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松井 二郎
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このお医者さんに嫌われたらどうしよう [2021年04月26日(Mon)]




「あの子あんたのことこう言ってたよ!」
「えーまじで?」
 まじでない可能性があります。

 がんについても同じで、
ていうかすべてのことが同じで、
情報のかたよりが危機をまねく。
がんの宣告を受けたら、どうする? 
セカンド・オピニオンを聞こう!

 ただ、
医者同士も人間関係があるので、
同じ病院内では正直な意見が聞けない。

「セカンド・オピニオンは、
病院を替えて、
そして診療科目を異にする医者に聞くのが
原則です」
と近藤医師はいいます。

 診療科目も変えるの?
病院を替えるのはわかるけど……。
理由は
「外科医を何人訪ねても、手術の話
しか聞けないだろうからです」。

ただし、
「手術を受けることは決めているけれども
執刀医を探すために別の外科医を訪ねる」
というのなら
ありだよ。

 というのが前回の話でした。
 では、その続きー。


       ◇

 「セカンド・オピニオンを得る場合には、担当医に『これまで
の検査結果を貸してください、紹介状を書いてください』と
頼みましょう。
それがないと、行った先の病院で、一から検査することになります。

ただ患者には、
別の医者に診てもらいたいなどと担当医に言ったら、担当医の
ところに二度と戻れないのではないか、
との心配が生じます。

しかしセカンド・オピニオンは、担当医との絶縁状ではありません。
セカンド・オピニオンを得てから、元の担当医のところに戻って
一向に構わないのです。

担当医が診療を拒絶することもありません。
なぜならば、医者は概して自意識過剰なので、
別の医者の意見を聞いた患者が自分のところに戻ってくれば、
優越感をくすぐられるからです。

またもし、セカンド・オピニオンを得たあと手術以外の治療法や
別の外科医になりそうであれば、
担当医の顔色をうかがう必要はなおさらないわけです。


 このように情報収集をしている間に、1か月や2か月は
すぐ経ってしまいます。
それで病気が進行するのではないかと、患者・家族は
気が気ではないでしょう。

しかしここでも、がんの成長速度を思い出すべきです。
固形がんでは成長速度からみて、1か月や2か月で手遅れに
なることはまずないのです。

診断から少し時間が経つのは、悪いことばかりではありません。
時間が経つうちに、がん告知のショックが和らぎ、心が落ち着いて
くる人がほとんどで、考えがまとまりやすくなるからです。

また、2か月、3か月と経ったのであれば、
もう一度検査してもらって病変の大きさを調べ、初回の検査
データと比較することもできます。
その対比結果は、無治療・様子見という選択肢を検討する際の
重要な材料になるはずです」

(近藤誠『がん治療総決算』
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       ◇


 「あなたはこうしないとこうなる」
と、
担当医に言われるたびに苦痛だった。

 わたしはクローン病をずっとやっているので、
担当医との人間関係というのがある。
考え方がちがっても、
なるべくならうまくやっていきたい。
医者と患者ではあるけど、人どうしでもある。
けんかはしたくないし、いい関係でありたい。

でも、
医者とは最後まで仲良くできたけど
病気は悪くなりました、
では笑えない。
自分の意思はつらぬかなければ。
それでも医者を目のまえにすると
この人との関係を大切にしたいと思ってしまう。

 「いや、この人間関係はいつまでも続くものではないんだ」

 むしろこの人にむだな罪をつくらせないように、
わたしのほうから、離れよう。
そっと離れた。

離れてみたら、
新しい医師と新しい人間関係ができ、
それが良好で、
あのときの担当医と一生添い遂げるつもりで
いた日々が
遠い記憶のかなたにうすらいだ。

 なお、離れて2年たつが
その医師が「こうなる」と言った経過はたどっていない。


  ◆まとめ
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  セカンド・オピニオンは、担当医の顔色を
  うかがう必要はない。紹介状も遠慮なく
  書いてもらう。
  情報集めをしているうちにアッというまに
  1〜2ヵ月過ぎるが、それもまたよし。
  「無治療・様子見」の判断材料ができる。


 (つづく)




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 ◆ 編集後記
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 すべてが変転していくのでいまの人間関係に気を病む必要はない。





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