとき
救急医療は受ける。
確かに言えることは、これだけです。

あとは、
騒いだってしょうがないし、
むしろ
騒いでいまのような間違った対策をすると
国の血流を悪くして
国民が死んでいくだけです。


> ワクチンなんて怖くて打てません。
> 最後まで逃げるつもりでいます。
>
> 本当に、今の状況っておかしいですよね……

(サガさん)

 同感です。
 今回の騒動は、間違った医療が間違った結果を生むことをあらためて教えてくれます。





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